あきゆれさん、作文を読んで、とても感心しました。
まず、「テストは必要かどうか」というはっきりした主題がよく書けています。
その意見に対して、自分の体験を交えて理由を丁寧(ていねい)に説明しているところが素晴らしいです。
特に、地理のテストで悔しい(くやしい)思いをした経験から、基礎(きそ)の大切さに気づき、努力して成績を伸ばし(のばし)た話は、説得力がありました。
また、テストが将来の社会生活に役立つ練習になることを、具体的なデータを使って説明している点もとても良いです。
「テストは脳の筋トレ」という表現はわかりやすく、読者にイメージしやすいですね。
さらに、反対意見にも触れ(ふれ)、「テスト制度そのものが悪いのではなく、自分の姿勢が大切」という考えを示しているので、反対意見の理解もよくできています。
ニーチェの名言を引用し、「脱皮(だっぴ)」という自分の考えとつなげているところも、文章に深みを与え(あたえ)ています。
全体を通して、論理的で説得力があり、あきゆれさんの考えがしっかり伝わってきました。
これからも、自分の体験や調べたことを上手に使って、説得力のある文章を書いてください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
・理由がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。
・データがよく書けています。
・反対意見の理解がよく書けています。
・名言がよく書けています。
 

森リン評価 きっとチャンスは与えられる mi 07月1週 あきゆれ
字数/基準字数:
2489字/800字
思考点:82点
知識点:94点
表現点:99点
経験点:95点
総合点:96点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙22種25個88%82点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙82種115個71%94点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙158種232個68%99点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙51種62個82%95点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
2489字
 82点
 94点
 99点
 95点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 22種 25個 (種類率88%) 82点
 確か,、いわば,、きっと,、第,。しかし,。だからこそ,たはず,だろう,つけるため,なければ,なるから,なるはず,のぼるらしい,も同様,よると,乗り越えるため,出会うため,変えよう,変えるため,強く思う,無くなれば,過程こそ,

■知識語彙 82種 115個 (種類率71%) 94点
一生,世間,中高生,人間,以上,価値,全力,制度,制限,刺激,割合,勉強,味方,哲学,問題,大人,大切,大変,大手,姿勢,学校,学歴,学習,完全,定期,実験,将来,平均,役割,必死,必要,応用,快晴,意見,成長,我慢,教育,数字,文句,時間,最高,有名,期間,本質,格差,武器,毎日,点数,現在,理由,理解,生活,用紙,登校,直面,瞬間,知識,研究所,社会,精神,経験,結果,練習,習慣,脱皮,自分,解答,言葉,計画,試験,読解,課題,調査,退屈,過度,過程,適度,長文,限界,集中,順位,頭脳,

■表現語彙 158種 232個 (種類率68%) 99点
 確か,おかげ,けた,ここ,こと,これら,さ,すべて,せい,そう,そのもの,それ,たち,たはず,つけるため,つもり,とき,なるはず,もの,も同様,よう,わけ,イベント,チャンス,テスト,データ,ドイツ,パーセント,プレッシャー,メリハリ,レベル,一,一回り,一生,七,三,下,世間,中,中高生,乗り越えるため,二,人,人間,以上,休み,何,価値,光,全力,出会うため,分,制度,制限,刺激,前,前向き,割合,力,勉強,十,味方,哲学,問題,喜,変えるため,夏休み,大人,大切,大変,大手,姿勢,嫌,学校,学歴,学習,完全,定期,実験,家,将来,平均,役割,心,必死,必要,応用,快晴,意見,成長,我慢,教育,数字,敵,文句,日,時間,最高,有名,期間,本質,格差,次,武器,毎日,気持ち,点数,現在,理由,理解,生き物,生活,用紙,痛み,登校,的,皮,直面,瞬間,知識,研究所,社会,私,空,筋,精神,経験,結果,練習,習慣,者,脱皮,脳,自分,色々,蛇,視,解答,言葉,計画,試験,読解,課題,調査,身,退屈,通り,過度,過程,道,違い,適度,長文,限界,集中,順位,頭脳,高,

■経験語彙 51種 62個 (種類率82%) 95点
くれる,させる,しまう,つく,つける,できる,なまる,のぼる,よる,られる,れる,乗り越える,伸びる,使える,出る,出会う,取り替える,向き合う,囚われる,増える,変える,差し込む,引き上げる,強く思う,怖がる,恐れる,悩む,括る,挑む,捉える,支える,果たす,残す,決まる,消え去る,滅びる,無くなる,焦る,生まれる,疲れる,知る,示す,答える,続く,脱ぎ捨てる,要する,解く,進む,鍛える,間違える,限る,

