ウサギのような生き方
中3 すみひな(sumihina)
2026年7月1日
イソップ童話に、ウサギとカメがかけっこをする話がある。ウサギはカメの足の遅さに油断し、途中で走るのをやめて昼寝をしてしまう。そして結果的に寝過ごしてしまい、歩き続けていたカメに先にゴールされ、負けてしまう。普通に走ればウサギはカメよりずっと速い。スタートを切った時と同じように走り続けていたとしたら負けるようなことにはならなかっただろう。油断が自分の落ち度を作ってしまうということがよく分かる、いい昔ばなしだ。私は、油断をせずに、ウサギのような、自分の力をいざというときに発揮できるような人間になりたい。
その第一の方法は、自分のできることを増やすことだ。必要になるものかどうかは誰にも分からない。分からなくても将来、なにか出来事が起こったとき、それに対処できる力を養っておくことが大切だろう。私は小さい頃から輪ゴム飛ばしをよく妹としており、遠くまで飛ばすことができる。入学当初、髪ゴムを飛ばして遊んでいた時に話しかけられ、それがきっかけで友達になった。これは自分の特技があったからこそできた体験だ。しかし、必ずしも特技でなくていい場合もある。「何かを楽しめる」「何かについての知識を伝えることができる」のもまたその一つとして数えられるからだ。私は自分が「これができるようになったらかっこいい」「あれが出来たらもっと趣味を増やせる」などと思ったことをメモしてできることを増やしていきたい。
その第二の方法は、自己をアピールすることができる場を多く設けることだ。最近の入試制度には、自己推薦、単願など様々な種類が出てきている。昔はペーパーテストで知識を測り全てを済ませていた。だが、今は学力試験だけでは測れない「個性・実績・意欲」を直接大学や企業にアピールできる。進路が決まりやすく、自分の強みが活かせる環境で多くの学びを得られる方法だと入試担当の先生がおっしゃっていた。中学生である私の意見だが、近代化が進んでいる現代社会では、今習っている内容を使わない場面が多数あると思う。ぜひ、まだ高校に悩んでいる人は自己推薦や単願、専願なども選択肢に入れてみてはどうだろうか。
確かに、カメのように、目的を達成するために努力をコツコツ積み重ねることは大切だ。しかし、その目標が達成されたらどうするのだろう?達成感は得られるかもしれないが、その高揚感は長続きしないはずだ。「能ある鷹は爪を隠す」ということわざもある。おごらずに、自分の能力を裏で高めることで、いつかその能力が必要になったときに素早く対応できるだろう。一番大切なのは、自分で自分自身を変えようと、「学ぶ」ことをしようとする姿勢だと思う。現代社会でいま必要とされているのは、個人がそれぞれ持つ特殊な能力だ。私は、これからたくさんのことを学び、自分の能力の幅を広げていきたい。