逆境をプラスに変えるには

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 「創造とは、マッシュルームのようなものだ」という言葉がある。キノコは根の成長を妨害する条件が与えられると、その妨害にめげずに生きるために、根は胞子という形で種子を作って発達を続けようとする。ある時点で、キノコに与えられる妨害条件に相当するものが、人がものを創造する上でも必要なのである。世の中で成功した人は、たいてい、逆境を自分の人生にプラスで取り込んでいく能力を備えている。創造にも、この逆境が深く関係しているのだ。私は、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたいと考える。

 方法の一つ目は、すぐに諦めないことだ。私は、小学校5年生になるまで、ピアノを習っていた。小学校四年生の時の発表会で、「エリーゼのために」という曲を弾いた。この曲は、リズムがはやい部分があり、右手と左手で引くメロディーがかなり違うためとても難しい。またその頃は手が小さかったため、離れている鍵盤を引くのが難しかった。初めは、普段通りの練習をした。まずは右手のパートを、初めから最後まで何度も通して弾く。ある程度練習したら、次は左手のパートを初めから最後まで何度も通して弾く。最後に、右手と左手を同時に弾き、何度も繰り返す。しかし、この方法だと何回やってもうまく弾けるようにならなかった。もう、できるようにならないかもしれないと諦めかけた。その時、母や先生から、できない部分を何度も繰り返しやってみたり、ゆっくり弾いてみたりしたらとアドバイスをもらった。何度も繰り返し同じ部分を練習するのは嫌だったが、やってみることにした。難しい部分を繰り返し練習しても、できるようにならなかったので、少し嫌になってしまった時期もあった。しかし、諦めずに努力し続けた。本番の二週間前になっても、左右を合わせて、ノーミスでできるようにはならなかった。普段は、本番二週間前には両手一緒に弾けるようになっていたので、少し焦っていた。しかし、焦らずに、ゆっくり弾いたり、左右を別々に練習することにした。結局、本番前に、完璧に弾けたことはなかった。しかし、本番は、本当のテンポでノーミスで弾くことができた。このように、すぐに諦めずに努力し続けることで、できるようになることもあるのだ。

 方法の二つ目は、柔軟な考えを持つことだ。トーマスエジソンは、白熱電球や蓄音機を発明した人として有名だ。エジソンは電球そのものを初めて発明したわけではない。しかし、長時間使え、安全で、安く作れるという実用的な電球を完成させた。さらに、発電所や送電線まで整備し、家庭で電気が使える仕組みを作ったことが大きな功績だ。また、1877年に、人の声や音楽を録音して再生できる蓄音器を発明した。このようなものを発明するにあたり、エジソンは何千回も失敗をした。しかし、「私は失敗したのではなく、うまくいかない方法を見つけただけだ。」という名言があるように何度失敗しても諦めなかった。このように、失敗を前向きに受け止め、柔軟に考えながら、試行錯誤を続けることが大切だと考えた。

 確かに、逆境より、順境にいた方が心に余裕を持てる。しかし、私は努力したり、工夫したりして、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたいと考えた。そのために、柔軟に考えられるようにし、たくさん努力できるようにしたい。