蜩ちゃん、こんにちは。またまた高得点が出ましたね。すばらしい。二つの文章をうまくひと流れに要約できています。時代が進化し、人々はより機能的にコンパクトに生きるようになりました。家族は少人数化して(から)に包まれ、(となり)近所といった共同体は崩壊(ほうかい)しつつあります。私たちを取り巻く環境(かんきょう)は変化しても、やはり話して分かり合える関係は持ち続けたいですね。
 まず、コミュニケーションをはかることですね。いくら近隣(きんりん)に住んでいてもあいさつひとつない関係では話し合いは成立しません。話せばわかるという雰囲気(ふんいき)をつくりあげるべきですね。部活動も話し合いで関係性を築いていったのですね。
 また、近年ますます力を入れていることに、人権教育があります。心のバリアフリーと呼ばれるものですね。国籍(こくせき)、人種、障害の有無、性別、信仰(しんこう)、貧富、職業など、様々な観点で少人数派が追いやられるようなことのないように意識革命をしようとしているのです。教育が、正しい理解を生み出しますね。蜩ちゃんも人権作文で深く考察した体験があるのですね。
 法律で決めるのは分かりやすいですが、強制するものになりますね。できればそんな手かせ足かせではなく、人間の良心で問題解決をしたいものですね。「“本当の解決”とは、ただ機械的に決着を付けてしまうのではなく、お互い(おたがい)に理解し合い、納得できる状態になって初めて生まれるものなのだ。」自作名言も見事です。

<<え2019/289jみ>>


蜩さんの作文は、隣人(りんじん)間の紛争(ふんそう)解決において話し合いの重要性を丁寧(ていねい)に説いています。
まず、隣人(りんじん)関係の特性を踏まえ(ふまえ)たうえで、話し合いによる解決の意義を明確に述べている点がとても良いです。
また、具体的な方法として「普段(ふだん)からのコミュニケーションの重要性」を挙げ、自身の吹奏楽(すいそうがく)部での体験を交えて説明しているため、説得力が増しています。
体験実例がよく書けていることで、読者に具体的なイメージを持たせることができています。
さらに、第二の方法として「差別や先入観をなくす努力」の必要性を挙げ、職業差別をテーマにした自分の人権作文の経験を紹介(しょうかい)している点も素晴らしいです。
この部分も体験実例がよく書けており、問題の根本に迫る(せまる)視点が感じられます。
最後に、欧米(おうべい)の法的解決との比較(ひかく)を通じて、単なる形式的な解決ではなく、心の理解を重視する姿勢を示しているのも効果的です。
全体を通して、意見が一貫(いっかん)しており、説得力のある論述ができています。
今後は、さらに論理の展開を磨き(みがき)、表現の(はば)を広げていくとよいでしょう。

項目(こうもく)評価】
当為(とうい)の主題がよく書けています。
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1786字/800字
思考点:74点
知識点:85点
表現点:81点
経験点:80点
総合点:86点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 19種 22個 (種類率86%) 74点
 確か, 第,。しかし,。勿論,いえば,いくべき,いれば,かけざる,しまうと,するべき,だから,だからきっと,だろう,と考える,なるはず,合わざる,増えれば,知らざる,︎だから,

■知識語彙 68種 95個 (種類率72%) 85点
中学,中学生,事件,事情,人数,人権,仕事,作文,個性,先入観,先輩,具体,具合,努力,効率,半年,印象,原因,反映,同士,問題,困難,大切,完全,対象,差別,差異,干渉,後輩,意味,意見,打楽器,担当,方法,時代,時間,普段,最初,本当,根本,機械,欧米,決着,法律,無意識,物事,特定,状態,状況,理解,発生,白黒,知識,社会,第三者,簡単,納得,職業,自身,表面,複雑,規制,角度,解決,課題,身近,部活,隣人,

■表現語彙 117種 202個 (種類率58%) 81点
 確か,あっち,い,うち,お互い,ここ,こと,これ,さまざま,さん,それ,それぞれ,たち,なるはず,ほう,もの,よう,わけ,アクシデント,イメージ,グレー,テーマ,トラブル,パート,ルール,上,中,中学,中学生,事件,事情,二,人,人数,人権,仕事,他,代,何,作文,例,個性,先入観,先輩,具体,具合,割,努力,効率,化,半年,印象,原因,反映,同士,問題,困難,場,大切,完全,対象,差別,差異,干渉,後輩,心,意味,意見,打楽器,担当,数,方,方法,時,時代,時間,普段,最初,本当,根本,機械,欧米,決着,法,法律,無意識,物事,特定,状態,状況,理解,発生,白,白黒,的,知識,社会,私,第三者,簡単,納得,職業,自身,表面,複雑,規制,角度,解決,訳,話し合い,課題,身近,部活,際,隣人,頃,黒,

