すみひなちゃん、こんにちは。すばらしい高得点です。
 圧倒的(あっとうてき)な自然のなかに身をおくとは、どのような体験でしょうね。自然は優しく美しいだけのものではないようです。生きとし生けるものがバランスを保って命を繋いでいくのが自然界です。人間もその一員ですね。交響(こうきょう)曲、漢字の字義を見れば交わり響く(ひびく)ことですよね。
 第一に、私たち人間が意味づけしたものをいったん外して見てみることでしょうか。虫の例の後に、一般(いっぱん)化したことも結び付けてみるといいですね。私たちがつける名称(めいしょう)は、人間にとって好ましいか否かになっていることが多いようです。
 第二には、生態系における人間の位置づけ、影響(えいきょう)を知ることですね。私たちは単純に、生態系のピラミッドの頂点が人間だと考えています。それは、すみひなちゃんの指摘(してき)のとおり、節度のある、あるいは自然の偉大(いだい)さを知る、謙虚(けんきょ)な人間であるべきですね。
 まとめは大変すばらしいです。最近の異常気象はおそろしいから、身を守るための自然開発は必要でしょう。しかし、自然のバランスを保つためには、人間の身勝手は戒め(いましめ)なくてはなりませんね。


<<え2021/54jみ>>


すみひなさんの作文は、自然と人間の関わりについて深く考え、具体的な例や自分の体験を交えて書かれている点がとても素晴らしいです。
森の音や虫の存在を「シンフォニー」と表現し、自然を生命体として感じる視点は独創的で、読者に自然への親しみや尊さを伝えています。
また、虫に対するイメージの変化や自分の体験を通して、人間が自然から離れ(はなれ)てしまう過程を具体的に示しているところも良いですね。
知床(しれとこ)の生態系の説明では、人間も自然の一部であることを理解し、節度を持って関わる必要性を説いている点が説得力を持っています。
さらに、レイチェル・カーソンの名言を引用し、自然破壊(はかい)の問題を自分の考えとしてまとめているのも効果的です。
全体を通じて、自然との共生を願う気持ちが伝わり、生き方の主題がよく書けています。
これからも、自分の体験や具体例を活かしながら、自然や社会についての考えを深めていってください。

項目(こうもく)評価】
・方法がよく書けています
・生き方の主題がよく書けています
・名言がよく書けています
・体験実例がよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1228字/800字
思考点:72点
知識点:87点
表現点:90点
経験点:89点
総合点:87点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 18種 20個 (種類率90%) 72点
n確か,n第,。しかし,。たぶん,。だからこそ,あるべき,あれば,いるから,だろう,と思う,と考える,なると,はきっと,も同様,を考える,与えれば,虫に対して,集めよう,

■知識語彙 71種 103個 (種類率69%) 87点
一部,一部分,世界,事実,人間,動物,単純,原因,収集,名言,地域,地球,地球交響曲,場所,外側,大切,大群,存在,季節,学年,対話,小学校,工業,帽子,平安,年月,幼少,影響,必要,情感,技術,指定,文学,文明,方法,映画,時代,普段,枕草子,様子,活動,漁業,猛禽,現在,理由,理解,生命,生態,発展,知床,破壊,節度,簡単,自分,自然,自覚,自身,舞台,見事,観察,調和,過程,遺産,野生,開拓,開発,障害,青虫,音楽,頂点,高学年,

■表現語彙 138種 219個 (種類率63%) 90点
n確か,いくつ,こと,これら,さ,そう,そこ,それ,それぞれ,たち,とき,ところ,どれ,ならでは,も同様,よう,イメージ,クジラ,ゴキブリ,シンフォニー,スプレー,トド,ネット,バランス,ヒグマ,ブヨ,ラップランド,レッテル,一,一つ,一部,一部分,万,上,世界,中,事実,二,人,人間,今,付き,体,動物,化,単純,原因,収集,名言,地域,地球,地球交響曲,場所,声,外側,大切,大好き,大群,子,存在,季節,学年,家,対話,小学校,工業,帽子,平安,年,年月,幼少,張り,影響,必要,情感,手,技術,指定,文学,文明,方法,映画,時代,普段,期,枕草子,森,様子,活動,海,源,滅,漁業,猛禽,現在,理由,理解,生命,生態,発展,知床,破壊,私,空,節度,簡単,系,紛れ,考え方,耳,自分,自然,自覚,自身,舞台,虫,虫除け,蚊,蛾,蝶,見事,観察,誰,調和,豊か,過程,遺産,野生,開拓,開発,陸,障害,青虫,音楽,頂点,頃,類,高学年,

