古いものと新しいもの
中2 あさみり(asamiri)
2026年6月4日
百年以上家具を使ったという例は別にめずらしくはない。使い方さえ間違えなければ、家具にとって百年というのはむしろ短い時間と言える。それに比べると、車や家電製品はほとんどのものが十年以内の寿命である。十年も使い続けた後は、ほとんど場合価値が薄れてしまうが、良い家具はむしろ十年ぐらい使い込んだ方がよくなる。木というものは、種から発芽して数百年から数千年生きる生命力を基本的にはそなえている。木はその生命を維持していた間、すなわち自らの体を少しづつ大きくするという生命活動をしている間、周りの環境を良化することはあっても悪化することは全くないということだ。この木の人生き方こそ私たちが学ぶべき生き方だろう。
確かに長い歴史が刻まれた古いものには風情がある。私は修学旅行で兵馬俑を見に行った。兵馬俑の歴史がとても伝わってくる壮大な作りで、案内人の人の解説を聞きながら一つ一つの兵馬俑を見てみると、すこし頭が割れてしまっているものや足、腕がなくなってしまっているものがあり、当時の厳しい風景がそのまま残されていていることがわかった。一つ一つ丁寧に作り込まれていることの凄さは現代の人にも大きな影響を与えている。特に、一番初めに入口から見える正面から見た兵馬俑は、綺麗に並んでいることがよくわかって迫力があり、写真でみていた時には想像のつかない大きさでとても心に残る圧巻の風景だった。兵馬俑に行くまでの事前学習では日本と中国の記事で書いてあることが違う点がいくつかあり、日本の記事をまとめたものと中国の記事をまとめたものの比較をし実際はどうなのだろうかという少し雑なまとめ方で終わってしまったが、実際に行って兵馬俑を見ることでわかった歴史や、街の人へのインタビュー、案内をしてくれる人の解説で兵馬俑についてより深く知ることができた。歴史は段々と薄れてしまい事実かどうかわからないものもいくつかある。だが、兵馬俑のように形に残る歴史は忘れられず風情のある建物として受け継いでいくことができるのだ。
一方、新しくより便利な技術を活かそうという意見もある。私の学校では今年50周年記念として学校の改装工事がされている。特に最近は門の設備が新しくなり、センサーがついているので警報が鳴ることが多くて少し迷惑だが、センサーや朝の警戒体制、警備員さんが学校の門に交代でいてくれていてとても安心して学校に通うことができる。他にも椅子が新しくなって快適に過ごすことができたり、床が明るい色になったことで開放感のある廊下になったりなど少しずつ変わっていくので、夏休み明けの学校も少しだけ楽しみになった。50周年というおめでたい年をみんなで盛り上げていくため改装工事の他にみんなで新しい飾りをつくり学校を華やかにしている。みんなで作っている階段アートも毎日少しずつ完成に近づいてきていて、とても綺麗だ。このように最新の設備や新しいかざりは安心感や楽しみをくれることでみんなが自由にのびのびと快く過ごすことができ、趣味をのばしたり勉強が進んだり未来をより豊かにする土台となってくれているのだ。
確かに古いものには形に残る歴史から学べることがたくさんということ、新しいものには快適で便利になっていく変化が楽しめることなどと、それぞれ良さがある。しかし、いちばん大切なことは、「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自信である」という名言もあるように見かけに惑わされず、それぞれのもつ本当の良さをみつけていくことである。このことから私はこれからも古いものの良さ新しいもののよさを尊重し、それぞれの良さに気づける人になりたい。