新しい資源の使い方

   中3 すみひな(sumihina)  2026年8月2日

 最近、料理を作ることを趣味としている人が増えている。多くの初心者は、メニューを決めた後に計画を立て、それに必要な材料を買う。反対に、プロは、手元にある材料から作れる料理を考える。これは、現代社会に足りていない、とても重要な考え方だと私は思う。世界中で資源の減少が問題として取り上げられ、また、それをめぐって戦争が起きていることはきっと誰もが知っているであろう。きっと、近代技術からではなく、永遠に使い続けられる資源から技術を生み出すように舵を取ればこのような問題は起こらなかったはずだ。私は、目的を定めてから必要なものを集めるのではなく、今あるものから何かを生み出せるような考え方をしていきたい。

 その第一の方法は、「あれがない」ではなく、「これがある」というポジティブな考え方をすることだ。この考え方をすることで、 今自分がどれだけの物を持っているか把握でき、新しいものを創作する一歩になるだろう。私は、友達と自分を比べてどれだけ自分が勉強できないかに嘆いていた。自分が持っていないものにしか目を向けていず、ネガティブ思考ばかりをしていたのだ。だが、小学生のころから数学や英語が得意だったことに気が付き、それらに磨きをかけることで前向きに考えることができ、苦手な教科の克服にも少しずつ身が入るようになった。高校を決めるにあたっても、得意な数学・英語に傾斜がかかる高校を基準にして選んだ。視点を変えることで、これまで埋もれていた自分の可能性を見いだし、力に変えられることは私たち受験生にとって、大きな強みになると言えよう。

 その第二の方法は、社会において自分のアイデアを発信することだ。新しい視点で考えることの大切さを知ってもらうことで、様々なアイデアが組み合わさり、私たちの役に立つモノに生まれ変わるかもしれない。これまでの生産は、新商品を作り出してそれを売るという流れだった。が、今の日本ではそういう新しいものがあふれていることで、モノをアレンジするということに視線が集まっている。YouTubeやTikTokでも、古いデニムをポーチやスマホケースにリメイクしたり、空き瓶を花瓶にしたりするなど、工夫をすれば新しい使い方ができるという例が紹介されている。私は、この流れに乗っていけば、日本は消費社会から、資源を循環させる循環型社会になっていくのではないかと思う。

 確かに、今あるものから何かを創るには、たくさんのモノの名前を知っていなければいけず、時間も労力もかかる。しかし、私は「あるものを使いこなせない人は、ないものを手に入れても使いこなせない」という名言があるように、手元に持っているもので完結させる力を持つことが一番重要だと思う。去年の学校祭のとき、準備のための予算が足りなくなり、使いたい材料が買えなかったことがあった。私の担任が、「今ある材料で作れなかったら新しく買ったとしても何にも作れないよ」と言ったことを覚えている。モノは私たちが使って初めて価値を持つ。ならば、それを最大限活用することがモノを扱う、私たちの責任なのではないだろうか。