いつか博士に

   小4 あきゆき(akiyuki)  2026年8月2日

いつか博士に

「あれっ?なんか…減った」

ママは目をぱちぱちさせていた。私はしらんぷりをしていた。実はこんなことが起こった。くんくんくん。いい匂い。ごくごくごく。まいたけと溶き卵が入ってる。ごくごく。私はいっぱい飲んでしまった。結果、味噌汁が半分減っていた。そして今、ママにバレかけている。

ママの作る味噌汁は私の好みばかりだ。だからいつもつまみぐいをしている。おいしいからしかたがないことだ。最近のママはこういうことがあってもいいように、対策をしているようだ。その対策とは、『味噌汁を最初っから多めに作っとく』という作戦のようだ。でも、その方法は失敗の道へと進んだ。それだけではない。その作戦のおかげで、私はとくするんだ。どうしてかというと、もっと多くの量の味噌汁をのめるからだ。

私はいままで数多くのつまみ食いをしてきた。例えば、名付けて、『笑えるピーマンの肉づめひっくり返し法』だ。まずピーマンの肉づめの肉の所だけ食べて、ピーマンをひっくり返したら、普通のピーマンの肉づめに見えるように形を整えたらその場から逃げるという作戦だ。実際にやったけど、この方法はあとでバレる確率が99パーセント以上なので覚悟が必要である。

ママやお姉ちゃんたちにインタビューをした。ママは、味見と毒見を兼ねてつまみ食いは必ずするらしい。野菜とかは多めに切って自分も食べるし、私の口にも入れてくれる。どうしてかというと、私は人参とかきゅうりとかを生でポリポリ食べるのが好きだからだ。

お姉ちゃんは、つまみ食いしようと思って

「ママ、これ食べていい?」

と枝豆を指さしたら、ママは

「うん、いいけどまだ生やで」

と笑ったらしい。

私の今までの経験をふまえてつまみ食いのコツを考察した。

一つ、つまみ食いをしたら残る数を家族の数の倍数にしておく。

一つ、いろんなところから取る。なぜなら片っ端から取っていくとすぐに減ったことがバレるからだ。

一つ、色々な色を取る。同じ色ばかりのこってしまわないようにすることが大事。

一つ、周りを注意する。

忠告、ピーマン肉詰めひっくり返し法はバレるからピーマンも食べたほうが良い。

私もそのうち、つまみ食い博士になるだろう。