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EX要約より「対話」「人間の精神」「形作られる」「構築」など

人間関係を自己の内面との対話と結びつけて考えた点が非常に深く、独自の視点が光っています。

また、現代社会における人間関係の希薄(きはく)化の原因を、ゲームやSNSの普及(ふきゅう)、異年齢(ねんれい)交流の減少という具体的な二つの側面から論じているため、説得力が高まっています。

特に、学園祭の話し合いの体験を通じて、画面上のやり取りと対面の違い(ちがい)を実感したことを具体的に示した点は、読者にリアルな理解を促す(うながす)効果的な実例となっています。

さらに、かつての「隣組(となりぐみ)」の例を挙げて社会の変化を説明し、異年齢(ねんれい)交流の重要性を具体的に描写(びょうしゃ)しているところも優れています。

最後に、「玉磨か(みがか)ざれば器を成さず」ということわざを用いながらも、単なる引用にとどまらず、現代のデジタル社会における人間関係の課題に結びつけている点が印象的です。

全体を通して、問題提起から具体例、そして解決への提案までが一貫(いっかん)しており、論理的な構成がよくできています。

原因がよく書けています。
社会問題の主題がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
ことわざの加工がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1224字/800字
思考点:92点
知識点:101点
表現点:97点
経験点:94点
総合点:103点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 26種 28個 (種類率93%) 92点
 確か, 第,。しかし,。すなわち,。つまり,。例えば,ざるば,すれば,たから,たため,だろう,できざる,として第,ないため,の可能,も可能,れるため,始まると,成さざる,普及により,楽かも,磨かざる,立てざる,育たざる,若者に対して,関わらざる,

■知識語彙 92種 147個 (種類率63%) 101点
上辺,世代,事前,交流,人間,今年,他者,価値,修正,個人,免疫,全体,共同,共感,勇気,原因,同意,周囲,問題,地域,多様,大人,子供,存在,孤立,学園,完結,定着,実践,容易,対話,対面,崩壊,年代,年齢,必要,想像,意見,感情,批判,擬似,教室,文化,方針,日本,普及,有無,本気,本質,構想,構築,機会,波風,注意,消失,激減,濃密,物事,状態,現代,環境,生活,生身,画面,痛感,発言,相手,相談,社会,空気,精神,組織,結局,結果,緊密,自分,自己,若者,血縁,行動,視線,記号,跳躍,身内,軌道,近隣,過剰,遮断,開花,関係,隣組,食品,

■表現語彙 153種 239個 (種類率64%) 97点
 確か,こちら,こと,これ,さ,せい,たため,たち,つながり,どこ,ないため,なか,の可能,ひとり,まま,も可能,やり取り,よう,れるため,ゲーム,コミュニティ,システム,デジタル,ネット,ハラスメント,プロセス,ライン,リアル,一,上,上辺,世代,中,事前,二,交流,人,人間,今年,他者,体,価値,修正,個人,側,僕,免疫,全体,共同,共感,出し物,前,力,勇気,原因,同意,向こう,周囲,問題,器,地域,多様,大人,子供,存在,孤立,学園,完結,定着,実践,容易,対話,対面,崩壊,年代,年齢,必要,性,想像,意見,感情,我々,批判,擬似,教室,文化,方,方針,日本,普及,有無,本気,本質,楽,構想,構築,様々,機会,歪み,殻,気,波風,注意,消失,激減,濃密,物事,状態,玉,現代,環境,生活,生身,画面,痛感,発言,的,相手,相談,社会,祭,空気,精神,組織,結局,結果,緊密,考え方,自ら,自分,自己,若者,血縁,行動,視線,観,記号,話し合い,誰,跳躍,身内,軌道,近隣,過剰,遮断,開花,間,関わり,関係,際,隣組,頃,食品,

■経験語彙 50種 66個 (種類率76%) 94点
くれる,しまう,しれる,すぎる,せる,づける,できる,やめる,やり過ごす,られる,れる,促す,出る,分かる,助ける,叱る,合う,合わせる,向き合う,呑む,増える,変わる,失う,奪う,始まる,導く,形作る,悩む,慣れる,成す,扱う,持つ,挙げる,擦る,根付く,正す,決める,済む,渦巻く,狭まる,生き抜く,異なる,磨く,立てる,築く,育つ,閉じこもる,間違う,関わる,集まる,

■総合点 103点

■均衡点 7点
 

関わりを大切に
   高2 ヨーヨ(waoho)  2026年7月3日

 人間関係は他者との繋がりだけでなく、自己の内部にある「こちら側の自分」と「もうひとりの自分」の対話のプロセスでもある。人間の本質的な問題は、人間関係を通じて自己の可能性をどこまで開花・跳躍させられるかだ。様々な人間関係の中で我々人間の精神は形作られるが、現代ではその関係を構想することができない人が増えているのが問題だ。

 その原因として第一に、ゲームやSNSの普及により、あらゆる物事が個人完結で済んでしまう環境が定着したからだ。すなわち、画面のなかだけで完結する生活は他者との泥臭い対話を奪い、誰かに相談して共に悩み、助け合うというプロセスを消失させてしまう。ネット上の記号的なやり取りは、他者の生身の感情に向き合う必要がないため、本質的には一人で完結している状態と変わらないのだ。その結果、他者への共感力が育たず、社会的な関係を築く力が出ないのだろう。例えば、僕も今年の学園祭の出し物を決める話し合いのなかで、まさにこれを痛感した。今年は食品を扱うことも可能になったため方針を決める必要があり、事前のライン上では画面の向こうの相手を深く想像することなく、システム的に容易に同意が集まっていた。しかし、いざ教室で対面の話し合いが始まると、生身の視線や空気に呑まれ、結局誰も発言しなくなってしまったのだ。画面上での擬似的な個人完結の関わりに慣れすぎていたせいで、リアルな人間を前にした際に、どのように意見を擦り合わせて関係を構想すればよいかが分からなくなっていたのである。つまり、個人完結の環境は、若者から人間関係を構想する実践的な機会を奪っているのだ。

 第二の原因として、社会全体で異年齢間における交流の機会が激減していることが挙げられる。つまるところ、地域における緊密な共同体が崩壊したことで、若者のコミュニティが同世代だけに狭まり、間違った行動を厳しく正してくれる大人が周囲に存在しなくなっているのだ。現代では、大人が若者に対して少し注意をしただけでもハラスメントなどと過剰に批判されるため、社会的な軌道修正を促す他者との関わりが遮断されている。例えば、かつての日本社会に存在した「隣組」のような組織では、近隣の大人たちが血縁の有無に関わらず、地域全体で子供の悪さを本気で叱り、導く文化が根付いていた。しかし、こうした異年齢の濃密な関わりが失われた結果、子供の頃に自らの歪みに気づけないまま大人になってしまう。ぬるい環境で育った人は、まるで多様な価値観が渦巻く社会を生き抜く免疫を持たないかのように、他者との関係性を正しく構築できずに孤立してしまうのだ。

 確かに、周囲と波風を立てず、上辺だけの浅い関わりでやり過ごしていく方が精神的には楽かもしれない。だが、「玉磨かざれば器を成さず」というように、デジタルや身内の殻に閉じこもるのをやめ、異なる年代や考え方を持つ人とつながりを泥臭く構想していく勇気を持つことなのだ。