よくある思い込み
小5 なな(akasona)
2026年8月4日
美しい人もそうでない人も病気の人も健康な人も、いろいろな人がいる。それなのに私たちはほんのわずかなことだけで人を決めつけてしまうことがある。花の色さえ一日にして変化するのだから、まして心を持っている人を自分のわずかな秤だけで決めつけてしまうのは、間違っていると思う。私が一番びっくりしたのは、枯れてしまったように見える花はもう死んだと決めつけられているが、実はまだ一生懸命生きていて実を結んでいるというところだ。つい何事も見た目だけで判断してしまいがちだが、実際はそうでないことが多いので簡単に決めつけてはいけないのだ。
私は実際に思い込みで物事を決めつけてしまったことがある。ある日、友達がドリアンのにおいのするクッキーを食べていた。私は今までドリアンを食べたことがなく、においが強いというイメージからきっとおいしくないだろうと勝手に決めつけていた。そのため、友達がそのクッキーを食べているのを見たときも、正直あまり食べたいとは思わなかった。しかし、友達にすすめられて少しだけ食べてみることにした。すると、思っていたよりも甘くて食べやすく、意外にもおいしかったので驚いておどおどしてしまった。においだけでまずいと決めつけていた自分の考えが間違っていたことに気づいた。このことから見た目やにおい、最初の印象だけで物事を決めつけるのはよくないと考えさせられた。人に対しても同じで、少し話しただけで決めつけるのではなく、実際に知ってから考えることが大切だと実感した。
母にも何かを決めつけてしまった経験がないか聞いてみた。母は昔から青汁に苦手意識を持っていたそうだ。なぜなら、青汁は緑色で、野菜の味しかしないまずいものだと思い込んでいたからだ。昔の青汁の広告で
「あー、まずい!もう一杯!」
というフレーズも使われていたり、テレビ番組の罰ゲームにも使われていたりして、さらにまずいという感覚が刷り込まれたようだ。祖母が青汁を飲んでいて、私も試しに一緒に飲んでみたところ、思ったよりもまずくなかったので母に勧めてみた。母は最初とても嫌がっていたが、思い切って飲んでみると抹茶のような味がして意外とおいしいと感じたそうだ。多分昔に比べて今の青汁の味はかなり改善されたのだろう。お母さんも、実際に自分で味を確かめていないのに見た目やイメージ、周りから得た情報だけで長い間まずいと決めつけてしまっていたことにびっくりしていた。このようなことはみんな結構あるのかもしれない。
この話を読んで、「木を見て森を見ず」ということわざがあるように一部分だけを見て全体を理解したつもりになってしまうことがよくあることが分かった。花にも時間がたつにつれてさまざまな姿があるように、私たちが最初に見えているのはほんの一部分なのだろう。だからこそすぐに判断せず、今まで気づかなかった部分にも目を向けることが大切だと心の中で思った。まるで花が見た目だけで決めつけてはいけないよと教えてくれているように感じた。私は、最初の印象だけでその人のことを決めつけないことを大切にしたい。実際に話したり、いっしょに何かをしたりすることで、初めて分かることもたくさんあるはずだ。また、自分とは考え方が違ってもすぐに否定せず、「なぜそう考えるのだろう」と相手の立場になって考えたい。いろいろな面を知ろうとすることが、その人を本当に理解することにつながると思う。