はるさん、今回の作文は「借り物の言葉、自分の心」というテーマで、流行や他人の意見をただ受け入れるのではなく、自分の心で考え、自分のものにしていくことの大切さをしっかりと伝えています。
まず、
是非の主題がよく書けています。
「新しい言葉や文化を自分の問題として引き寄せて考えることが大切だ」という意見が明確に示されていて、読み手に強く伝わりました。
また、理由がよく書けています。
スマートフォンを持たない自分の体験を通じて、周囲の人が「みんながこう言っているから」と言葉を使う様子を観察し、それが自分の心の根っこを育てないことを具体的に説明できています。
さらに、体験実例がよく書けています。
合唱部でのオーディションや仲間の歌声を自分事として受け止め、成長につなげている様子が生き生きと
描かれていて、説得力があります。
名言の引用も効果的でした。
二宮尊徳の言葉を用いて、形だけの真似は意味がないことを示し、文章全体の説得力を高めています。
反対意見の理解もあり、「流行に乗る方が楽で安心」という考えにも
触れているため、バランスの良い論述になっています。
全体として、論理の流れが自然で、はるさんの考えがしっかり伝わる素晴らしい作文です。
【
項目評価】
是非の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
森リン評価 借り物の言葉、自分の心 mi 07月2週 はる字数/基準字数: 2301字/800字 思考点:77点 知識点:86点 表現点:86点 経験点:89点 総合点:89点 均衡点:5点
| ●語彙学年表
| | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
|---|
| 思考点 | | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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1200字換算: 思考点:点 知識点:点 表現点:点 経験点:点 総合点:点 均衡点:5点
| ●換算語彙学年表
| | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
|---|
| 思考点 | | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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●語彙の説明| 語彙 | 種類 | 個数 | 種類率 | 点数 | 説明 |
|---|
| 思考語彙 | 20種 | 20個 | 100% | 77点 | 考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
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| 知識語彙 | 70種 | 105個 | 67% | 86点 | 難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
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| 表現語彙 | 128種 | 216個 | 59% | 86点 | 豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
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| 経験語彙 | 47種 | 59個 | 80% | 89点 | 詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
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| 種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。 |
2301字
 | | 77点
 | | 86点
 | | 86点
 | | 89点
 |
| 字数 | | 思考語彙 | | 知識語彙 | | 表現語彙 | | 経験語彙 |
■思考語彙 20種 20個 (種類率100%) 77点
しかし, だから, 確か,。しかし,いくため,からこそ,ことこそ,すれば,たから,だろう,できるから,と思う,なければ,に考える,ものに対して,深く考える,直すべき,考えるざる,考えると,自分らしい,
■知識語彙 70種 105個 (種類率67%) 86点
丁寧,上手,中学校,中身,主人公,主体,主語,二宮,人事,人生,人間,仲間,作業,価値,先日,合唱,合格,周囲,地面,変化,大切,姿勢,安心,寝言,尊徳,尊重,必要,情報,意味,意見,所属,技術,披露,拍手,挑戦,文化,時代,景色,最大限,最高,有名,本当,本物,楽曲,機会,歌声,江戸,流行,犯罪,環境,真似,知識,社会,空気,純粋,経済,経験,肯定,自分,自身,表現,観客,言葉,課題,道徳,部内,部活,音楽,順位,風景,
■表現語彙 128種 216個 (種類率59%) 86点
確か,いくため,うち,お互い,お手本,こと,これ,さ,それ,たくさん,ただ,たち,どこ,みんな,もの,よう,オーディション,ステップ,スピード,リーダー,一,丁寧,上手,中,中学校,中身,主人公,主体,主語,事,二,二つ,二宮,人,人事,人生,人間,仲間,作業,価値,先日,全て,前,力,右,合唱,合格,周り,周囲,地面,変化,大切,姿,姿勢,安心,寝言,尊徳,尊重,左,形,心,必要,情報,意味,意見,感,所属,技術,披露,拍手,挑戦,教え,文化,方,日々,時,時代,景色,曲,最大限,最高,有名,本当,本物,楽,楽曲,機会,歌,歌声,歩,気,江戸,流れ,流行,深み,犯罪,環境,的,目,真似,知識,社会,私,空気,窓,純粋,経済,経験,肯定,自ら,自分,自身,花,表現,観客,言葉,誰か,課題,道,道徳,遠く,部,部内,部活,音楽,順位,風景,高み,
