二兎追うものは一兎も得ず

   小5 ゆきのん(akiyura)  2026年7月3日

 筆者は小学3年の頃に、虫かごの中でアオムシがキャベツの葉を凄まじい勢いで食べながら、大きな糞を落としていくのを感心しながら眺めたことがある。葉を食べるということは栄養価の低い食べ物を大量に摂取することであり、飛び回るのには大変不都合である。だから昆虫は、飛ばない幼虫の時代に草を食べ、飛ぶ成虫に変態すると、吸収が良い密や樹液を吸う。昆虫の生活はまさにサイズと密接に関わっているものなのである。

 昆虫と同じように、人間も成長するにつれて食べるものが変わっていく。私は赤ちゃんの頃は、母乳ぐらいしか飲めないが、半年ぐらい経つと離乳食を食べていたらしい。1つずつ出すように言われていて、理由は、何がアレルギーなのかを判別するためだと言っていた。理由は、例えば、牛乳と卵を一緒に出してアレルギー症状が出たときに、牛乳なのか卵なのか、もしくは両方なのかがわからなくなるからだそうだ。他にも、5から6ヶ月のごっくん期というヨーグルトぐらいの滑らかな状態や、7から8ヶ月のもぐもぐ期という豆腐ぐらいの舌で潰せる固さ、9から11ヶ月のかみかみ期のバナナぐらいの歯茎で潰せる固さ、最後に12から18ヶ月のパクパク期の肉団子ぐらいの歯茎で噛める固さになる過程があるみたいだ。離乳食を卒業すると、大人と同じメニューで、薄みで柔らかくした幼児食になるらしい。大人の食事がそのまま食べられるようになるのは、小学校入学以降なんだそうだ。大人と同じ食べ物が食べられるようになるには、小学校入学以降なので、用意する母たちも大変だと思った。

 チョウのように変態して食べるものが変わる昆虫を調べてみた。まずは、カブトムシだ。幼虫の頃は腐葉土や腐植土を食べ、成虫はクヌギやコナラなどの樹液を餌とするらしい。次に、クワガタムシだ。幼虫の頃は木や腐葉土を食べ、成虫ではクヌギやコナラなどの樹液を餌とするそうだ。そしてカイコガは、幼虫のときに桑の葉を食べ、成虫になると口が退化して何も食べない。このことから、変態する昆虫は、幼虫の頃には栄養価の低いものをたくさん食べ、成虫になると、栄養価の高いものを少し食べることがわかった。

 「二兎追うものは一兎も得ず」で、食性と運動性の利点を両方とも手に入れようとすると結局両方とも手に入れることができないので、どちらかに絞ったほうがよく、場面によって切り替えたほうが良いということがわかった。葉はたくさん食べないといけないので、人気がないのでそこに目をつけた昆虫が草を食べ、でも子孫を残すことができないので変態して蜜などの栄養価が高いものを食べている。周りのことをよく観察して結果を導き出しているので、まるで探偵みたいだと思った。