■経験語彙 47種 61個 (種類率77%) 89点
いける,かける,かぶる,しまう,せる,つくす,できる,と思う,と考える,もつ,られる,れる,を考える,与える,乗せる,位置づける,住める,保つ,傾ける,切り離す,勝つ,奏でる,崩れる,感じる,持ち帰る,持つ,敗ける,書く,楽しむ,歩む,残る,泳ぐ,生きる,生き残る,生まれる,知る,立つ,紡ぐ,置く,聴く,育てる,触れる,逃れる,重ね合う,関わる,集める,飛ぶ,

■総合点 87点

■均衡点 3点
 

わたしたちのシンフォニー
   中3 すみひな(sumihina)  2026年9月1日

森には、多様な植物や虫がサイクルをつくり、一体となって生きている。これらが奏でる音楽とその美しさに触れるとき、何らかの障害があれば、森と対話することは難しい。森との対話は、森の様子を観察し、自然の声に耳を傾けることで初めてできる。虫除けスプレーをかけ、ネット付きの帽子をかぶっていてはいけないのだ。映画「地球交響曲」の舞台であるラップランドの森では、蚊やブヨの大群が存在する。これらもシンフォニーの一部分だと考えることで、森という生命体をじかに感じることができるそうだ。そして、人間も同様に20万年から30万年の年月を歩んできた生命体である。シンフォニーを聴くことはきっと誰にでもできることなのだ。私は、自然の一部なのだという自覚をもって生きていきたい。

第一の方法は、私たちが普段、どのような虫や動物にそれぞれどんなイメージを持っているのか理解することだ。平安時代の文学「枕草子」には、季節の虫とその季節ならではの情感をうまく重ね合わせ、楽しんだことが書かれている。現在、ほとんどの虫に対して美しい、醜いというレッテル張りがされている。蝶の収集家はいるがゴキブリを集めようと思う人はいない。私は幼少期の頃、虫が大好きだった。青虫を持ち帰って育てることもあったが、小学校高学年になると、虫に触れなくなった。たぶん、同学年の子に、蛾を手の上に乗せていたところを汚いと言われたことが原因だったと思う。人間を自然から切り離す考え方は、レッテル張りをするだけでとても簡単なことなのだ。

第二の方法は、私たちの存在が、今までどれだけ地球に影響したかを知ることだ。知床は、豊かな生態系が保たれている地域として世界自然遺産に指定されている。それは、ただ野生や自然がそのままに残っているという単純な理由ではない。人間が生態系の中に見事に位置づけられているからだ。陸にはヒグマ、空には猛禽類のオジロワシが飛び、海にはクジラやトドが泳いでいる。そして、頂点に立って漁業をしているのは人間だ。しかし、その活動が大きな影響を与えれば、生態系のバランスは崩れてしまう。だからこそ、人間を自然の外側に置くのではなく、節度を持って関わることが大切だ。

確かに、私たちは自然を開拓し、工業化させていくことで発展してきた。その過程でいくつかの文明が生まれたことは紛れもない事実である。だが、今ある自然は、勝つか敗けるか、生き残るか滅びるかのふるいにかけられてきたものだ。開発の手からも逃れ、生命を紡いできた。そして、人間もその動物の一つである。レイチェル・カーソンの、「私たちが自然を破壊するとき、私たちは自分自身の生命の源を破壊している」という名言もある。自然は、人間が住めないような破壊しつくされた場所ではなく、人間もそこで生きられるような場所であるべきだ。私たちは技術を発展させながら、自然とどのように調和していくかを考える必要があるだろう。