ぼくの長所と短所
小6 あえたし(aetasi)
2026年9月1日
「えー、その型にするの」友達の驚いた顔を今も覚えている。
人間には、良いところと悪いところがある。ぼくにも、長所と短所がある。ぼくの長所は、自分の意思が強いことだ。図工のときに、収納箱を作ったときのことだ。先生の説明を聞いたあと、ぼくは作りたい型を選んだ。すると、みんなは「その型にするの。それはすごく難しい型だよ。」と驚いていた。周りを見ると、ぼくだけ他の人と違う型を選んでいたのだ。ぼくは「これは大変だ。これでは参考にできる人が誰もいないから、この型を作るのはやめようかな」と不安に思った。しかし、自分が好きなことを突きつめることも大切なことなので、やはり自分の好きな型を作ることにした。実際に作ってみると、自分が思っている以上にはるかに組み立てるのが難しかった。さらに色を塗るところやパーツも多いので、途中であきらめそうになった。でも、自分で選んだ型だから、最後までやりとげ完成させた。完成した作品は、まるで一流アーティストが何年もかけて制作した傑作のようで、自分で作った作品にとても満足した。先生も「とてもすばらしい作品ですね。この型の作品を作り上げたのは学年でただ一人です。」と感心した。自分で好きなことをやりとげて、本当によかったと感じた。
一方で、自分の意思が強いことで困ったこともある。学園祭でクラスで何の出し物するか決めたときのことだ。五年生は各クラスで、食べ物を売ったり
ゲーム屋さんをしたりすることが多い。先生がパチンコ屋か、焼きそば屋かどちらかを選びましょうと提案した。ぼくはパチンコ屋の方がよいと考えたなぜなら、パチンコ屋はパチンコ台を置いておくだけで、お金がどんどん入ってきて、焼きそば屋のように毎回お客さんのために作らなくてよいからだ。しかも、パチンコ屋はお客さんが賞品を得るのが難しので賞品をたくさん準備する必要がなく、あまりコストがかからないからだ。
クラスで出し物は、多数決で決めることになった。先生が「焼きそばがいい人、手をあげてください」と言うと、クラスの大多数の人がざざっと手を挙げた。「こんなに多くの人が、ぼくと違うのを選んでしまっている、どうすればいいんだ」と焦った。結果、クラスは焼きそば屋を出店することに決まり、学園祭に向けて、忙しく準備することになった。ぼくは心の中では、これは焼きそばチームのことで、パチンコを選んだ人達には関係のないことではないかという思いが消えなかった。だから、ぼくは楽しみだった学園祭の準備に積極的になれなかった。
人に長所と短所があることは、だれしも同じだ。それに「長所は短所、短所は長所」という言葉もある。ぼくたちは自分の特性をうまく利用して、生きていくことが重要だということが分かった。
できあがった作品は見るだけで、自然と笑顔がうかぶのだ。