あおやゆさん、今回の作文は「自然の変化と美しさ」について、深く考えながら自分の意見をしっかりと述べている点がとても素晴らしいです。
まず、自然と人工物の違い(ちがい)を具体的に比較(ひかく)しながら、自然の変化の豊かさや美しさを丁寧(ていねい)に説明しているところがよくできています。
また、平家物語の引用や黒田官兵衛の言葉を使って、自分の考えを支える根拠(こんきょ)を示している点もとても効果的です。
これにより、文章に説得力が増し、読者に深い印象を与え(あたえ)ています。
さらに、自分の体験としてドライフラワーの話を取り入れ、自然の美しさや変化の価値を実感していることが伝わってきます。
意見に対して反対の考えも認めつつ、自分の考えを明確に示しているので、バランスの良い論述になっています。
文章全体を通して、自然の変化を肯定(こうてい)的に捉え(とらえ)、それが人生や美学に結びつくという主題が一貫(いっかん)していて、とても読みやすいです。
これからも、今回のように自分の意見をしっかり持ち、理由や例を添え(そえ)て書く練習を続けてください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
名言がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
 

森リン評価 変化するとは mi 08月4週 あおやゆ
字数/基準字数:
1631字/800字
思考点:77点
知識点:87点
表現点:90点
経験点:97点
総合点:90点
均衡点:3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種26個77%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙72種103個70%87点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙137種223個61%90点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙52種76個68%97点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1631字
 77点
 87点
 90点
 97点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 26個 (種類率77%) 77点
 確か, 第,。しかし,あるから,からこそ,せざる,だと,だろう,といえ,と思う,ないから,に思える,のかも,のため,の場合,られるから,をなぜ,枯れざる,止めるため,限らざる,

■知識語彙 72種 103個 (種類率70%) 87点
一番,世界,世間,両者,人工,人生,人間,仕方,便利,倒影,内面,冒頭,劣化,地震,変化,大事,天皇,女優,好転,安全,安定,安寧,安心,官兵衛,実用,審美,工夫,平家,年季,年月,年齢,幾星霜,性質,手術,方向,日本人,最初,本質,柔軟,植物,様子,永遠,決定的,洗練,満開,無常,無理,物事,物語,状況,理由,環境,生活,生花,白髪,的確,祇園,精舎,素敵,結局,綺麗,繁栄,美学,自然,葉桜,親族,言葉,諸行無常,質感,週間,魅力,黒田,

■表現語彙 138種 224個 (種類率62%) 90点
 確か,うち,こと,これ,さ,そこ,のため,の場合,まま,もの,よう,コストパフォーマンス,シワ,ドライ,フラワー,プラス,プラスチック,マイナス,一,一番,世の中,世界,世間,両者,中,二,人,人工,人生,人間,仕方,他,便利,倒影,優,元,内面,冒頭,初め,力,劣化,化,地震,壇ノ浦,声,変化,外,大事,天皇,女優,好き,好転,姿,安全,安定,安寧,安心,官兵衛,実用,審美,工夫,平家,年,年季,年月,年齢,幾星霜,形,性質,感,戦い,手術,方,方向,日本人,昔,最初,本,本質,柔軟,桜,植物,様子,止めるため,氏,水,永遠,決定的,洗練,深み,満開,源,無常,無理,物,物事,物語,状況,理由,環境,生活,生花,白髪,的,的確,眼,祇園,私,精舎,素敵,結局,綺麗,繁栄,美学,自然,色,花,若づくり,葉桜,薬,親族,観,言葉,話,諸行無常,質感,賭け,週間,鐘,雨,雪,雲,霧,響き,頃,香り,魅力,黒田,

■経験語彙 53種 79個 (種類率67%) 98点
あり,かける,させる,しまう,しれる,せる,できる,といえ,とどめる,と思う,に思える,られる,れる,作る,使う,保つ,写る,受け止める,咲く,壊れる,変える,変わる,失う,学ぶ,崩れる,帯びる,弱る,恐れる,感じる,戻る,抱く,持つ,散る,枯れる,染める,止める,歩む,求める,無くす,生きる,移り変わる,置く,老いる,表す,見える,見出す,読む,負ける,贈る,違う,重ねる,限る,飽きる,

