ただ一つ留意しなくては(感)(清)

   中2 あかそよ(akasoyo)  2026年7月4日

 日本語には、赤ちゃん言葉が多く存在する。車はブーブー、犬はワンワンとなる。これらの言葉が、大人同士の日常会話で出てくることはまずありえない。大人が赤ちゃんに対して、ほら、ブーブーよという事はあるだろうが、大人が大人に向かって、ほら、ブーブーよなどといっていたらそれはおかしいだろう。フランス語では、一部の語を除き赤ちゃんに対しても大人が話すのと同じ言葉で赤ちゃんに話しかける。ただ、それでも音は高くなり、抑揚は通常以上に誇張されていることが分かっている。そもそも子供中心の生活をする日本とそうでないフランスとではかなり対照的だ。子供ができると夫婦間でもお父さん、お母さんと呼び合うようになる。このようなことは子供の性格を大きく左右するに違いない。

 日本のように子供の目線に合わせて話すのは良い。僕の学校では、小学6年生の時の家庭科の時間に、1年生と白玉を作るというのがあった。白玉粉と水を混ぜ合わせて粘り気が出てきてから、成型するときに1年生がそれを粘土のようにして遊び始めた。そこで、僕たちは一年生にそれをやるように言ったが、特に聞いた様子もなくやめなかった。どうしたものかとみんなで考え、子ども風に優しく言ってみようという事になった。それで、子どもっぽく、「それはやめておこうか」といったら、少し反応はした。それでもやめなかったのでもっと子供っぽくして「お粘土遊びはやめようか。粘土食べたくないでしょ。じゃあやめよう。」といってみると、とうとうやめてくれた。それからも、子どもっぽい言葉を使ってこれからのことを説明するとその時までよりは分かってくれるようになった。

 一方で、フランスのように子供を小さな大人として扱うのも良い。甘やかしすぎてはいけない。植物に毎日多くの水をやっているとする。そうすると、その植物は個々の場所はいつも水があるんだなと思いこんでしまい、根を伸ばそうとしなくなる。そうすると当然根は浅い部分の少ししか張らなくなってしまう。そうすると、台風など強風が来た時にすぐに倒れるようになってしまったり、少し水をあげるのを忘れたらすぐに枯れてしまうというようなことが起こったりする。また、根腐れを起こしたりもする。ところが、普段から水をあげすぎていなければ水を得ようと地下深くまで根を伸ばそうとした結果すぐに倒れたり枯れたりしなくなるし、腐る原因になる水をあげないので根腐れが起こる心配も格段に減る。こういったことは人間にも当てはまる。甘やかさないことも時には大事なのだ。

 確かに日本のように子供の目線に合わせて話すのもフランスのように子供を小さな大人として扱うのも良いが、一番大事なのは、子どもをどういう風に扱うかではなく、「いかに飽きずに続けるかではなく、飽きることと続けることをいかに両立させるかという事が大切だ。」という言葉もあるように子供に愛情をあげて温かい子にすることと、甘やかしすぎないようにして子供を独立させることを両立させ、子供を成長させることだ。そういう風に育てられるとしっかりとした大人に成長できるのだ。どちらかに偏りすぎれば、子どもっぽかったり愛情がなかったりする大人に育ってしまう。だが、少しの偏りは、その家庭ごとに決めてもいいのではないか。そうすることで家風が守られる。家風がなくなればけじめなどがなくなってしまう。子供を成長させるのが一番大事だ。