真の国際人
小5 なな(akasona)
2026年8月3日
アメリカの大学初年生を日本の学生と比べてみると、アメリカの学生の方が知識量でははるかに少ない。しかし論理的に考え表現し行動することにかけては彼らは十分な訓練を受けているから、精神的には成熟していて、論争になったりした場合には日本人学生はとても太刀打ちできない。一見アメリカの学校は生徒を自由に遊ばせているだけのように見えるが、そういった訓練はきちんとされているのである。この話を読んで一番びっくりしたところは、アメリカの学生は日本の学生より知識が少なくても、自分で考えたり、自分の考えを伝えたりする力があるというところだ。今まであまり考えたことがなかったが、日本とアメリカでは学校で大切にしていることがこれほどまで違うのだと知ってとても驚いた。
私は日本とアメリカの学校の両方の授業を受けたことがある。日本では先生の話を聞いたり、黒板に書かれたことをノートに写したりすることが多く、自分から意見を言う機会はあまり多くないように感じた。しかし、アメリカの授業では先生から
「あなたはどう思う?なぜそう思う?」
としつこく質問され、自分の考えを発表することがよくある。何度も理由まで聞かれるので、まるで自分の頭の中をのぞかれているように感じることもある。教室の机の並び方にも違いがある。日本では一人一つの机に座り、みんなが前を向いて授業を受けることが多い。一方、アメリカの学校では、大きなテーブルに二人ずつ向かい合い四人で座って授業を受けている。そのため、同じテーブルの人とは頻繁に意見を出し合い、その中で自分と違う考えを聞いたりすることも多い。最初はただ使っている机の形や大きさが違うだけなのだと思っていたが、多分授業の目的も違っているのだろう。このような経験から、日本とアメリカでは授業で大切にしているポイントが異なるのだと実感じた。
もし前に日本の授業しか受けていなかったとしたら、勉強して知識を増やすことだけが大切だと思っていたかもしれない。もちろん、勉強してたくさんのことを知ることも大切だ。しかし、自分が何を考えているのかを自分自身で理解し、それをみんなの前で発表する力も必要だろう。大人になれば、自分の考えを相手に伝えたり、ほかの人と意見を出し合ったりする場面がたくさんあると思う。学校で自分の意見を話す経験は、ただの学校の授業なのではなく、将来大きくなって他の人と協力したり、自分で何かを決めたりするときにも役立つと思う。日本とアメリカの授業にはそれぞれよいところがあるので、知識を身につけることと、自分で考えて発表することの両方を大切にしていきたい。
この話を読んで、今まであまり認識していなかったが、勉強して知識を身につけるだけでなく、自分の考えを相手に伝えることも大切だと分かった。もちろん、知識を増やすことも大切だ。しかし「十人十色」ということわざのように、世界にはさまざまな考え方を持つ人がいる。だからこそ、おたがいの意見に耳をかたむけ、考えを分かち合うことが国際社会の中では重要なのだ。そうやってお互いを理解できる人こそが才人かつ国際人だと私は思う。