「母もたけのこの里()ならば、(わたし)もたけのこの里()違い(ちがい)ないと確信(かくしん)し」から「(わたし)もたけのこの里()なのかもしれないと思い」へ書き換え(かきかえ)たことで、気持ちの変化が自然で伝わりやすい文章になりました。細かな表現(ひょうげん)まで丁寧(ていねい)に見直し、自分の考えがより伝わるように工夫できています。この調子で、自分らしい表現(ひょうげん)を大切にしながら書き続けてください。

<<え2017/164み>>

字数/基準(きじゅん)字数:1231字/500字
思考点:62点
知識(ちしき)点:54点
表現(ひょうげん)点:62点
経験(けいけん)点:60点
総合(そうごう)点:66点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 14種 16個 (種類率88%) 62点
、なぜ,。だから,。つまり,。確か,ことによって,と思う,ならば,なれば,のかも,みると,人によって,広がるかも,違うらしい,遺伝によって,

■知識語彙 24種 30個 (種類率80%) 54点
一緒,世界,人間,他人,出来事,味覚,安心,想像,成分,敏感,日本人,知識,紹介,聴覚,自分,自己,苦味,視野,親友,論争,質問,遺伝,長文,雑音,

■表現語彙 75種 163個 (種類率46%) 62点
。確か,きのこ,こと,これ,さ,そう,たけ,たま,ところ,どちら,どっち,みたい,もの,よう,クッキー,クラス,クラッカー,チョコレート,ヨーロッパ,一,一緒,世界,中,人,人間,今,他人,何,出来事,味,味覚,回,声,大好き,好き,安心,山,度,思い出,想像,感じ,成分,敏感,数,方,日本人,母,気,気持ち,派,目,知識,票,私,紹介,耳,聴覚,脳,自分,自己,舌,苦味,蕾,視野,親友,話,論争,質問,遺伝,里,長文,雑音,頃,食べ物,鳴き声,

■経験語彙 27種 42個 (種類率64%) 60点
しれる,できる,と思う,はりあげる,わかる,伝わる,傾ける,入れる,向ける,変わる,広がる,広げる,思いこむ,感じる,持つ,泣く,疑う,知る,知れる,聞く,聞こえる,見える,触れる,読む,違う,飛び出る,食べる,

■総合点 66点

■均衡点 7点
 

他人に目を向けてみる(清書)
   小5 はるまき(akoruka)  2026年6月4日

  ヨーロッパの人の耳には、あの美しいコオロギの鳴き声も雑音のようにしか聞こえないという話をどこかで聞いたことがある。私達は、実際の体験を通じて色々な知識を身につけてゆくのだと、単純に考えている。だが、むしろ私達は、他人から知識を与えられることによって、自分の体験を幅広いものにしていくといった方がよいだろう。私がこの長文を読んで一番印象に残ったことは、ヨーロッパの人は、コオロギの鳴き声が雑音に聞こえるということだ。私は、コオロギや鈴虫などの、夜空にきらめく星のような鳴き声が大好きである。だが、この美しい鳴き声が雑音に聞こえる人がいるなんて、想像もしなかった。

 自己紹介などで、よく「きのこの山とたけのこの里、どっちが好き?」という質問がある。私はどちらも小さい頃に一回ほどしか食べたことが無いが、なんとなく、チョコレートが多そうな「きのこの山」に一票入れていた。また、クラスでどっち派かと論争になれば、

「私はきのこの山派でーす!」

と声をはりあげていた。だけどいつもたけのこの里派の方が多くて、たけのこの里の方が美味しいのかなぁ⋯なんて自分を疑っていた。そこで母にどっち派か聞いてみたところ、

「きのこの山はクラッカーみたいだけど、たけのこの里はほろほろしたクッキーで、たけのこの里の方が好きかなぁ。」

という話が母から飛び出てきたのだ。そして私は、母もたけのこの里派ならば、私もたけのこの里派なのかもしれないと思い、実際に食べてみると、やはりたけのこの里の方が美味しかったのである。たけのこの里の良さが知れて、何だか嬉しい気持ちになった。

 私はこの出来事を通して、なぜ人によって美味しく感じるものが違うのかが気になった。まず人は、食べ物の中の成分が舌にある「味蕾」に触れ、その味が脳に伝わることによって、味を感じているそうだ。そして、遺伝によって変わる「味蕾」の数や敏感さで、味の感じ方が人によって違うらしい。つまり、苦味を強く感じる人も、あまり感じない人もいるということだ。また、人間の脳というのは、これまでに何度も食べて安心している味や、楽しい思い出と一緒に食べた味を、美味しいと感じるようにできているそうだ。確かに私も、小さい頃に親友と一緒に食べたスモアは、今も大好きである。

 人は、自分の知識を正しいと思いこむことがよくある。これは良いことでもあるが、私は母の知識でたけのこの里の美味しさを知ったし、この長文を読んで、ヨーロッパの人の耳は日本人と違うということも知った。そして、たまには自分と違う好きなものを持った他人の知識にも耳を傾けてみると、今まで知らなかった新しい世界が見えて、視野が広がるかもしれないということがわかった。だから、「おい、しくしく泣いてないで、この食べ物をおいしく食べろ!」なんて言わないで、人の味覚や聴覚にも目を向け、新しい世界を広げていきたい。