長かった夏休みも終わりです。初めは名残惜しく(なごりおしく)感じると思いますが、すぐに学校の楽しさに夢中になることでしょう。(^^)

       <<え2011/57み>>



あきういさん、家族の朝の様子やそれぞれの性格がとても生き生きと描か(えがか)れていて、読んでいて楽しかったです。
特に、お母さんが何度も起こす場面や、兄弟の行動の違い(ちがい)が細かく書かれていて、家族の関係がよく伝わってきます。
「まるで聖徳太子(しょうとくたいし)のようだ」というたとえがとてもおもしろく、場面のイメージがわきやすかったです。
また、お母さんの昔の話やお父さんの様子も入っていて、文章に深みが出ています。
家族の役割(やくわり)やそれぞれの性格を通して、「人間は恩を次の世代に繋ぐ」という大きなテーマにまでふれているのも素晴らしいです。
最後に、冒頭(ぼうとう)の「さっさと起きなさい。」の言葉で締めくくっ(しめくくっ)ているので、文章全体がまとまっていて、読み手に強い印象を残します。
これからも、身近な出来事をよく観察して、感じたことを豊かに表現していってください。

項目(こうもく)評価】
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1350字/800字
思考点:77点
知識点:73点
表現点:76点
経験点:89点
総合点:83点
均衡(きんこう)点:4点

 


■思考語彙 20種 28個 (種類率71%) 77点
。しかし,。なぜ,あるから,いうと,すると,たので,だから,だろう,と思う,と考える,ないから,ないと,なると,のため,やけん,寝よう,強く言える,怒らん,怒るので,聞くと,

■知識語彙 52種 66個 (種類率79%) 73点
一番,上司,不得意,世代,両親,中元,人気,人間,今日,仕事,以外,会社,体力,元気,先生,全員,冷凍,占領,大人,嫌味,子供,学校,完全,家事,家族,家計,容赦,崩壊,布団,強気,怒声,拒否,掃除,時半,普段,最近,注意,流石,漫画,理由,生活,素麺,絶対,聖徳太子,自分,自営業,苦情,行動,許可,連続,邪魔,部屋,

■表現語彙 105種 172個 (種類率61%) 76点
おにぎり,お互い,お金,こと,ごはん,そう,それ,たち,ところ,どれ,なに,のため,ふり,もの,よう,アニメ,ゲーム,ソファー,ペース,リズム,一,一番,三,上司,下,不得意,世代,両親,中元,人気,人間,今日,仕事,他,代わり,以外,休み,会社,体力,元気,兄,先生,全員,冷,冷凍,初め,十,占領,夜,大人,嫌味,子供,学校,完全,家事,家族,家計,容赦,崩壊,布団,強気,怒声,恩,拒否,掃除,日,早起き,昔,昼,時半,普段,最近,朝,棚,橋,機,次,母,気,注意,流石,漫画,焼き,父,父さん,理由,生活,私,素麺,絶対,聖徳太子,自分,自営業,苦情,行動,親,許可,話,連続,邪魔,部屋,隣,頃,顔,麺,

■経験語彙 47種 76個 (種類率62%) 89点
かける,くれる,しまう,だす,できる,と思う,と考える,なくなる,なさる,もらう,やける,れる,わかる,サボる,上げる,任す,作る,働く,出す,出る,加える,咎める,問い詰める,寝る,座る,強く言える,怒る,慣れる,戻る,手伝う,洗う,渡る,直す,答える,繋ぐ,繰り返す,聞く,育てる,茹でる,補い合う,読む,調べる,起きる,返す,響く,食べる,飽きる,

■総合点 83点

■均衡点 4点
 

補い合う我が家
   小6 あきうい(akiui)  2026年8月4日

「さっさと起きなさい。」

 何度か私たちを起こしにきた母がとうとう噴火した。母は毎日元気だ。私たち家族は全員で一緒に寝ている。それは母が起こしやすいからだ。夏休みの私たちは絶対に一度では起きず、仏の顔も三度までという諺も通り越して五回は起こされないと起きない。母は、

「学校がある日は起きるのに何でだろうね。」

といつも嫌味っぽく言っている。理由は、休みの日だからだ。学校がないといくら寝ても先生に怒られない。その代わりに母には怒られるが慣れてしまった。なぜ父は怒らないのかというと自分も起きないことを棚に上げて注意することができないからだ。昼頃になると、普段は学校を理由にサボっていた家事を、母から容赦なく任される。初めの頃は頑なに拒否していたがどれだけ体力があるのかというほど怒るので渋々手伝っている。夜は私以外全員でVIVANTを見ている。私は他に見たいアニメがあるから見ていない。

 兄と私は夜になると元気になる。兄は朝起きてからすぐにソファーを占領する。私もソファーに座りたいが、邪魔だから顔を洗って布団で漫画を読んでいる。すると、母は

「起きたらなんですぐ寝るが?」

と顔を赤くして言う。私も起きたら布団に戻るのはよくないと思うが、あえて行動は直さない。兄は掃除機をかけるようにいわれても、かけるふりをしてサボっている。私は、アニメを見ながら素麺を茹でる。三日連続素麺を出したら案の定

「流石に素麺ばっかりは飽きる。」

「冷凍の焼きおにぎりだしていい?」

と、苦情が出た。私は

「じゃあ自分で作ってや。」

と強気に返した。加えて、冷麺と素麺の日を繰り返しにしている。夜になると兄はゲームをしながらVIVANTの話をしながら見ている。まるで聖徳太子のようだ。私は隣の部屋で最近人気のアニメを調べてそれを見ている。

「もう寝ようよ。」

と父と母に言われても十時半までは絶対に起きている。

 父は一日中元気がない。母は父にはあまり強く言えないのか自分のペースで起きることを許可している。私たちだけではなく父も怒って欲しかったので母に

「何で父さんは怒らんが?」

と問い詰めたことがある。母は

「大人やけん。」

と答えたが私は別に大人でも怒っていいだろうと考えた。母に昔のことを聞くと、子供の頃から早起きができていたそうだ。そして、両親の仕事は自営業の会社のためゆっくり昼ごはんを食べても咎める上司がいない。しかし、父が働いてくれないと私たちは生活できない。父の夜は、VIVANTを見るか寝るかだ。

 家族で一番しっかりしているのは母で、母がいなかったら生活リズムが完全に崩壊して生活ができなくなっていただろう。加えて、父は働いてくれないとお金がなくなって家計が苦しくなり、橋の下での生活になっていただろう。

 両親はお互いが不得意なところを補い合って私たちを育ててくれている。人間は、自分が親から育ててもらったように、次の世代へその恩を繋いでいくものだということがわかった。

「さっさと起きなさい。」

 今日も母の怒声が響き渡る。