はななはさんの作文は、フィクションとノンフィクションの違い(ちがい)やそれぞれの良さについて深く考え、自分の意見をしっかりと述べている点がとても素晴らしいです。
特に、フィクションの魅力(みりょく)を自分の好きなドラマや映画の具体例を挙げて説明しているところは、読者にわかりやすく伝わります。
また、『アンネの日記』というノンフィクションの実例を用いて、事実を伝えることの重要性を具体的に示している点もよくできています。
複数の意見がよく書けているので、フィクションとノンフィクションの両方の価値をバランスよく理解していることが伝わってきます。
さらに、ニール・ゲイマンの名言を引用し、単なる事実の伝達以上の意味を考察しているところは、文章に深みを与え(あたえ)ています。
文章のまとめでは、両者の良さを適切に使い分けることの大切さを述べており、総合化の主題がよく書けています。
全体的に論理的で、自分の考えをしっかりと支える具体例や名言が効果的に使われているため、とても読み応えのある作文です。

項目(こうもく)評価】
複数の意見がよく書けています
体験実例がよく書けています(ドラマ・映画の例)
昔話の実例がよく書けています(『アンネの日記』)
名言がよく書けています
総合化の主題がよく書けています

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1232字/800字
思考点:74点
知識点:72点
表現点:76点
経験点:73点
総合点:83点
均衡(きんこう)点:9点

 


■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
 一方, 確か,、だからこそ,。しかし,。だから,。一方,。例えば,が第,しめるため,だから,だと,だろう,と思う,なければ,創ろう,差別によって,教えるから,苛立ちから,逃れるため,

■知識語彙 50種 71個 (種類率70%) 72点
上映,不可能,世界,事実,交換,人権,他人,以外,仮説,作品,利点,到達,創作,加賀,収集,名言,地点,大切,大戦,家族,少女,差別,平和,必要,恋愛,感動,戦争,放送,断片,日常,日記,映画,普通,物語,現実,理解,生活,目的,真夏,真実,簡単,絶対,自分,記帳,誕生,迫害,過言,適切,鑑賞,限界,

■表現語彙 107種 185個 (種類率58%) 76点
 確か,おとぎ話,こと,さ,しめるため,すべて,そのもの,それ,それぞれ,たくさん,とき,ところ,どちら,なか,もの,よう,アンネ,ウソ,エピソード,ゲイ,シンデレラ,ドラマ,ナチス,ニール,ノンフィクション,フィクション,フランク,マン,ユダヤ,一,一つ,上,上映,不可能,世界,中,事実,二,二つ,交換,人,人権,今,他人,以外,仮説,作品,利点,到達,創作,加賀,収集,名言,問い,回,地点,大切,大戦,好き,家族,少女,差別,己,平和,年,形,必要,恋愛,感動,戦争,放送,断片,方,日,日々,日常,日記,映画,普通,書き手,本,核,次,歳,物語,現実,理解,生活,目,目的,真夏,真実,私,竜,簡単,絶対,自分,記帳,誕生,迫害,逃れるため,過言,適切,鑑賞,限界,隠れ家,霧,

■経験語彙 36種 56個 (種類率64%) 73点
おる,しまう,しめる,すぎる,つく,できる,と思う,まとわりつく,もらう,られる,れる,伝える,伝わる,作る,使える,倒せる,創る,在る,奪う,成り立つ,抜け出せる,掘り出す,教える,晴れる,書く,書ける,生きる,続ける,苛立つ,読む,起こる,辿る,逃れる,過ごす,違う,適す,

■総合点 83点

■均衡点 9点
 

ノンフィクションの書き手は(清書)
   中2 はななは(hananaha)  2026年6月4日

 ノンフィクションの書き手は、あるものを映そうとし、フィクションの書き手は、在らしめるために創ろうとする。他人というものはついに、理解することはできないのではないか、という苛立ちから抜け出せる。フィクションには限界があるのではないかという問いにまとわりついている霧が晴れてきた。限界があるのは当然ではないか、という地点に辿りつくのである。一方で、ノンフィクションの書き手にできることは、事実の断片を収集することでしかない。加賀己彦のいう「真実」とやらに到達することは不可能であり、事実の核といったものうぃ掘り出すこともできない。ノンフィクションとは、事実の断片による、事実に関する一つの仮説にすぎないのだ。

 フィクションのように創作をすることが大切なときがある。私は、ドラマの鑑賞などがとても好きだ。そのなかでも、今でももう一回見たいというものが二つある。一つ目は、2023年に放送された『真夏のシンデレラ』というドラマで、二つ目は、2023年に上映された『交換ウソ日記』という映画だ。どちらの作品も恋愛ものであり、フィクションである。この二つの作品以外にも好きなものはたくさんあるが、すべてフィクションだから成り立っていると言っても過言ではない。このような創作がなく、事実ばかりだと、現実には起こらないような「きゅんきゅん」するエピソードも書けなくなってしまう。フィクションを読んだり、見たりすることで、感動をもらうことができる。だから、フィクションで物語を作ることは絶対に必要だと思う。

 一方で、ノンフィクションで事実をありのままに伝えることは大切だと思う。例えば、『アンネの日記』がある。この本からは、「アンネフランク」が第二次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人迫害を逃れるため、家族とともに隠れ家で過ごしており、13歳の誕生日にもらった日記帳に、それまでの日々を書き続けていたことが書かれてい^-@る。この本からは、普通の人の大切な日常も、戦争や差別によって簡単に奪われてしまうということ。さらに、だからこそ平和と人権を大切にしなければならない、ということが一人の少女の生活から伝わってくる。ノンフィクションでの利点は、伝えたいことが違う形で伝えられるというところだと思う。

 確かに、フィクションにもノンフィクションにもそれぞれの良さがある。しかし最も大切なのは、伝えたい目的に適しているものを使えるかということだ。「おとぎ話が真実なのは、竜がいると教えるからではない。竜を倒せると教えるからだ。」という、ニール・ゲイマンの名言があるように、事実を伝えるだけではなくても、生きる上で大切な事実を教えられることもある。どちらの方が良いということはなくて、それぞれの良さを、そのものへ適切に使えることが大切なのだろう。私は、フィクションとノンフィクション、どちらともの事実を自分の、大切なものにしていきたいと思う。