■経験語彙 47種 59個 (種類率80%) 89点
しまう,できる,と思う,に考える,られる,れる,乗っかる,伴う,信じる,優れる,出会う,分かる,取り入れる,受け入れる,合わせる,向き合う,咲かせる,変える,奪う,引き出す,引き寄せる,持つ,捉える,植える,気がつく,流す,深く考える,満ちる,溢れる,現れる,生きる,目指す,直す,眺める,知る,積み重ねる,競い合う,競う,組み込む,行う,見える,転がる,進む,開く,響かせる,預ける,飛び交う,
■総合点 89点
■均衡点 5点
借り物の言葉、自分の心
中1 はる(akiiko)
2026年7月2日
借り物の言葉、自分の心
「よい週末をお過ごしください」という挨拶は、もともと英語圏の表現であり、かつての日本には週休二日制という仕組みがなかったため、週末を意識したこのような挨拶は存在しなかった。しかし、社会の仕組みや人々の生活スタイルが新しく変化したことに伴い、海外の文化が現代の日本の習慣として新しく取り入れられるようになった。時代や社会の移り変わりに合わせて、新しい言葉や文化は常に生まれてくる。大切なのは、新しく流れてくる流行をただそのまま受け入れるのではなく、その背景や意味を自分たちの生活に引き寄せて考えることである。外側の形だけを真似するのではない、その言葉が持つ本来の目的や思いを理解して使うことこそが、本当に新しい文化を取り入れるための第一歩なのである。
自分なりに消化してから何かを取り入れるのは良いことだ。長文にある新しい挨拶も、海外の文化をただ直輸入して他人任せにしたのではない、日本の社会の変化に合わせて、私たちが自分たちの生活に馴染む形へと主体的に関わっていったからこそ定着したのだと思う。もし私たちが、新しく目の前に現れたものに何でも飛びつき、それを誰かの基準のまま受け入れて生きていくだけだとしたら、それは自分の頭で考えて生きていると言えるのだろうか。新しいものを受け入れる前には、それを自分の問題として引き寄せ、じっくりと向き合うプロセスが、今の私たちには絶対に欠かせない。
第一に、他人の意見や流行の空気をそのまま真似して取り入れるだけでは、自分という人間の心の根っこが育たず、本当の意味での自分の意志を持てなくなってしまうからだ。私は現在、スマートフォンを持っていない。だからこそ、周囲の友達の様子がよく見える瞬間がある。スマートフォンの画面の向こう側の流行に影響されているのか、クラスの多くの人が、言葉の主語を「私はこう思う」ではなく、「みんながこう言っているから」に変えてしまっているように感じるのだ。「あの人がこう言っていたから間違いない」と、誰かの言葉を右から左へ横流しにする姿は、あらゆる物事を「自分事」ではなく他人事にしてしまっているようにも映る。自分のフィルターを通さない借り物の言葉や意見は、結局はその人自身の体の一部にはなってくれない。この周囲の光景を通して私は、どんなに手軽で魅力的に見える情報や他人の意見であっても、主語を「みんな」に預けるのではなく、まずは自分自身の問題として捉え直すことが何よりも大切なのだと強く実感した。
第二に、周りにある優れたものや素晴らしい環境を自分事として主体的に取り入れることで、新しく出会った文化や知識の本当の良さを最大限に引き出し、自らの力へと変えることができるからだ。私は中学校で、お互いへのリスペクトと肯定感が満ち溢れている合唱部に所属している。私たちは常に音楽の純粋な高みを目指し、お互いに順位を競う厳しい機会もたくさん経験しながら日々歌声を響かせている。先日、披露する二つの楽曲をめぐって部内オーディションが行われ、私は二曲のうち一曲に合格することができた。その時、私の周りには、素晴らしい歌声や表現力を持った「いいもの」がたくさん転がっていることに改めて気がついた。しかし、ただ上手な人の姿を他人事として遠くから眺めているだけでは、自分の歌は一歩も前へ進まない。周りにある最高の技術や仲間たちの表現を、「自分ならどう表現するか」「どうすればこの良さを取り入れられるか」という自分事として引き寄せ、主体的に自分の歌声へと組み込んでいく作業が必要なのだ。肯定と尊重の拍手が飛び交う温かい部活の空気の中で、私は周囲の美しさを自分自身の力へと変える変化の奥深さを知った。優れたお手本をただの風景にするのではない、自らの課題として向き合い、自分の主語で挑戦したからこそ、新しい景色は本物の価値となって私たちの前に現れたのである。
確かに、流行の言葉やみんなの空気に深く考えずに乗っかる方が、周りと合わせられて楽だし安心だという意見もよく分かる。
しかし、江戸時代の有名なリーダーである二宮尊徳は、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」と言った。これは、目に見える形だけを真似しても、中身の心が伴っていなければ意味がないという教えだ。周りの流行を他人事として右から左へ流すだけなら、それは尊徳の言う「寝言」と同じになってしまうのではないだろうか。
このように考えると、ただ時代の流れに流されるのではなくて、主語を「私」にして自分に必要なものを受け入れていく姿勢がとても大切だ。もし、目の前にある全ての情報をそのまま信じて「みんな」に主語を預けてしまったら、私たちは自分の人生の主人公ではなくて、ただの観客になってしまうと思う。周りの流行や誰かの意見に主語を預けて、ただ受け入れるスピードだけを競い合う社会は、どこか息苦しくて人間の深みを奪っていくような気がしてならない。
だから、私たちは新しい言葉や周りにある素晴らしいものに対して、いつも心の窓を開きながらも、それを自分事として捉え直すべきだ。周りの「いいもの」を自分の経験という地面にしっかりと植えて、自分だけの花を咲かせること。そのようにして、主語を「私」にして取り入れていく丁寧なステップを積み重ねることこそが、私たちが本当に自分らしく生きていくための道なのである。