こうしてケーキミックスは(感)
小6 あきらほ(akiraho)
2026年7月2日
アメリカの製造会社がアメリカ国内でケーキミックスを売りつくすと海外に進出し、日本でもホットケーキが進出したが、日本ではケーキミックスが売れなかった。原因を調査するために、日本の主婦を集めて雑談形式で話を進めてもらうと、電気釜でケーキミックスを作ると、バニラや、チョコレートで電気釜が汚染されるのではないかと日本の主婦は考えたからだ。ライスカルチャーと言われる日本文化のこと踏まえ、アメリカの製造会社は日本市場から引き揚げていった。
私が四年生の年末に家族と祖父母で三泊四日のシンガポール旅行に行った。私にとって初めての海外旅行だったので少し不安があったが、シンガポールで見る景色はどれも目新しく、興味を引くものが多々ありその不安は吹き飛んだ。シンガポールを旅して、カニをチリソースで絡めたチリクラブや、やわらかく蒸した鶏肉と鶏のだしで炊いた米飯と合わせたチキンライス、チャイナタウンで食べた本場のチャーハンに舌鼓を打った。どの食べ物も美味で、その時の私はまるで異世界の料理屋に招かれたような気分になった。しかし、独特な風味の調味料や、香辛料で徐々に私の舌は若干疲れてきた。そうしてシンガポール旅行を満喫して日本に帰国すると真っ先に私の頭に浮かんだ食べ物はふっくらとした白米と、湯気がたった出汁のきいている味噌汁だった。私は、母に頼んで久々に炊き立ての銀シャリご飯と、味噌汁を味わった。特別な料理ではないが、心の底に温かいものが拡がり、全身に染み渡る味だった。私は幼い頃から日本料理に慣れ親しんでいるから一番安堵する味だと改めて感じた。以前私はウクライナから来た留学生の講演会に参加したことがある。その留学生は日本の美味しい料理に心を奪われ数年間は自国の料理が恋しくなることはなかったそうだ。しかし戦争がはじまり気軽に母国に帰国することがかなわなくなるにつれ故郷の料理の味が恋しくなり、郷愁の念を抱いていた。人はどれほど異国の料理が美味であろうと、必ず故郷の味が必ず恋しくなるのであろう。一番慣れ親しんだ食べ物が心の根底にしっかりと根を張って、日常の当たり前を支えているものだと考える。
私は曾祖母からお米一粒の中には古くから神様が宿っていると聞いたことがある。自然の恵みや農家の方に感謝して、一粒残さず食べるようにと母から教わってきた。お米だけではなく、日本には自然界のあらゆるものに、神様が宿るという「八百万の神々の信仰」が古くから深く根付いている。これはすべての自然を敬いおそれ、ともに生きるという日本独特の宗教観、自然観だ。この自然信仰はお米に神様が宿るという話と深くつながっていると考える。私はこの価値観は外国人にとっては簡単には理解しがたい価値観であり、日本人はお米に対しての思い入れが深いのだと感じた。
日本人にとってお米とは日本の食文化の神髄だと考える。そして祖先から何千年と引き継がれてきた食の歴史である。しかし現代ではおコメの消費量が年々低下し、それに伴い、パンや、麺などの小麦を使った主食が増えている。私はパンや麺類が好きだ。しかし自然信仰、価値観を含めた米食の習慣や文化は日本の財産だと考える。これから私はコメの意味をかみしめて理解し、感謝の意を込めて食していきたい。