すみひなちゃん、こんにちは。レンタルの発想を持とうというテーマで、「他人の経験を自分のものとして受け取り、自分の行動に生かす」という結論に至りました。よく考えましたね。そういうことで言えば、読書もレンタルですね。図書館とか貸本とかいう形態のことではなく、著者の経験を受け取るレンタルです。
 先生も、改めて「レンタルというとき何を指しているか」考えました。これまで、一般(いっぱん)的には「リース」と同じような、目的のための物の賃貸しのことでした。調べたら、江戸(えど)時代にはふんどしのレンタルがあったそうです。(なんかいやだけど)
 そこから考えを進めて、レンタルは相互(そうご)恩恵(おんけい)のあるものとしていくと、能力の貸し借りになりますね。お互い様(おたがいさま)が豊かな生活に導いてくれそうです。

<<え2017/309pみ>>

すみひなさんの作文は、現代社会の資源問題に対して「レンタル」という新しい視点から深く考察している点がとても素晴らしいです。
まず、モノの所有から共有へという考え方を明確に示し、その意義を具体的に説明しているところがよくできています。
レンタルサービスのメリットを卒業式の例でわかりやすく示し、資源の節約や廃棄(はいき)削減(さくげん)につながることを論理的に述べている点も評価できます。
また、自分の能力をレンタルするというアイデアは独創的で、社会の新しい可能性を感じさせます。
欧米(おうべい)の事例を挙げて比較(ひかく)しながら、自分の考えを展開しているところも説得力があります。
さらに、ビスマルクの名言を引用して「経験のレンタル」という考えを提示し、知識や能力の共有まで視野に入れている点は、視野の広さと深さを感じさせます。
最後に、自分の生き方として「共有の視点」を持つことを宣言しているのも、作文全体のまとまりを高めています。
全体を通して、テーマに対する理解が深く、具体例や名言を効果的に使いながら、自分の意見をしっかりと伝えている点が特に優れています。

項目(こうもく)評価】
意見の明確さ:よく書けています
具体例の活用:体験実例がよく書けています
方法の提示:方法がよく書けています
名言の引用:名言がよく書けています
生き方の主題:生き方の主題がよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1366字/800字
思考点:85点
知識点:87点
表現点:82点
経験点:74点
総合点:87点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 23種 27個 (種類率85%) 85点
n確か,。しかし,。だからこそ,。むしろ,いるので,するため,すれば,その第,だから,だろう,と思う,と考える,について考える,に考える,のかも,は思う,られるかも,を考える,今こそ,使うので,社会こそ,考えるば,買わざる,

■知識語彙 71種 110個 (種類率65%) 87点
一種,不可能,人生,他人,以上,企業,会話,便利,信頼,先生,先輩,共有,利用,削減,効率,動画,卒業,名言,問題,地球,場面,売買,大切,実行,実践,家庭,廃棄,得意,必要,愚者,所有,手軽,指摘,提供,政治,教師,教科,方法,日本,時間,期間,機能,欧米,消費,発展,発想,直接的,着物,知識,社会,積極,紹介,経験,結果,習慣,能力,自分,自身,行動,裏側,製品,製造,複数,規模,視点,解決,講演,資源,賢者,長所,関係,

■表現語彙 119種 219個 (種類率54%) 82点
n確か,こと,さ,するため,そのもの,それ,たち,もと,もの,よう,アイテム,アピール,エネルギー,オンライン,サービス,スーツ,チャンス,ドイツ,ビスマルク,ベビーシッター,メリット,モノ,レンタル,一,一つ,一種,上,不可能,中,二,人,人生,今,他,他人,以上,企業,会話,何,便利,信頼,先生,先輩,全て,共有,利用,削減,効率,動画,卒業,名言,問題,地球,場面,売買,大切,実行,実践,家,家庭,度,廃棄,式,役,得意,必要,愚者,所有,手軽,指摘,提供,政治,教師,教科,方法,日本,時,時間,期間,本,機能,欧米,消費,物,発展,発想,的,直接的,着物,知識,社会,私,積極,紹介,経験,結果,習慣,考え方,能力,自分,自身,行動,裏側,製品,製造,複数,規模,視点,解決,話,誰,講演,豊か,貸し借り,資源,賢者,身,長所,関係,