■総合点 90点

■均衡点 2点
 

変化するとは
   中1 あおやゆ(aoyayu)  2026年8月4日

 作曲に集中している時、不意に、音楽というものが自分の知力や感覚では、捉えようもない(神秘的な)ものに思われることがある。音楽という有機的な流れの中ではその(一つの和音の)響きは千変万化するもので、その表情の豊かさは、あるで生き物たちのようである。作曲は音と人間の協同作業(コーポレーション)だと思うから作曲家は音に傲慢であってはならないだろう。私たちは自然に多くを学ぶべきだ。自然のもののよさを理解し、ただ材料として使うのではなくアイデアやインスピレーションを得ると良い。

 第一の理由は変化するからだ。プラスチックや合成繊維でできたものは人間にとって使用するという目的があって作られているため実用的ではある。そう簡単に壊れないし、長い年月がたっても姿形はあまり変わらない。では自然のものはどうだろうか。自然の中にある苔や石、木。人工のものとは違い、常に形が変化する。苔なんかでは私が足で踏んだり、上に物を置いたりするだけで弱ってしまう。プラスチックとは違い、常に同じ形ではない。これだとまるで人工物の方が実用的でイイようだ。自然物と人工物。両者の中で決定的に違うのは変化の仕方だ。人工物は劣化することが少ないけれど優化することはない。しかし、自然物の場合は枯れたりかけたりとすぐに形が変わるが元に戻ったり、他の形に変化したり、と劣化することはない。環境や地震の置かれた状況に柔軟に姿を変えている姿が人に「生きている」ということを感じさせる。植物の変化に世の中や人生を倒影させられるからこそ人工物よりも自然物の方が人の審美眼に美しく写るのだろう。平家物語の冒頭にある「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という言葉は平家物語の世界観を的確に表しているといえる。初めは力を持っていて天皇の親族もなっている平家がこのまま繁栄していくように思えたが、壇ノ浦の戦いで源氏に負けてしまった。変化することでマイナスにもプラスにもなるという賭けのような世間のように移り変わり、年季を帯びていくものに魅力を感じるのかもしれない。

 第二の理由は人工物には自然物のような幾星霜の年月を歩んできた深みや儚さがないからだ。昔、読んだ本に日本人がすぐに散ってしまう桜をなぜ大事にするのかという話があった。満開からわずか一週間くらいで散って葉桜になってしまう。日本人はそこに潔さや儚さを見出し花が枯れずに美しいまま散っていく様子に無常感や美学を抱く。桜に限らず人に花を贈ることは多いが、生花はいずれ散ってしまうのである。私はドライフラワーを作ったことがあるが、結局形は保っていても香りや質感、色にはどうしても劣化してしまった。最初のうちはずっと綺麗で崩れない。コストパフォーマンス的にもとてもいいと思ったが変化がないから飽きてしまった。散ったり、咲いたりと変化があるから美しいのだ。女優でも若い頃の美しさを止めるために薬や手術でシワを無くしたり白髪を染めたりする人もいるけど、私は自然な美しさを保ちながら年齢を重ね素敵に年を重ねている人の方が好きである。ドライフラワーのように美しさを永遠にとどめていても外からは見えない内面では変化している。無理な若づくりをせずに老いていくのが一番良いと思う。

 確かに人のために作られていて洗練された壊れにくい実用的な物を使うことで生活を便利にできる。また変化しないからこその安定感や安心感がある。変化を恐れるのも人間の性質であってなるたけ変化しないようにと工夫するのは安全や安寧を求めるのはいいと思う。しかし、「水は雲や霧、雨や雪へと姿を変えるが、その本質は決して失われない」という黒田官兵衛の言葉があるように、変化をしても本質は変わらない自然から物事を学びたいものだ。変わらないことに安心するのではなく変化していくことを柔軟に受け止めてプラスの方向に好転させていく人になりたい。