■総合点 96点

■均衡点 4点
 

きっとチャンスは与えられる
   中1 あきゆれ(akiyure)  2026年7月1日

 「終わったー!」

カリカリというシャープペンシルの音が止まった瞬間、教室のあちこちから、一斉に大きな歓声が上がった。窓から差し込む優しい太陽の光が、机の上に裏返して置かれた真っ白な解答用紙を静かに照らしている。外は快晴の空でまるでお疲れ様と言ってくれているかのよう。それまで教室に漂っていた、ピリピリとした重い空気は一瞬で消え去り、友達のホッとした笑顔が周りに広がっていく。テストが終わった瞬間にドッと押し寄せるこの最高の解放感は、何度味わっても本当に格別なものだ。しかし、スマホのニュースやSNSに目を向けると、最近は少し違う議論が盛り上がっている。ネットやニュースでは「順位をつけるような過度な競争は子供の個性を潰す」とか、「これからの多様性の時代に、ペーパーテストの一律の評価はもう古い」といった、テスト不要論やゆとり教育への賛成が社会問題としてよく取り上げられている。確かに、試験が近づくたびに睡魔と戦いながら必死に机に向かう時間は苦しいし、プレッシャーばかりで嫌になる気持ちもよく分かる。だが、本当にテストを無くせば全てが解決するのだろうか。私は、ハラハラドキドキしながらも最終的に大きな満足感を得られる「映画」のクライマックスを楽しむのと同じように、テストがあることは自分を成長させ、これからの社会を生き抜くために良いことであり、とても大切で必要なものだと考える。

 テストがあるべきだと考える理由は、第一に、テストという明確な目標があるからこそ、自分の今の実力をしっかりと知り、そこに向けて本気で努力できるからだ。日々の授業をただなんとなく受けているだけでは、自分がどこを理解していて、どこでつまずいているのかを正確に見極めるのは難しい。テストという「本番」があるからこそ、自分の弱点という課題がはっきりと目の前に現れてくれる。私には、以前の定期テストで地理の点数が非常に低かったという、悔しくてたまらない体験がある。私はテストの三週間前から地理の暗記を始めていたため、そのときは本当にショックで、自分の頭の悪さに目の前が真っ暗になった。しかし、返却された答案用紙をじっくりと見つめ直したとき、応用問題以前に、世界地図の国の名前など、普通に知っていなければならない「基礎の知識」のせいで解けなかった問題がたくさんあることに気づいた。難しい気候の判別ばかりに気を取られて、土台となる基本的な国名や位置という基礎がすっぽりと抜けていたからこそ、大きな点数を落としてしまっていたのだ。そこから基礎基本を一つずつ整理して勉強を重ねた結果、次のテストでは目標点を大きく超えることができた。この経験を通して、テストとは単に順位をつけて生徒を苦しめるものではなく、自分の足元にある課題を教えてくれる「地図」のようなものだと確否した。

勉強の途中、何度も「もう諦めてスマホを見て寝ちゃおうかな」という誘惑に負けそうになる。けれど、あの苦しい夜を乗り越えて基礎基本を必死に頭に叩き込んだ時間そのものが、自分の忍耐力や集中力を少しずつレベルアップさせてくれている。テストがなければ、私は高を括ってここまで必死に勉強しなかっただろうし、限界に挑む楽しさを知ることも難しかったはずだ。

 テストが必要である理由は、第二に、それが将来社会に出てから直面する色々な課題やプレッシャーを乗り越えるための、最高の練習になるからだ。大手教育研究所(ベネッセ)の学習調査データによると、「定期テストがあるおかげで、計画的に勉強する習慣が身についた」と答えた中高生の割合は実に約七十三パーセントにのぼるらしい。さらに、長文の読解問題や難しい応用問題を集中的に解くことで、集中力が続く時間が平均して二十分以上も伸びるという実験結果もあるそうだ。これらの調査結果が示す通り、テストは私たちの脳を鍛える筋トレのような役割を果たしている。もし学校からすべてのテストが完全に消え去ったら、私たちの頭脳は、長い休み期間中に家の中でずっとダラダラしているときのように、すっかりなまってしまうに違いない。試験前の適度なプレッシャーは、いわば勉強にメリハリをつけるための「良い刺激」のようなもので、それがない毎日は、何のイベントもない夏休みのように退屈で、ダラけたものになってしまうだろう。解答用紙という限られた制限時間の中で焦りつつも挑む経験は、将来、私たちが大人になってどんな道に進むとしても、必ず自分を支えてくれる一生使える武器になるはずだ。

 確かに、点数や順位だけで人間の価値がすべて決まるわけではない。現在の社会問題としても、過度な学歴社会のせいで不登校になってしまう人が増えたり、テストの点数だけで教育の格差が生まれてしまったりすることが問題視されている。数字だけに囚われて一喜一要することは、時に心を疲れさせてしまうし、世間が「テストなんて無くなればいい」と文句を言いたくなる気持ちもよく理解できる。しかし、問題の本質はテスト制度そのものが悪いのではない。結果を恐れて、自分を変えようとしない人間の姿勢にあるのではないだろうか。ドイツの哲学者ニーチェは、「脱皮できない蛇は滅びる。その意見を取り替えさせられない精神も同様だ」という有名な言葉を残している。古い皮を脱ぎ捨てる痛みを我慢しなければ、生き物も人間も成長することはできない。テスト勉強の中で悩み、間違え、自分の知識を新しくしていく大変な過程こそが、まさに私たちが人間として「新しく脱皮する瞬間」なのだ。だからこそ、私はテストという制度は素晴らしいものであり、自分を変えるために、大切なチャンスだと強く思う。これからの学校生活において、私はテストを「嫌な敵」として怖がるのではない。自分を次のレベルへと引き上げてくれる「味方」として前向きに捉えたい。次の試験の日も、きっと私はあの快晴の空の下で、優しく差し込む光の中で、一回り大きくなって新しく脱皮した、成長した自分に出会うために、全力で解答用紙に向き合うつもりだ。