ひなすみさんの作文は、アメリカのケーキミックスの失敗例から始まり、日本の食文化や食生活の特徴(とくちょう)へと話が広がっていて、とても立体的な内容になっています。
自分の体験だけでなく、お母さんの話や学校の給食の例、さらにヨーロッパの人々の消化酵素(こうそ)の話まで取り入れているので、文章に説得力と深みが出ています。
炊飯(すいはん)器でケーキを作るとバニラやチョコレートのにおいがつく」という具体的な例を通して、人間の心理や文化の違い(ちがい)を考察している点も素晴らしいです。
また、「パンとお米の腹持ち(はらもち)違い(ちがい)」について自分の経験を交えて書いているところは、読者にわかりやすく伝わります。
極端(きょくたん)に言えば、主食がないということは、その国独自の食文化を持たない」という部分は、一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。
文章の最後に「これから世界の食文化について理解を深めたい」という未来への意欲(いよく)を示しているのも、作文の締めくくり(しめくくり)としてとても良いです。
全体を通して、ひなすみさんの考えがしっかり伝わり、読み手に興味を持たせる内容でした。

項目(こうもく)評価】
・たとえの使用:なし
・前の話や聞いた話の活用:よく書けています
・ことわざの使用:なし
一般(いっぱん)化の主題:よく書けています
・書き出しの結び:なし

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1411字/800字
思考点:85点
知識点:76点
表現点:79点
経験点:73点
総合点:84点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 23種 31個 (種類率74%) 85点
。しかし,。一方,。例えば,。確か,「どうして,いるから,いると,いるらしい,すると,そのため,だろう,と思う,ないから,に考える,人間にとって,作ると,合わざる,文化によって,残すと,洗えば,考えると,言えば,食べると,

■知識語彙 56種 88個 (種類率64%) 76点
世界,主婦,主食,人間,他国,会社,伝統,全体,分析,分解,原因,原型,土地,土曜日,大切,好意,学校,島国,市場,平日,形式,影響,心理,意見,文化,日本,日本人,日間,時間,極端,汚染,洋食,海苔,消化,炊飯,独自,現在,現実,理由,理解,発言,簡単,結果,給食,絶対,自国,製造,調査,週間,選択肢,酵素,重視,雑談,風土,食品,食生活,

■表現語彙 112種 197個 (種類率57%) 79点
。確か,あれ,うち,お腹,きっかけ,こと,これ,ごはん,ご飯,さまざま,そう,そのため,それ,たち,のり,もの,よう,アメリカ,ケーキ,ジャンク,ダメ,チョコレート,バニラ,パン,フード,ヨーロッパ,世界,中,主婦,主食,人,人々,人間,他国,会社,伝統,元,全体,分析,分解,別,原因,原型,器,国,土地,土曜日,大切,好き,好意,嫌,子,学校,家,島国,市場,平日,形式,影響,心理,意見,文化,方,日本,日本人,日間,明らか,昔,時,時間,朝,柄,極端,母,汚染,洋食,浅はか,海苔,消化,炊飯,独自,現在,現実,理由,理解,発言,的,目,私,簡単,米,結果,給食,絶対,考え,腹持ち,自国,製造,話,調査,週間,選択肢,酵素,重視,雑談,頃,顔,風土,食,食べ物,食品,食生活,

■経験語彙 36種 60個 (種類率60%) 73点
くれる,しまう,すぎる,すく,ちゃう,できる,と思う,なくなる,に考える,られる,れる,わかる,住む,作る,入る,出す,取り入れる,合う,向く,売れる,引き上げる,怒る,感じる,持つ,残す,決まる,洗う,深める,炊く,空く,聞く,進む,違う,関わる,集める,食べる,

■総合点 84点

■均衡点 6点
 

食文化
   小6 ひなすみ(akohina)  2026年7月4日

 アメリカ国内でケーキミックスは大ヒットした。そこで、国内で売りつくすと、ヨーロッパやオーストラリアにも進出した。どこでも大当たりで、次の有望な市場として日本に目が向けられた。ただし、ケーキミックスは、オーブンで焼くように出来ていたが、そのころの日本の家庭にはなかった。しかし、オーブンが無くても自動炊飯器ならある。そこで、自動炊飯器でケーキミックスを作れるようにし、日本の市場に進出した。しかし、さっぱり売れなかった。その理由が製造会社はわからなかった。そこで、主婦を集めて雑談形式で原因を調査すると、「なかなか、よくできている。」という好意的な意見が多かった。しかし、話が進むうちに「でも、あれは、バニラやチョコレートが入っているのよね。」という発言があった。これをきっかけに売れない理由が一気に明らかになった。それは、「ご飯を炊くのと同じ器でケーキを作ると、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないか・・・。」ということだった。「炊飯器をよく洗えばいい。」というのは浅はかな考えで、人間の心理はそんなに簡単なものではない。この分析結果を聞いた製造会社はきっぱり日本市場から引き上げていったそうだ。

 私の家でもお米を残すと怒られはしないが、嫌な顔される。そして平日の朝ごはんは絶対お米が主食と決まっている。ある時私は、「どうして朝ごはんがパンじゃダメなの?」と聞いたことがあった。すると母は、「パンだったら2時間目くらいでお腹が空いちゃうでしょ。」と言っていた。確かに、土曜日の朝などにパンを食べると、4時間くらいたった、12頃にお腹がすく。だがお米を食べていると腹持ちがよく、ちょうど良い時間にお腹がすく。私はパンの方が好きなのだが、お米の方が現実的に考えると、日本人全体の食生活に向いているのではないだろうか。

 学校の給食でもお米を主食とすることが重視されていると感じる。例えば、私の学校では1週間のうち3日間はお米が主食の給食が出される。このようにパンなどの洋食を食べるという選択肢もある中、学校ではお米を主食とすることが重視されているのではないだろうか。一方で、アメリカでは決まった主食があまりないそうで、ジャンクフードを食べることが多いようだ。極端に言えば、主食がないということは、その国独自の食文化を持たないということではないだろうか。確かに他国の食文化を取り入れるということも大切である。しかし、取り入れすぎて自国の伝統食品の原型がなくなっていては、元も子もない。さらに、伝統食品とは、その土地、風土、人に合うようにできていると思われる。したがって、他国の食べ物は、その国の人にしか合わず、別の国の人が食べるとあまりいい影響はないのではないかと思う。

 このように、人間にとって食文化とはとても大切なものである。なぜなら、その土地柄、風土に深く関わり合っているからである。ヨーロッパの人々の中には、生海苔が食べられない人がいるらしい。それは消化酵素の中に海苔を分解してくれる酵素を持っていないからだそうだ。一方、島国に住んでいる私たち日本人は、昔から生海苔などを食べていた。そのため、現在も生のりを消化する酵素を持っている。したがって、食べるものは文化によって違い、人々に大切にされてきたのではないだろうか。これから私は、世界のさまざまな食文化について理解を深めていきたい。