<<え2015/349pみ>>
【第一段落】:生き方の主題として、「私はカメのようにコツコツと積み上げられるような人間になりたい。」という考えを、「ウサギとカメ」の話と自分のピアノで苦手な小節を何度も練習した経験を結び付けて導いています。童話の教訓を自分自身の体験へ置き換えたことで、この主題が自分の実感に裏打ちされた考えとして読み手に伝わっています。
【第二段落】:方法として、「結果を急がず、一歩ずつ目標に向かって取り組むこと」を、自分のハードル走の動画を見て苦手なフォームを一つずつ改善した経験で説明しています。「イメージトレーニングをしたり、ハードルをまたいでみたりした」という具体的な工夫があることで、努力を積み重ねる方法が現実的で実践しやすいものとして伝わっています。
【第三段落】:方法として、「努力を続ける過程を認め、評価する教育」を、野口英世の生涯と学校の成績評価という二つの題材を結び付けて論じています。歴史上の人物の実例から現在の学校生活へ話題を広げたことで、自分の提案が社会全体にも関わる考えとして説得力を増しています。
【第四段落】:反対意見への理解として、「最初から飛ばすことがよい場合もある」と夏休みの宿題を例に認めた上で、「千里の道も一歩から」という言葉を根拠に自分の主張へ戻しています。一度別の考えを受け止めてから結論を述べたことで、主題を多面的に考えたうえで選び取った意見であることが読み手によく伝わります。
良い点:ピアノ、ハードル走、教育という異なる題材を一つの「コツコツ積み上げる」という考えで貫いたため、文章全体に一貫性が生まれています。
考えを深めるための質問:「努力の過程を評価すること」が広く社会に根付いたとしたら、学校だけでなく、仕事やスポーツなどでは人の成長のしかたはどのように変わると考えますか。
字数/基準字数:1191字/800字
思考点:72点
知識点:80点
表現点:80点
経験点:82点
総合点:84点
均衡点:6点
■思考語彙 18種 28個 (種類率64%) 72点
n確か,、第,。しかし,。だから,しよう,するため,そのため,だろう,つかむため,と思う,なければ,なると,は考える,みると,急がざる,練習こそ,言えば,違うと,
■知識語彙 61種 89個 (種類率69%) 80点
世界,中学校,人間,仕方,体育,余裕,克服,全体,初日,努力,勉強,動画,医師,千里,友達,周囲,場面,多数,大切,学習,学者,完璧,宿題,小節,左手,得意,成績,成長,授業,撮影,教育,数字,方法,最初,期末,油断,注意,目標,童話,競争,競技,簡単,細菌,結果,練習,老子,自主,苦手,英世,観点,角度,計画,評価,説明,途中,過程,重視,野口,陸上,集中,頂上,
■表現語彙 116種 207個 (種類率56%) 80点
n確か,ここ,こと,ころ,するため,そのため,その間,たくさん,たち,つかむため,とき,ところ,ひょう,ほど,やけど,よう,イソップ,イメージ,ウサギ,カメ,クラス,タイム,テスト,トレーニング,ハードル,ピアノ,フォーム,ポイント,一,一つ,世界,中,中学校,二,二つ,人,人々,人間,仕方,体育,何,余裕,像,克服,全体,内,初日,努力,勉強,動画,医師,千里,友達,周囲,回,場面,夏休み,多数,大切,姿,学習,学者,完璧,宿題,小節,山,左手,後,得意,成績,成長,指,授業,撮影,支え,教育,数字,方,方法,曲,最初,期末,歩,氏,水の泡,油断,注意,的,目標,私,童話,競争,競技,簡単,細菌,結果,練習,老子,脚,自主,苦手,英世,観点,角度,計画,評価,話,説明,途中,過程,道,重視,野口,陸上,集中,頂上,
■経験語彙 42種 67個 (種類率63%) 82点
きる,しまう,せる,つかむ,つながる,できる,と思う,は考える,またぐ,やる,られる,れる,似る,出る,分かる,動かす,取り組む,合う,向かう,困る,変える,弾く,思い浮かべる,急ぐ,支える,数える,気付く,生まれる,積み上げる,立てる,終わる,続ける,行う,表す,見える,認める,負う,負ける,走る,違う,重ねる,飛ばす,
■総合点 84点
■均衡点 6点
結果に急がずに
中3 明香里(auseri)
2026年7月1日
「ウサギとカメ」の話と言えばどの場面を思い浮かべるだろうか。このイソップ童話について簡単に説明しよう。この話は、ウサギとカメが山の頂上まで競争し、ウサギは途中で油断し、努力をしていたカメに負けてしまうという話だ。私にも似た話がある。私はピアノで難しい曲を練習しているとき、特に難しい小節を何回も練習して克服していたことがある。曲の全体像をつかむために弾ききることは大切だが、最も大切なことは、苦手な小節を一つずつ克服していくことなのである。
私はカメのようにコツコツと積み上げられるような人間になりたい。
そのためには、第一の方法として、結果を急がず、一歩ずつ目標に向かって取り組むことだ。私は、陸上競技の中でハードル走が得意だ。しかし、体育でハードル走をやるとき、タイムとフォームの二つの観点が重視される。私は、タイムはクラスの中で指で数えられるほどだ。けれど、フォームになるとどうだろうか。注意しなければならないところはたくさんあるのに、脚を動かすことに集中している私には、気付かない。そこで授業内で友達と撮影タイムがあった。その動画を見てみたが、注意しなければならないところが全くできていなくて、ただ早いだけだった。ここから私は練習の仕方を変え、動画で見た苦手ポイントを一つ一つ完璧にするため、イメージトレーニングをしたり、ハードルをまたいでみたりした。このような練習こそが一歩ずつ目標に向かって取り組むことだと思う。
また、第二の方法として結果だけでなく、努力を続ける過程を認め、評価する教育を行うことだ。野口英世は、幼いころ、左手にやけどを負ったが、周囲の人々が野口氏の努力する姿を認め、支え続けた。その支えもあり、勉強を続けて医師となり、世界的な細菌学者となったのである。このことから、結果だけでなく、努力する過程を認める教育や支えが人の成長につながるということが分かった。
また、中学校は、成績という1-5の数字で表されてしまう。しかし、小テストや期末テストの結果でほとんどひょうかされてしまう。けれど、その間に、努力を重ねている人が多数いる。その人たちの努力が水の泡になってしまうのは違うと私は考える。だから、私は、努力を続ける過程を認め、評価する教育を行うことがこれからの教育に合っていると思う。
確かに、ウサギのように最初から飛ばしていくことがよいこともある。私も、たくさん出る夏休みの宿題は、一見コツコツやった方がよく見えるが、少し角度を変えてみると、夏休み初日から飛ばすことで後から困ることがなく、自主学習ができる余裕が生まれると思う。しかし、「千里の道も一歩から」と老子が言ったように、計画を立てて終わらせるようにしようと思った。だから、私はカメのようにコツコツと積み上げられるような人間になりたい。