あけふしさんの作文は、現代の言葉遣い(づかい)や社会の変化について、幅広い(はばひろい)視点から考えがよくまとまっています。
まず、「ら抜き(ぬき)言葉」の問題を国語審議(しんぎ)会の役割と結びつけて考察した点がとても興味深いです。
言葉の変化が世代間の断絶と関係していることを指摘(してき)し、社会の中で言葉がどう扱わ(あつかわ)れているかに目を向けているのは、深い視点だと感じました。
また、電子マネーと現金のメリット・デメリットを具体的に比較(ひかく)している部分は、わかりやすく説得力があります。
特に、電子マネーの利便性だけでなく、使いすぎや災害時の不便さにも触れ(ふれ)ている点はバランスが取れていて、複数の意見がよく書けています。
最後に、「古いものを大切にしながら新しいものを受け入れる」という考えをまとめとして示したことで、文章全体の主題が明確になり、総合化の主題がよく書けています。
全体として、論理的に整理されていて、自分の考えをしっかり伝えられている素晴らしい作文です。

項目(こうもく)評価】
・複数の意見がよく書けています
・総合化の主題がよく書けています

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1159字/800字
思考点:79点
知識点:80点
表現点:82点
経験点:88点
総合点:89点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 21種 27個 (種類率78%) 79点
 しかし, 確か,。しかし,。だから,。例えば,「どうして,あるので,いるため,すると,そのため,できよう,できるため,と思う,ないため,ないと,ないので,なければ,なので,なる可能,を考える,言えば,

■知識語彙 61種 97個 (種類率63%) 80点
一方,一時,一目,世代,中核,中身,以上,会計,伝統,停電,充電,共有,再考,出費,利用,口座,問題,国語,報告,多岐,大事,大切,契機,存在,実感,審議,常用漢字,当用漢字,影響,役割,必要,手間,政策,故障,教育,敬語,断絶,方向,方法,方言,時代,注目,災害,現場,現金,発生,窓口,簡単,背景,自体,自分,規制,言葉,財布,通信,通用,銀行,障害,隠語,電子,革新,

■表現語彙 120種 201個 (種類率60%) 82点
 確か,いるため,うち,お金,お釣り,きっかけ,こと,これ,さ,そのため,その他,それ,それぞれ,たくさん,できるため,とき,どちら,どれ,ないため,なる可能,もの,よう,ら,わけ,カード,システム,スマ,スムーズ,ホ,マスコミ,マネー,ミス,メリット,レジ,一方,一時,一目,世代,中,中核,中身,以上,会,会計,伝統,停電,僕,充電,全て,共有,再考,出費,切れ,利用,力,受け渡し,口座,問題,国語,報告,多岐,大事,大切,契機,存在,実感,審議,常用漢字,店,当用漢字,影響,役割,待ち時間,必要,性,手続き,手間,抜き,支払い,政策,故障,教育,敬語,断絶,方向,方法,方言,昔,時,時代,様変わり,気,注目,渡し,災害,現場,現金,発生,的,窓口,簡単,考え方,背景,自体,自分,規制,言葉,財布,買い物,逆,通信,通用,達,銀行,間,間違い,障害,隠語,電子,革新,

■経験語彙 46種 61個 (種類率75%) 88点
いける,おく,しまう,すぎる,づける,てる,できる,と思う,なくなる,なさる,まかり通る,れる,わく,わたる,を考える,使う,入れる,出す,出る,占める,取り入れる,受け入れる,受け取る,向かう,向く,増える,変わる,引き下ろす,弱める,待つ,手渡す,持ち歩く,持ち運ぶ,持つ,数える,気づく,決める,済ませる,減る,生かす,続ける,緩める,起こる,選ぶ,際立つ,騒ぐ,

■総合点 89点

■均衡点 7点
 

「食べられる」か
   中2 あけふし(akehusi)  2026年8月1日

 「どうして「ら抜き言葉」ばかり騒がれるのか」。報告は、敬語、方言問題など多岐にわたっている。しかし、「ら抜き言葉」だけが際立って注目されてしまった。これを国語審議会の役割を考えるきっかけにし、再考する契機にもできよう。まず世代間の断絶が背景にある。同世代にしか通用しない隠語がまかり通っている。審議会の役割も変わってきた。当用漢字や常用漢字を決めるなど国語政策の中核を占めていた時代からは様変わりしている。そうした規制を緩める方向に向いているというだけでなく、影響力自体も弱める方向に向かっている。それは、逆に言えば、教育、マスコミその他それぞれの現場で、自分達の言葉を考えていかなければならない、ということだ。

 新しいものが出てくるのは当然だ。例えば、電子マネーは現金のように財布から現金を出したり、お釣りを受け取ったりする手間がなく、現金の受け渡しがないため、お釣りの渡し間違いや数え間違いをする会計ミスが起こりにくく、簡単に速く支払いすることができる。そのため、レジでの待ち時間が短くなり、買い物をスムーズに済ませることができる。特に支払い方法がカードやスマホなので財布の中にたくさんの現金を入れておく必要がなくなり、支払いができるため持ち運びやすいのである。お金がなくなったとき昔のように銀行に行って窓口や口座からお金を引き下ろす手続きをして待つ必要がなく、電子マネーは口座から共有されているためお金を引き下ろす手間がなくなる。

 しかし、古いものも大切だという考え方もある。例えば、現金は電子マネーにはないメリットが存在するのである。電子マネーは現金のようにお金を手渡してないので、お金を使っているという実感がわきにくく、どれぐらい減ったか財布の中身を一目で見て使いすぎたことに気づけないため、つい必要以上に買い物をしてしまって気づかないうちに出費が増えてしまうことがある。電子マネーは全ての店で利用できるわけではなく、現金のみの支払い方法しかないため、現金を持って来ないといけないのである。さらに、スマホやカードなどの故障、充電切れ、通信障害やシステム障害が発生すると、一時的に支払いができなくなる可能性があるので、災害時や停電時には、電子マネーが利用できないこともある。そのため、現金を少し持ち歩く必要もある。

 確かに、新しいものを取り入れていくことも、古い良いものを大切にしていくこと、どちらも大切だ。しかしもっと大事なことは「古いものを大切にしながら、新しいものを受け入れなさい。」という言葉があるように、伝統と革新のどちらか一方だけを選ぶのではなく、それぞれの良さを生かすことが大切である。だから、僕も新しいものも、古いものも大切にし続けたいと思う。