自分らしく成長するために
中1 あえさた(aesata)
2026年7月2日
筆者は、異なる言語が接触すると互いに影響を与え合い、「言語干渉」と呼ばれる言語の変化が起こることを説明している。そして、日本語は英語をはじめとする外国語から大きな影響を受けながらも、漢字を活用して新しい言葉を生み出し、日本独自の文化を築いてきたと述べている。つまり、日本は外国の文化をそのまま受け入れるのではなく、自分たちなりに消化して取り入れることで発展してきたのである。僕は、この文章を読んで、自分なりに消化してから何かを取り入れることは、とてもよいことだと思った。
第一の理由は、そのまま取り入れるだけでは、自分らしさが失われてしまうからである。例えば、僕は小学生の頃、図工の時間に絵を描くときに友達の空や木の色の付け方をそのままま参考にしていたことがあった。友達の絵はとても上手だったので、同じように描けばよい作品になると思っていた。しかし、先生から「自分が感じたことも大切にしてみよう」と言われ、自分が伝えたい雰囲気に合うように色を選び、見せたい木を画面の中央に大きく描くなど、表現を工夫して描いてみた。すると、以前よりも自分らしい作品になり、友達からも「この絵いいね」と言ってもらえた。この経験を通して、人のよいところを参考にすることは大切だが、そのまままねをするだけでは自分の個性や表現は生まれないことを学んだ。つまり、新しいものを取り入れるときは、自分なりに考え、工夫することが大切なのである。
第二の理由は、まったく取り入れないのでは自分自身を成長させることができないからである。例えば、僕は部活動でバスケットボールのシュートの練習をしていたとき、自分のやり方にこだわっていた。しかし、顧問の先生や上手な先輩から「ボールを話す位置を少し高くしてみるとよい」と助言を受けたため、そのまままねをするのではなく、自分に合うフォームになるよう意識しながら練習を続けた。すると、以前よりも安定してシュートを決められるようになり、自信もついた。また、勉強でも、先生の「重要なところに蛍光ペンで印を付ける」という学習方法や、友達の「漢字は繰り返し書いて覚える」という覚え方を参考にし、自分に合う部分だけを取り入れることで、以前よりも学習効率が向上した。このように、自分とは違う考え方や方法を受け入れ、自分なりに生かすことが、自分自身の成長につながるのである。
その一方で、自分の考えややり方を大切にすることも必要である。周りの意見ばかりを受け入れていると、自分で考える力や判断力が育たず、自分らしさを失ってしまうことがある。また、他人の考えをそのまま受け入れるだけでは、本当に自分が納得した考えとは言えない。しかし、自分の考えだけにこだわり続けると、新しい発見や成長の機会を逃してしまうこともある。そのため、自分の考えを大切にしながらも、周りの意見に耳を傾け、その中から自分に必要なものを選び取り、自分なりに生かしていく姿勢が重要である。
確かに、自分のやり方を最後まで貫くことが必要な場面もある。しかし、「学ぶはまねぶ」という言葉があるように、学びは人のよいところを取り入れることから始まる。しかし、そのまままねをするだけでは本当の成長にはつながらない。そこで、相手のよいところを参考にしながら、自分なりに考え、工夫し、自分のものにしてこそ、本当の力となるのである。だからこそ、これからの社会では、新しい知識や考え方を積極的に取り入れながらも、それらを自分なりに消化し、自分らしさを大切にしていくことが重要である。僕もこれからは、人のよいところを参考にしながらも、自分なりに消化して取り入れ、自分らしさを大切にしながら成長していきたい。