■経験語彙 37種 55個 (種類率67%) 74点
かかわる,しれる,つながる,できる,と思う,と考える,なくなる,について考える,に考える,は思う,られる,れる,を考える,付ける,使う,借りる,出す,受け取る,増やす,失う,学ぶ,持つ,教える,整う,残す,比べる,生かす,生きる,移す,立てる,築く,築ける,聞く,見かける,買う,違う,限る,

■総合点 87点

■均衡点 5点
 

レンタルライフ
   中3 すみひな(sumihina)  2026年7月3日

現代は科学技術が発達している。より便利で効率的、高品質なモノがある生活を送ろうとすることが当たり前になってきた。しかし、その多くは化石エネルギー、主に石油から造られている。ポリエステルの衣服やダイヤモンド加工のフライパンなど様々なものが挙げられる。今日では、この豊富な工業製品を作り出すために資源エネルギーが減少しているという問題が指摘されてきて久しい。「レンタル」の考え方はこの地球規模の問題に大きくかかわる視点だ。モノを買うことは資源を消費していることになるが、レンタルは何人もの人が使うので資源を消費したことにはならない。むしろ増やしたことになるのかもしれない。便利さだけではなく、その裏側で失われている資源について考えることが大切だ。私は所有ではなく共有という視点を持って生きていきたい。

その第一の方法は、社会の中でレンタルサービスを増やしていくことだ。レンタルのメリットは、必要な期間だけ手軽にアイテムを利用できることにある。卒業式の時は、ほとんどの人が着物やスーツなどをレンタルしたという話を聞いた。しかし、まだまだレンタルするものを提供している企業は少ないと思う。一つの製品を複数の人が利用すれば、新しく同じ製品を何度も製造する必要がなくなる。その結果、資源やエネルギーの消費だけでなく、廃棄物の削減にもつながるのだ。私たちは資源問題に直接的にかかわっている所有問題を解決するためにも、積極的にモノをこのようなサービスに出したり、レンタルしたりするのがいいだろう。私自身も必要以上に物を買わず、まず借りられないかを考える習慣を身に付けたい。

また、その第二の方法は、自分の能力を積極的にアピールすることだ。欧米では、ベビーシッターや家庭教師などのサービスがとても整っている。「私はこういう能力を持っているので、こういうことができます」といった自分の長所を紹介して、レンタルに出すのだ。それに比べて日本では人をレンタルすることを知識としては持っていても、実行に移している場面をあまり見かけない。この発想をもとに考えれば、モノより機能の売買をすることで、「レンタルする」という関係の中に信頼を築けるのではないだろうかと私は思う。人のレンタルはオンライン上でもできる。モノと違い、レンタルするものが能力だからだ。SNSが発展してきた今こそ、より効率的なレンタル社会を築くチャンスだろう。私も得意な教科を教えることで、自分の能力を誰かの役に立てられるかもしれない。

確かに、人そのものをレンタルすることはできない。しかし、他の人の経験から学ぶことはレンタルできる。ドイツの政治家であったビスマルクは「愚者は自分の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ」という名言を残している。人生は限られた時間しかない。その中で全てを自分一人で経験することは不可能である。だからこそ、本や講演、動画、先輩や先生との会話などを通して他人の経験を自分のものとして受け取り、自分の行動に生かすことが大切だ。それも一種の「経験のレンタル」である。私はモノだけでなく、知識や能力まで互いに貸し借りできる社会こそ、本当に豊かな社会だと考える。これからは、そんな考え方を自分自身で実践しながら生きていきたい。