みおさんの作文は、言葉や文化の変化について多角的に考えがよくまとまっています。
まず、時代の変化に伴う(ともなう)言葉や文化の変化を肯定(こうてい)的に捉え(とらえ)、具体的な例としてLINEやメールの便利さを挙げている点がわかりやすく説得力があります。
また、和食の例を通して伝統文化の大切さを示し、現代における価値の変化にも触れ(ふれ)ているところは、バランスのとれた視点が感じられます。
さらに、最後の段落で「文化的カプセル」の話を引用し、異文化の受け入れや自文化の尊重について自分の考えを深めている点は、とても印象的です。
複数の意見を丁寧(ていねい)紹介(しょうかい)し、それらを踏まえ(ふまえ)て「文化を好きであることが存在の意味である」という総合的な主題をまとめているところも素晴らしいです。
みおさんの考えがしっかり伝わり、読み手に考えさせる力のある文章になっています。
これからも、具体例や引用を活かしながら、自分の意見を深めていってください。

項目(こうもく)評価】
・複数の意見がよく書けています
・体験実例がよく書けています
・名言がよく書けています(「文化的カプセル」の話)
・総合化の主題がよく書けています

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1257字/800字
思考点:77点
知識点:78点
表現点:74点
経験点:74点
総合点:84点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 20種 29個 (種類率69%) 77点
。しかし,。だから,。例えば,あれば,いくべき,いるから,しよう,するため,たため,だから,できざる,と思う,と考える,なければ,なるから,任せるべき,守るべき,文化らしい,日本人にとって,考えに対して,

■知識語彙 58種 106個 (種類率55%) 78点
一番,不便,世代,中学校,今回,便利,分野,原点,友達,反対,吸収,和食,変化,外国,大切,存在,必要,意味,意見,成長,手段,手紙,文化,断絶,日本,日本人,時代,普及,根本,無形,状況,理由,理解,生活,登録,直接,相手,経済,維持,背景,自分,若者,落差,規範,言葉,言語,議論,貴重,通用,造語,連絡,遺産,長文,開発,関心,隠語,食卓,高度,

■表現語彙 101種 193個 (種類率52%) 74点
うえ,こと,さ,するため,それ,たため,たち,どちら,なに,もの,やりとり,よう,ら,カプセル,メッセージ,メール,ユネスコ,一つ,一番,不便,世代,中学校,二つ,人,人々,今,今回,他,便利,偏り,分野,前,原点,友達,反対,吸収,和食,国,壁,変化,外国,大切,好き,存在,必要,意味,意見,成長,手段,手紙,抜き,文化,断絶,日本,日本人,昔,時代,普及,期,根本,流れ,無形,状況,理由,理解,生活,登録,的,直接,相手,私,経済,維持,考え,考え方,背景,自分,若者,落差,規範,親しみ,観,言葉,言語,話,議論,貴重,通用,造語,連絡,違い,遺産,長文,開発,間,関心,隠語,頃,食,食卓,高度,

■経験語彙 37種 59個 (種類率63%) 74点
いける,しまう,つく,できる,と思う,と考える,なくなる,まかり通る,めぐる,もつ,れる,任せる,会う,伝える,作る,使う,入り込む,入る,出る,取り入れる,守る,忘れる,感じる,戻る,持つ,持てる,支える,横たわる,比べる,知る,経る,続く,話す,読む,進む,過ごす,重ねる,

■総合点 84点

■均衡点 8点
 

文化を考える
   中2 みお(aemio)  2026年8月4日

 「食べられる」か「食べれる」か。後者の用法は許されるか否か。いわゆる「ら抜き言葉」に関心が集まっている。しかし、この関心には偏りがあり、「ら抜き言葉」をめぐる落差と断絶が進んでいる。まず世代間の断絶が背景にある。若者の造語に旧世代はついていくことができず、同世代にしか通用しない隠語がまかり通っている。根本には、言語観の違いも横たわっている。そもそも言葉は変化していくもの、という考えに対して、何らかの規範でもって維持していく必要がある、との考え方もある。言葉の原点に戻って幅広い分野で議論を重ねることにしよう。

 時代の流れに任せて、文化や言語は変化していくべきだという考えがある。私は、この考えがある理由の一つとして、新しいものが絶えず開発されていくことで生活が便利になるからだと思う。例えば、手紙は古くから人々の連絡手段として使われていたが、今ではLINEや、メールでのやりとりがほとんどとなっている。LINEやメールは手紙に比べて、すぐに相手にメッセージを伝えることができ、便利だからだ。私も、中学校に入るまではスマホをもっていなくて、なにか友達に話すことがあれば直接会わなければいけなかった。その頃は、とても不便だと感じていたため、時代が進んでいくうえで新しく開発されたものを生活に取り入れることで、便利で過ごしやすくなるのではないかと思った。

 反対に、古くから続くものや文化は維持していくべきだという意見もある。私は、和食は私たち日本人にとって大切で、守るべきものだと思う。ユネスコの無形文化遺産に登録されていることもその理由の一つだと思うが、なにより、和食は日本の食卓をずっと昔から支えてきているからだ。高度経済成長期を経て、外国の文化や食が普及している今、昔から続く日本の食文化はより貴重なものになっていると感じる。時代が進むにつれて新しいものが多いのも便利でよいが、和食のように、昔から続いてきたものがなくなってしまうのはもったいないと思った。

 時代の流れに任せるべきだという考えも、昔の文化やものはずっと維持していくべきだという考えも、どちらもよいと思う。しかし、一番大切なのは、文化や言語に人々が親しみを持てることだと思う。私が少し前に読んだ長文で、文化的カプセルの話がある。それは、日本人は自分の文化と他の人の文化に壁を作り、自分や同じ文化を持つ人だけのカプセルに入り込んでしまって、なかなか出てこない、新しい文化を吸収することがない、という話しだ。私は、この話と、今回の二つの考え方から、異文化を取り入れても、取り入れなくても、これから変化してもしなくても、自分の国や自分の文化らしさがあることを忘れないことが大切であると考えた。そして、その文化を好きであることが、その文化がこれから存在していく「意味」であると思う。だから私はこれから、まずは文化について理解するために、自分の国にはどんな文化があって、どのような状況にあるのかを知りたい。