あきらほさん、文章全体からあなたの体験や気持ちがとてもよく伝わってきました。
特に、日常の小さなけがから大きなけがまでの流れが具体的に描か(えがか)れていて、読み手に状況(じょうきょう)がわかりやすいです。
「まるで閃光の如く(ごとく)」というたとえがうまく使われていて、痛み(いたみ)の強さがリアルに感じられました。
また、お母さんの出産の話を入れることで、あなた自身の体験だけでなく、家族の話も取り入れて文章が立体的になっています。
痛み(いたみ)についての考えが深く、「痛み(いたみ)とは時と場合によって感じ方が変化する」という気づきや、「痛み(いたみ)は心と連動している」という表現から、あなたの思考の成長が感じられます。
最後の「痛い(いたい)痛い(いたい)の飛んでいけ」という言葉で締めくくっ(しめくくっ)ているのも、親しみやすくてよいですね。
全体を通して、自分の体験をもとにしながら、痛み(いたみ)の意味や向き合い方についてしっかり考えられている点が素晴らしいです。

項目(こうもく)評価】
内容の具体性:よくできている
たとえの使用:うまく使われている
前の話・聞いた話の活用:よく書けている
一般(いっぱん)化の主題:よく書けている
書き出しの結び:よく書けている

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現  主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1280字/800字
思考点:85点
知識点:82点
表現点:90点
経験点:106点
総合点:91点
均衡(きんこう)点:1点

 


■思考語彙 23種 23個 (種類率100%) 85点
。だから,。何故,ことによって,しまうから,しよう,するため,てこそ,と場合,と思う,と考える,ないため,ないと,なので,人間にとって,出ると,場合によって,子供らしい,抑えよう,抑えるべき,治すため,見ると,蹴ろう,追い付かざる,

■知識語彙 65種 84個 (種類率77%) 82点
一番,一瞬,不思議,五月,人形,人生,人間,先日,先生,再生,出産,分娩,初対面,判断,努力,危険,友達,反省,否定,回避,場所,変化,大人,子供,完治,察知,後日,心配,思考,恐怖,悪化,愚痴,愛情,慎重,損傷,断念,断続,日本,時間,最小限,柔軟,検査,比例,治療,炎症,無念,無痛,無鉄砲,理由,生傷,病院,発覚,相棒,神様,経験,練習,見物,試合,負担,連動,選択,酷使,閃光,陣痛,風潮,

■表現語彙 136種 222個 (種類率61%) 90点
あざ,うち,おろか,お腹,けが,こと,さ,するため,そう,それ,ところ,とたん,と場合,どこ,ないため,なに,もの,よう,わが子,ん,サッカー,ボール,リスク,リハビリ,一つ,一番,一瞬,三,不思議,中,事,二,五月,人,人形,人生,人間,今,付き合い,体,傷,先日,先生,再生,出産,分娩,初対面,判断,努力,十,危険,友達,反省,否定,喜び,回,回避,場所,変化,外,大人,姉,子,子供,完治,察知,年,後,後日,心,心配,思い,思考,恐怖,悪化,愚痴,愛情,慎重,拡がり,損傷,擦り傷,断念,断続,方,日,日々,日本,時,時間,最小限,末,柔軟,検査,母,比例,治すため,治療,涙,炎症,為,無念,無痛,無鉄砲,焦り,理由,生まれ,生傷,病院,痛み,発覚,的,相棒,神様,私,端,経験,線,練習,腕,舵,見物,試合,負担,足,軸,連動,週,遊び,選択,酷使,閃光,間,陣痛,顔,風潮,骨,

■経験語彙 58種 73個 (種類率79%) 106点
いける,おる,がる,こぼす,しまう,すぎる,せる,つける,できる,と思う,と考える,なくなる,もつ,やめる,られる,れる,付き合う,作る,働く,出る,分かる,動く,取り組める,告げる,味わう,始まる,怠る,感じる,戦う,抑える,持ち合わせる,掛ける,楽しむ,止まる,残る,気づく,治す,消える,痛める,直せる,立てる,絶える,繰り返す,臨む,至る,行う,襲う,誓う,負う,走る,踏み込む,蹴る,近づく,追い付く,遊ぶ,避ける,鍛える,飛ぶ,

■総合点 91点

■均衡点 1点
 

痛かった思い出
   小6 あきらほ(akiraho)  2026年8月1日

 「ガンッ 痛いな」

私は家の中で箪笥の角に足をぶつけたり、風呂場で滑ってこけたりしていることが日常茶飯事だ。そのたび「なんで俺はこんなに不幸なんだ?」「何で痛みがあるんだ。神様は人が痛がっているのを見物して楽しんでいるのか⁈」などと心の中で愚痴をこぼす。そして当然のことだが私は外遊びに出ると必ず一つは傷を作る。だから傷の再生が追い付かず、いつも足や腕に擦り傷やあざがあり、友達に「少し遊ぶのをやめたら?」などと心配されることがある。そんな小さな生傷の絶えない私は先日サッカーで大けがをして今も痛みを治すため戦っている。

 五月のあるサッカーの練習試合、私はボールを蹴ろうとして軸足を強く踏み込んだとたん、まるで閃光の如く足に痛みが走った。その日は試合を断念し、後日病院で検査をしたところ骨端線の損傷と炎症があると発覚した。それからというもの週に二回から三回、足の治療を行っており、今に至るまで試合はおろか練習にも取り組めていない。リハビリの先生から圧痛がなくなるまで治療を怠ってはいけないということを告げられ、試合に臨みたいのに出られない無念を味わい心に焦りと痛みが走った。私はさらにけがを悪化させないために、完治するまで足に負担を掛けないという誓いを立てており、日々柔軟などをしてけがをするリスクを最小限に抑えようと努力している。私はこの経験を通して足を酷使し、体を鍛える為だという理由をつけて遊びすぎていたことに反省している。それと同時に痛みを感じることによって、より慎重になり、けがを避ける為の思考が働くようになったと感じる。無鉄砲な子供らしさが次第に消えて大人の思考に近づくのだと思った。

 母は姉を出産する時に人生で一番痛い思いをしたそうだ。陣痛が始まって約十二時間の間、断続的に襲ってくる痛みと戦った末生まれきた我が子の顔を見ると一瞬で痛かったことが不思議と飛んでいき、わが子との初対面で涙が止まらなかったそうだ。だがその三年後に私を出産する時は、あの痛みの恐怖を回避するため無痛分娩を選択した。日本では「お腹を痛めてこそ子供に愛情をもつことができる」という風潮が残っているのも否定できないようだが、母は陣痛の痛みと愛情の深さは全く比例しないと考えているそうだ。ただ、母は「出産の痛み」を経験できたことはなにより人生の経験としての喜びだという。私は痛みとは時と場合によって感じ方が変化するものだと分かった。

 人間にとって痛みとは危険を回避しようとする舵のようなものだ。何故なら

痛みを感じないと傷を負った場所のどこがどのように悪いか判断できなくなり、すぐに直せる傷でも、繰り返すうちに傷が拡がり体が動かなくなるまで動く人形のようなものになってしまうからだ。そして私は痛いと言う事は心と連動して動くものだと気づいた。これからも痛みとは付き合いが長くなりそうなので、痛みの経験をより最小限に抑えるべく、危険の察知と、慎重さを持ち合わせながら痛みという相棒とうまく付き合っていきたい。

「痛いの痛いの飛んでいけ」