ゆきのんさん、作文を読んで、とてもよく考えられていることに感心しました。
コオロギの鳴き声が人間と虫でどう聞こえているのかという疑問(ぎもん)から始まり、音や味の感じ方の違い(ちがい)について具体的な例を使って説明しているところがとてもわかりやすいです。
特に、あんこの(あま)さについての家族の話を通して、自分の感じ方と他の人の感じ方の違い(ちがい)を伝えているところは、文章に深みが出ていて素晴らしい(すばらしい)です。
「まるで地獄(じごく)みたいだ」というたとえも、気持ちがよく伝わってきて、たとえがうまく使われています。
また、地球平面説と球体説の話を通して、知識(ちしき)現実(げんじつ)の見え方を変えるというテーマをしっかりと説明している点もよくできています。
最後に、十人十色の考え方を大切にしたいというまとめも、作文全体の内容(ないよう)とつながっていて、書き出しの情景(じょうけい)と結びがよく書けています。
ゆきのんさんの考えをしっかりと伝えようとする姿勢(しせい)が伝わってきて、とても良い作文でした。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・わかったことがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 知識と現実の正しさ(20260617清書) na 06月4週 ゆきのん
字数/基準字数:
1099字/500字
思考点:87点
知識点:57点
表現点:61点
経験点:63点
総合点:64点
均衡点:-2点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:92点
知識点:62点
表現点:67点
経験点:68点
総合点:72点
均衡点:-2点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙24種31個77%87点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙29種64個45%57点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙73種160個46%61点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙29種68個43%63点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1099字
 87点
 57点
 61点
 63点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 24種 31個 (種類率77%) 87点
、おそらく,。しかし,。だから,。例えば,いるかも,いる可能,すぎるから,たから,たので,だと,だろう,できるかも,と思う,と考える,ないので,のかも,はおそらく,も考える,も言える,人によって,大きいので,甘いから,私にとって,聞くと,

■知識語彙 29種 64個 (種類率45%) 57点
一致,人間,以外,個人,十人十色,各自,同一,味覚,地獄,地球,変化,外国,大切,家族,平気,平面,日本,日本人,最初,柏餅,現実,球体,理由,知識,範囲,納得,習慣,言葉,騒音,

■表現語彙 73種 160個 (種類率46%) 61点
あん,あんこ,い,いる可能,こと,これら,さ,それ,それぞれ,ただ,とき,みたい,もの,よう,わけ,カーブ,コオロギ,ステーキ,パン,一致,人,人間,以外,例,個人,力,十人十色,各自,同一,味,味覚,地獄,地球,声,変化,外国,大切,好き,好み,嫌,家族,平気,平面,床,性,感じ,方,日本,日本人,昔,最初,柏餅,現実,球体,理由,皿,知識,私,範囲,納得,緩やか,習慣,考え,考え方,耳,色々,虫,見え,言葉,説,音,頭,騒音,

■経験語彙 29種 68個 (種類率43%) 63点
しまう,しれる,すぎる,せる,できる,と思う,と考える,も考える,も言える,られる,れる,わかる,乗せる,似る,入れる,出す,分かる,変える,思いつく,感じる,持つ,楽しむ,生み出す,立つ,聞く,落ちる,超える,違う,食べる,

■総合点 64点

■均衡点 -2点
 

知識と現実の正しさ(20260617清書)
   小5 ゆきのん(akiyura)  2026年6月4日

 コオロギはリーリーと鳴くというが、リーリーと聞こえるのは人間の耳だけで、コオロギにはどのように聞こえているのか。コオロギと人間で耳の構造は全く違うので、同じように聞こえている保証はない。そう考えると同じ人間でも個人個人少し違う音を聞いているのかもしれない。現実の見え方やそれに対する感じ方を変えてしまうものは知識や習慣だ。虫の声を楽しむという習慣が、日本人の耳を少しずつ変化させてきたのだとも言える。

 同じ人間でも全く同じ耳ではないので、それぞれで少し違う音を聞いているかもしれない。それと似ていて、全く等しい味覚を持っていないので、各自違う味を感じている可能性がある。私はそのことを柏餅やあんパンを食べているときの「あんこ」を通して感じた。私ははっきり言ってあんこが好きではない。甘すぎるからだ。しかし、私以外の家族は好きだ。しかも、甘いからだ。このように、同じあんこで、好き、嫌 いの理由は「甘さ」で一致しているが、私は好きな範囲を超えている。だが、私以外の家族はちょうどよい甘さだ。同一の甘さだが、人によって好みの甘さが違うことがわかった。好きな人には悪いが、私にとってあんことは、まるで地獄みたいだと思った。

 知識は現実の見え方を変えてしまう力を持っている。例えば、地球平面説と地球球体説だ。地球平面説は、昔の人はおそらく、「地球が丸いと立つことができない。だから、地球は平面である。」と考えたのだろう。しかし、現実では地球は球体で、地球平面説が正しいのだ。球体なのに立つことができるわけは、おそらく地球は大きいので、カーブはとても緩やかだと考えたからだ。「地球が丸いと立つことができない」という知識が、現実と違う地球平面説を生み出してしまったのだと思った。地球平面説の、「丸いと立つことができない」ということも納得できるが、カーブが平面だと感じるほど緩やかだと、立つことができるかもしれないという考えを頭に入れていたら、最初から地球球体説を思いついていたとも考えられる。

 同じ人間でも色々な考え方や感じ方があることがわかった。コオロギは昔から日本にいる虫だが、アオマツムシは外国から来た虫だ。その知識がコオロギの声は美しいが、アオマツムシの声はただの騒音に感じてしまう。だが、床に落ちたステーキをそのままお皿に乗せて出されても、平気で食べてしまうことだろう。知識は現実や感じ方を変えてしまうということは、言葉だけで聞くと一見分かりづらいが、これらの例を聞くとわかりやすいものになると感じた。十人十色の考え方が人間の良さだと思ったので、大切にしていきたいと思った。