あえたきさん、今回の作文は現代社会の人間関係の問題について、具体的な体験や社会の変化を踏まえ(ふまえ)丁寧(ていねい)に考察できている点がとても良かったです。特にコロナ()での自身の経験を通じて、直接人と関わる機会の減少が問題の大きな原因であることをわかりやすく伝えています。自分の体験を交えたことで、文章に説得力と親近感が生まれていました。また、競争否定の問題についても、自分の絵の得意さを例に挙げて具体的に説明しているため、抽象(ちゅうしょう)的な話に具体性が加わり理解しやすくなっています。さらに、「人間関係とは単なる他者との関わりではなく、他者との関係によって生まれる自己との対話を指すのである」という名言を用いて、主張を強めている点も非常に効果的でした。文章の構成も原因を二つに分けて整理されており、論理の流れが明確で読みやすいです。あえたきさんの考えがしっかりと伝わる、説得力のある作文に仕上がっています。今後も自分の体験や具体例を活かしながら、さらに深い考察を加えていけると良いですね。

項目(こうもく)評価
原因がよく書けています。
社会問題の主題がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
◎名言がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 人間関係の築かれ方 nngi 07月4週 あえたき
字数/基準字数:
1303字/800字
思考点:87点
知識点:82点
表現点:80点
経験点:74点
総合点:86点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙24種30個80%87点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙65種114個57%82点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙116種229個51%80点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙37種66個56%74点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1303字
 87点
 82点
 80点
 74点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 24種 30個 (種類率80%) 87点
 確か, 第,。しかし,。だから,あるかも,あるから,いくべき,からこそ,が可能,せざる,たから,だろう,と言える,な場合,は単なる,会えざる,会わざる,取ろう,否定により,始まると,恐れざる,私にとって,行けざる,関係によって,

■知識語彙 65種 114個 (種類率57%) 82点
上手,中学校,中止,事態,人間,他者,休校,作品,修学旅行,個人,個性,優秀,切磋琢磨,制作,半分,原因,友達,名言,否定,周囲,問題,回復,場所,変化,学校,宣言,家族,対話,小学校,小学生,展示,平等,廊下,形成,得意,思考,成績,成長,授業,時代,期間,構築,機会,減少,熱心,現代,発令,直接,確立,社会,競争,経験,緊急,美術,自分,自己,自身,苦手,評価,認識,運動,運動会,過剰,関係,順位,

■表現語彙 116種 229個 (種類率51%) 80点
 確か,あまり,おかげ,かけっこ,が可能,こと,これ,さ,さまざま,ざま,それぞれ,たち,な場合,はじめ,びっくり,みんな,もの,よう,ん,アイデンティティ,イベント,オンライン,ゲーム,コロナ,システム,デジタル,ブーム,リモート,ワーク,一,一つ,上手,中,中学校,中止,事態,二,人,人間,他者,休校,位,作品,修学旅行,個人,個性,優秀,切磋琢磨,制作,化,半分,原因,友達,名言,否定,周囲,問題,回復,場所,変化,外,多く,子ども,学校,宣言,家,家族,対話,小学校,小学生,展示,平等,廊下,形成,得意,思考,成績,成長,授業,方,時代,期,期間,楽,構築,様,機会,減少,熱心,現代,発令,的,直接,確立,社会,私,競争,経験,絵,緊急,美術,自ら,自分,自己,自身,苦手,評価,認識,誰,足,運動,運動会,過剰,関わり,関係,順位,

■経験語彙 37種 66個 (種類率56%) 74点
しまう,しれる,つく,つける,できる,と言える,られる,れる,会う,会える,出る,取り組む,取る,喜ぶ,増える,奪う,始まる,恐れる,指す,挙げる,描く,気づく,気付く,求める,決める,深める,生きる,生まれる,絶つ,行ける,買える,進む,遊ぶ,過ごす,関わる,頑張る,飾る,

■総合点 86点

■均衡点 5点
 

人間関係の築かれ方
   高2 あえたき(aetaki)  2026年7月4日

 現代社会は人間関係をうまく構築できない人が増えている。このような社会は問題である。

 その原因として第一に直接人間と関われる機会が大きく減少していることが挙げられる。特にコロナ禍の時には私たちからさまざまな関わりが絶たれた。緊急事態宣言が発令され、はじめは学校が休校になると喜んでいたものの、いざ始まると人との会わなさにびっくりした。クラスメイトとは誰一人と会えず、家族だけしか会う人はいなかった。そこで、家で一人でもでき、オンラインで友達とも会うことのできるゲームが私にとってブームになった。コロナからの回復期もクラスメイトの半分としか会えず、運動会や修学旅行など小学校時代のさまざまなイベントが中止になった。このように直接人との関わりが絶たれてしまったという経験ではこれが最も大きい。また、この期間にデジタル化が進み、人に会わずとも、欲しいものが買えたり、家の中で遊ぶことができたり、リモートワークが可能になったり、と外に出ることでしかできなかったことが人と会わずに家の中でもできるようになった。このように直接人と関わる機会が減少したという社会的変化は問題の原因の一つと言えるだろう。

 第二の原因として、過剰な競争否定が挙げられる。学校などにおける競争否定により、子どもたちが互いに切磋琢磨する機会が絶たれ、個人のアイデンティティを形成することが難しくなったのである。私は絵を描くことが得意だ。自分のこの個性に気付いたのは、小学生、中学校時代において美術の授業における競争があったからである。小学校、中学校の美術の授業では自分の作品に評価がつけられ、優秀な作品は廊下に飾られたりなんかした。そこでいい成績を取ろうと頑張り、熱心に作品制作に取り組んでいたおかげで、良い成績を取ることもできたし、さまざまな場所で展示もされた。他者よりも自分の作品が評価されたからこそ、周囲から私は絵が上手な人なんだと認識されるようになったし、自分自身でも絵が得意なことに気づくことができた。また、運動のような場合においてはかけっこに順位がつくことで、あの人は足が速いんだ、あの人は運動が少し苦手なんだなと周囲から認識される。しかし、現代の学校で平等を求めるあまり、かけっこは順位を決めないでみんな一位というようなシステムが確立されつつある。これは競争を否定するあまり、それぞれが切磋琢磨する機会や、個性の確立の機会を奪っている。このようなことは問題の原因の一つといっていいだろう。

 確かに、周囲と競争せず、浅い人間関係で過ごす方が楽ではあるかもしれない。しかし、「人間関係とは単なる他者との関わりではなく、他者との関係によって生まれる自己との対話を指すのである」という名言のように、私たちは決して一人で生きて行けず、人との関わりがあるからこそ成長することができる。私たちは、人との関わりを恐れず、多くの人と関わることで自らを深めていくべきである。だから、現代社会の人間関係をうまく構築できない人間が増えていることは問題である。私もさまざまな人と関わって様ざまな思考をすることのできる人間になりたい。