苦手と得意
高1 あえとく(aetoku)
2026年7月1日
みなさんは目標に向かって努力するとき、苦手なことを克服しようとするだろうか。それとも、得意なことをさらに伸ばそうとするだろうか。私は、苦手を少しずつ改善することも必要だが、それ以上に得意分野を伸ばすことが大切だと考える。自分の得意なことに自信をもって周りに伝え、それをさらに発展させることで、自分の成長につながる。また、教育でも、苦手を減らすことばかりではなく、得意なことを評価して伸ばす「推薦」や「自己推薦」という考え方が広がっている。私はこの考えに賛成である。苦手なところばかりを集中的にやるのではなく自分の得意なところをもっと伸ばすことが大事だと思う。
その第一の方法としては、自分のできることをはっきり言える自信を持つことだ。私は勉強をしている中で、数学は得意だが、国語はあまり得意ではなかった。そのため以前は、国語ばかり勉強して苦手をなくそうと考えていた。しかし、思うように成績は伸びず、勉強が嫌になることもあった。そこで、数学をさらに伸ばそうと考え、応用問題や発展問題にも挑戦するようになった。その結果、数学に自信がつき、学校のテストでも高い点数を取れるようになった。得意な教科で成功を経験すると、「もっと頑張ろう」という気持ちになり、その前向きな気持ちが国語などほかの教科にも良い影響を与えた。苦手を克服することだけを考えていた頃よりも、勉強全体への意欲が高まったのである。
第二の方法としてはできないところを拾い出すような教育法から、いいところをさらに伸ばす方法に転換していくことだ。歴史上の人物にも、自分の得意分野を伸ばした人がいる。その一人が、戦国時代の武将である織田信長である。信長は、それまでの考え方にとらわれず、鉄砲を積極的に活用するという自分の強みを生かした。長篠の戦いでは鉄砲隊を効果的に使い、大きな勝利を収めた。このように、自分の得意な方法をさらに磨き、最大限に生かしたことが歴史を大きく動かしたのである。もし苦手な部分ばかりを気にしていたら、このような成果は生まれなかったかもしれない。
確かに自分の弱い部分を強化することも大切だ。苦手なことを放っておいてよいというわけではない。社会に出れば、最低限できなければ困ることも多い。しかし、すべてを平均的にできる人になるよりも、自分にしかない強みを持つ人のほうが、多くの人の役に立てる場面がある。だからこそ、苦手は少しずつ改善しながらも、自分の得意分野にはより多くの時間と努力をかけるべきだと思う。私はこれからも、苦手をあきらめることなく努力しながら、自分の得意なことをさらに伸ばしていきたい。そして、「苦手を平均にするより、得意を一番にしよう。」という言葉を大切にし、自分だけの強みを育てていきたい。それが、自分らしく成長し、将来社会で活躍するための一番の近道だと私は考える。