ゆきさんの作文は、「人間は自らを飼育し、社会のシステムに順応している」というテーマについて、自分の意見をしっかりと持って書けているところがとてもよいです。
まず、是非(ぜひ)の主題がはっきりしていて、社会のシステムから離れ(はなれ)て自由に生きることの大切さを論じている点がよく伝わってきます。
理由も二つに分けてわかりやすく説明しているので、読み手に納得感を与え(あたえ)ています。
特に「社畜(しゃちく)」という言葉を使って、現代社会の問題点を具体的に示したところは、体験実例や身近な言葉をうまく活用している良い例です。
また、校長先生の話から生活リズムについて考えを広げた部分は、自分の気づきを文章に取り入れている点で、考察力が感じられます。
最後に、「黙っ(だまっ)て追い立てられる家畜(かちく)にはなりたくない」という名言を引用し、それを自分の意見と結びつけているところも印象的です。
全体として、論旨(ろんし)が明確で、意見の理由や具体例がしっかりしているため、説得力のある作文になっています。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 社会の家畜 mi 09月1週 ゆき
字数/基準字数:
995字/800字
思考点:79点
知識点:75点
表現点:72点
経験点:77点
総合点:83点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:89点
知識点:85点
表現点:83点
経験点:87点
総合点:86点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙21種28個75%79点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙55種92個60%75点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙98種161個61%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙39種56個70%77点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
995字
 79点
 75点
 72点
 77点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 21種 28個 (種類率75%) 79点
 確か, 第,、つまり,。だから,。つまり,いると,くるから,それこそ,た場合,だろう,つきまとうから,と思う,ないと,まとめるため,みると,も言える,気づけば,終えると,経つと,見れば,言うと,

■知識語彙 55種 92個 (種類率60%) 75点
中学生,人生,人間,会社,依存,保育園,個人,優先,先生,具体,墓場,大人,大学生,実感,家畜,小学生,幼稚園,往復,必要,意思,戦場,戦士,放牧,文化,日本,月曜日,朝礼,校長,極端,歯車,毎日,満員,理由,生活,生物,社会,社畜,秩序,絶対,自分,自己,自由,自身,自転車,視野,言葉,退屈,造語,都合,野営,長文,電車,順化,飼育,高校生,

■表現語彙 98種 161個 (種類率61%) 72点
 確か,かご,ここ,こと,この世,そう,それ,た場合,なん,はた,まとめるため,もの,ゆり,よう,イヌ,オフィス,システム,ヒト,プロセス,リズム,ルール,レベル,一,中学生,二,二つ,人,人々,人生,人間,会社,依存,保育園,個人,優先,先生,具体,地,墓場,夏休み,大人,大学生,実感,家畜,小学生,年,幼稚園,当たり前,往復,必要,意思,戦場,戦士,放牧,文化,日本,月曜日,朝礼,校長,極端,次,歯車,毎日,満員,点,物,理由,生活,生物,的,皆,目,社会,社畜,私,秩序,種,絶対,自ら,自分,自己,自由,自身,自転車,視野,言葉,退屈,造語,違い,都合,野営,鎖,長文,電車,面,順化,飼育,高校生,

■経験語彙 39種 56個 (種類率70%) 77点
くりかえす,すぎる,つきまとう,つくる,つなぐ,と思う,ならす,はずれる,まとまる,まとめる,みなす,も言える,ゆる,られる,れる,使う,働く,入れる,回す,崩れる,広げる,戦う,持てる,指す,暮らす,書く,気づく,生きる,生まれる,終える,終わる,経つ,続く,繰り返す,見える,走る,追い立てる,飼う,黙る,

■総合点 83点

■均衡点 7点
 

社会の家畜
   中1 ゆき(aonari)  2026年9月1日

 まず人間は、人間自身を飼育しているのではないか。ヒトを生物の一種とみなした場合、個人レベルではなく、人間自身がつくった社会システムに依存して暮らしている点からである。毎日、自転車などで鎖につながれて走っているイヌと、満員電車でゆられてオフィスに往復する人々との違いは、社会的・文化的な面があるかどうかや、鎖が目に見える具体物がどうかでああるとも言える人間は自らを自らで飼育し、順化している。は時には社会のシステムからはずれて自由に生活することも良いと思う。その理由は二つある。

 第一の理由は、人間には、ゆりかごから墓場まで社会のシステムがつきまとうからである。生まれてから少し経つと保育園、あるいは幼稚園に入れられる。次は小学生、中学生、高校生、大学生と続く。そのプロセスを終えると、次は社会人となって社会の歯車になって回される。というのが大人になるまでである。つまり、放牧されている家畜と同じように、はたから見れば自由そうだが、少し自由の視野を広げてみると、自由ではないということである。

 第二の理由は、毎日同じことをくりかえしていると、生きているという実感が持てなくなってくるからである。それこそ家畜のようなものだと思う。日本には、社畜というおもしろい言葉がある。社畜とは、会社に飼いならされ、自分の意思や生活よりも会社の都合を優先して働く人を指す造語である。つまり、長文に書いてある、自己飼育・自己順化された人間がこの人々である。

月曜日の朝礼で校長先生が、夏休みが終わると生活リズムが崩れると言っていた。ここで私は、ふと生活リズムとはなんだろうかと思った。当たり前のように使われているが、つまり、極端に言うと毎日同じことを繰り返せということではないか。私は、毎日同じことをずっと繰り返していると、絶対に退屈だと思う。気づけば一年が経っていたということもある。

 確かに、少しのルールや秩序がないと、自由すぎてまとまらない。皆をまとめるためにはあるていどのルールや秩序は必要である。だが、「この世の広い戦場で人生の野営地で、黙って追い立てられていく家畜であるな!断乎戦う戦士であれ!」という言葉があるように、私も黙って追い立てられる家畜にはなりたくない。だから私は、時には社会のシステムからはずれて自由に生活することも良いと思う。