アイデンティティ
小6 わかば(akahime)
2026年9月1日
「ヤバ! 定期券忘れたんだけど。」
私は結構忘れん坊な性格で、よく怒られる。だから直したいと思うのだが、なかなか直らない。私の短所ならいくらでも無限に出てくるが、長所は全く思いつかない。人は、どちらかというと、褒められるより、怒られたことの方が多い。それに、記憶として定着しやすいような気がする。私はなるべく楽しい思い出を覚えていたいため、少し残念に思う。
母に、私の長所について質問してみると、
「協調性があること、チャレンジし続ける精神力とか、持続力とかかな。」
と言われた。予想に反して案外多く、驚いた。協調性は、私は合わせすぎることを欠点だととらえていたから意外である。そう私が母に言うと、「和を以て貴しとなす」という言葉を教えてくれた。それは、人々が互いに仲良く協調し、争いを避けることを最も大切なものとするという、聖徳太子が制定した、日本最初の成文法の第一条に乗っている文である。たしかに、私は自分の協調性について、合わせすぎだと悲観的に見ていたが、聖徳太子のその言葉から考えると、確かに重要な役目かもしれないと思えた。又、他の、チャレンジ力や持続力は、まったく認識していなかったから、「なぜ?」というような感じだったが、自分の好きなことには全力で進んで行ったり、自分でコツコツ進んでいるところがあるらしい。母の話を聞くことで、全く自分で理解していなかった長所を知れて良かった。もしかしたら、自分より相手の方が自分のことを客観視してみているため、短所や長所等の面では、よく知っているのかもしれない。また、短所だと思っていたことが相手からすると長所に見えていて、興味深い。
逆に、私の最大の短所は、すぐに忘れてしまうことだと思う。よく、言われたことを感じ良く忘れていくと言われる。悪気はないのだが、「了解」と返事をした瞬間に、何を許可したのかを忘れてしまう。それで痛い目を見たことは何度かある。その代表的な例だと、公文に行くときに公文用バックに入れた定期券を、学校に行くときに入れ替えずに、家を出てしまい、バス停まで来た時に気が付き、家まで帰って遅刻したことがある。その時は少し恥ずかしかった。でも、私は同じ失敗を3回くらいしたことがあって、少なくなってきてはいるのだが、無くならない。もしかしたら、私は楽観的過ぎるのかもしれない。一度失敗しても、「結局どうにかなったしいっか」とすましてしまう。あまり、深刻に受け取らないのが原因だろう。でも、短所がなかったら、それはそれでつまらないと思う。確かに短所は欠点だけど、無いと人らしさが無く、ロボットと一緒である。ロボットは失敗しないからこそ成長もしない。でも、人間は何度も失敗して少しずつ成長していくから、失敗してなんぼである。
長所と短所はつながっていて、見方によって変化していくトリックアートのようなもので、個性である。個性とは、人間にとって、自分が自分であることの証明で、アイデンティティのようなものだ。私は個性を大切に、これからも成長していきたい。
「まぁ、いっか。」