日本人のあいまいさと「余白(よはく)」の美について、とても深く考えられていて感心しました。

日本人の曖昧(あいまい)さを、自分の経験(けいけん)やお母さんの話を交えて具体的に説明しているので、文章に説得力があります。

前の話や聞いた話がよく書けていて、文章が立体的になっているのがすばらしいです。

また、「まるで雪の宿だ」「まるでわたあめだ」というたとえがうまく使われていて、イメージがわきやすくなっています。

日本人の曖昧(あいまい)さや余白(よはく)の美しさが、ただの説明にとどまらず、自分の考えや感想としてもよくまとめられている点もよいです。

文章の中で、絵画の余白(よはく)鑑賞(かんしょう)者と画家の共有空間であることを説明し、その価値(かち)について考えているところは、とても深い視点(してん)で書けています。

最後に、曖昧(あいまい)さや余白(よはく)創造(そうぞう)力や考えることの第一歩になるというまとめも、文章全体をうまく締めくくっ(しめくくっ)ています。

全体として、自分の体験や家族の話を交えながら、難しい(むずかしい)テーマをわかりやすく伝えられている点がとても良いです。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・具体例や体験の活用:よくできている
・たとえの使用:うまく使えている
・前の話や聞いた話の活用:よく書けている
・感想やわかったことの表現(ひょうげん):よく書けている
・書き出しの結びの工夫:よくできている

内容(ないよう)★ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:939字/700字
思考点:77点
知識(ちしき)点:66点
表現(ひょうげん)点:69点
経験(けいけん)点:70点
総合(そうごう)点:76点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 20種 23個 (種類率87%) 77点
。しかし,。だから,あろう,うと,えがこう,ことによって,それに対して,だろう,て考える,とにより,と思う,に思う,みると,も思える,よかろう,思うば,想像によって,考える第,言うまでもなく可能,高める第,

■知識語彙 41種 70個 (種類率59%) 66点
人情,今日,余白,作者,価値,共有,判断,創造,印象,双方,外食,想像,意味,意見,折衷,拒絶,日本,日本人,明白,曖昧,概念,正反対,気分,熱心,特質,画家,相手,空欄,空白,空間,経験,絢爛,絵画,義理,自分,芸術,設定,部分,鑑賞,長文,領域,

■表現語彙 91種 144個 (種類率63%) 69点
あいまい,あめ,いくら,いっしょ,お母さん,かんし,きょう,こと,これ,さ,しゃぶしゃぶ,せい,せめぎあい,そう,そこ,それ,それぞれ,とき,とく,どちら,どっち,みんな,もの,よう,わけ,われわれ,イスラム,テレビ,モスク,中,人,人情,今日,他,何,余白,作者,価値,共有,判断,創造,力,印象,双方,外,外食,大好き,家,宿,性,想像,意味,意見,折衷,拒絶,日本,日本人,明白,曖昧,概念,正反対,歩,気,気分,焼き肉,熱心,特質,画家,相手,私,空欄,空白,空間,経験,絢爛,絵画,美,義理,者,自分,芸術,言うまでもなく可能,設定,話,逆,部分,鑑賞,長文,雪,領域,2つ,

■経験語彙 34種 50個 (種類率68%) 70点
うめる,えがく,かかる,からむ,かれる,きめる,こたえる,しまう,たえる,たのむ,て考える,できる,と思う,どく,に思う,ひける,も思える,られる,れる,わたる,似る,埋める,好む,尽くす,断る,残る,決める,現れる,聞く,読む,足す,遊ぶ,預ける,高める,

■総合点 76点

■均衡点 6点
 

日本人のあいまいさ
   小5 あさたえ(asatae)  2026年7月2日

 日本人はあいまいだ。日本人は義理人情にからまれてどんなに明白な拒絶があろうと、相手に熱心にたのまれたら、それをむげに断るのは、何か気がひけるように思ってしまう。われわれは、それを「義理と人情」のせいにするが、もともと義理と人情とは、正反対な概念なのである。このように正反対のものをいっしょにし、折衷して日本人はそこにどくとくの判断領域を設定するのだ。日本人の絵画の特質に「余白」の美というのがある。それに対してイスラムの芸術は全く逆で、空白へのきょうふとも思えるほどのびっしりと空欄を埋め尽くす。モスクの絢爛にそれがよく現れている。ところで日本人の好む「余白」だが、これは言うまでもなく可能性を意味する。画家は何かをえがこうと思えばいくらでもえがき足すことができるのだ。しかし、かれはえがかない。えがかないことによってかんしょうしゃにその余白の部分を預ける。「余白」とは画家と鑑賞者に共有の空間なのである。そして「余白」をそれぞれが想像によって、どのようにうめるのか当の作者と鑑賞者双方の「せめぎあい」にかかっているといってもよかろう。そこを何とかするかとにより日本の芸術もその価値をきめられるわけなのである。

 この長文を読んで、印象に残った2つは、日本人の曖昧さと「余白」の美だ。日本人のあいまいさについての私の似た経験がある。私はみんなで遊ぶのに中か外かを決めるのに「別にどっちでもいいよ~。」とこたえてしまった。他にもみんなで遊ぶのが大好きな私は、今日は1人で家でテレビを見たい気分であったが、「いいよ!」といって遊んでしまう。だから日本人はあいまいだと言われるのだろう。

 お母さんにも似た話があるか聞いてみると、お母さんはみんなで外食に行くとき、焼き肉かしゃぶしゃぶで聞かれたとき、「どっちでもいいよ。」とこたえたえてしまったそうだ。

 日本人のあいまいさは、まるで雪の宿だ。本当にただどちらでもよいときもあるが、自分の意見も言いつつ相手の意見もしっかり聞いて考える第1歩となっているのではないだろうか。そして、日本の絵画の特質である「余白」はまるでわたあめだ。だが、その「余白」は自分の創造力を高める第1歩なのではないのだろうかと思う。