■経験語彙 41種 71個 (種類率58%) 80点
かける,しまう,ついてる,つける,てる,できる,と考える,られる,れる,ハマる,付ける,分かる,切れる,則る,加える,取り外せる,合う,囚われる,図る,増える,変わる,始まる,始める,就く,挙げる,根付く,決めつける,深める,無くす,理解し合う,理解し合える,生まれる,知る,終わる,経つ,絡み合う,見える,見つめる,設ける,調べる,起きる,

■総合点 86点

■均衡点 6点
 

歩み寄りの解決
   高1 蜩(aeriya)  2026年9月1日

 およそ隣人間でもめごとが生じた場合、多少なりとも当事者同士で話し合いがなされるものである。しかしいろいろと話し合ってみたが、争いはエスカレートするばかりで、どうしようもなくこじれた末に弁護士事務所に駆け込む場合が多い。しかし、隣人間の紛争は、当事者間の話し合いによる解決が望ましい。隣人関係はどちらか一方が引っ越さないかぎり、一生隣人同士の関係を断ち切れない間柄にあるということである。話し合いによる解決は、いつかまた従来の隣人関係を回復させる可能性を与えてくれる。私たちはこの複雑化する社会の中で個人間で揉め事が起こった場合、話し合いをすることでお互いで理解を深めて、問題解決を図っていくべきだ。

 そのための第一の方法として、隣人同士、同じグループの中でも考え方が違うもの同士でも、普段からコミニュケーションを深めてお互いを理解し合える場を設けることだ。衝突が起きてから、対話を試みようとしても、お互いが自分の意見を一方的に主張するだけで、一向に話が終わらない。確かに、第三者が話を聞いて、勝手に妥協点を決めてしまうのも手段としてはある。それがお互いに納得できるものならば話は別だ。しかし一方もしくは両方に不満がある場合、それは真の解決とは言わないのではないだろうか。ここから、事前に相手と対話しておくことで、ただ自分の意見を発信するだけの泥沼の言い合いになることは少なくなるはずだ。私が中学生の時もそうだった。私は吹部で打楽器を担当していた。勿論私だけが担当している訳ではなく、同じ代の人もいれば、先輩、後輩もいる。私のパートは割と人数が多かったことに加え、それぞれ個性的でなかなか意見が合わず、最初の頃はそれだけで部活の時間が終わってしまうこともあった。しかし、時間が経つにつれお互いのことが分かり始める。そして半年経った頃には、「〇〇はこうだから、こうしたほうがいいか、、」とお互いに良い具合に意見を反映できるようになった。このように、普段から隣人同士コミニュケーションを深めてお互いを理解し合える場を設けることだ。

 第二の方法は、法律やルールでは干渉できないような、人の心や社会に根付いている差異を無くす努力をするべきである。人は無意識のうちに先入観に囚われてしまう。それにハマってしまうと、他の角度から物事を見つめることが困難になってしまう。その例として身近なもので挙げられるものといえば職業だろう。具体的には挙げないが、数ある仕事の中でもその特定の仕事についてるだけで、差別の対象になってしまうのだ。「〜〜さんの仕事は◽︎◽︎だからきっと良くない人だ。」などとその人のことについて何も知らずに決めつけてしまう。これが原因で事件やトラブルが発生してしまう。法律で規制して、表面上では解決したかのように見えても、人の根本にあるイメージは取り外せない。私は、この状況をよくするには「知ること」が大切であると考える。何も知らない状態でただ決めつけるのではなく、一度差別されているものについて調べるのだ。知識が増えれば、その対象についての印象が大きく変わる。私自身、中学時代に人権作文で職業差別をテーマにしたことがある。そこでさまざまな角度から、それについて調べた。そして、その課題が始まる頃と終わる頃では調べた職業に就いてる人へのイメージが大きく変わったのだ。このように、人の心や社会に根付いている差異を無くす努力をするべきである。このように人の心や社会に根付いている差異を無くす努力をするべきである。

 確かに欧米のように第三者が法に則ってさっさと白黒つけてしまう方が時間もかけず簡単に効率的に決着を付けてしまうことができる。しかし、それでは表面上では解決しているように見えても、人の心などの深い意味での解決にはなっていない。さまざまな事情が絡み合って複雑化した問題の中では「完全にあっちが悪い」と言い切れるわけではなく、白も黒もつけられない「グレー」のようなものなのだ。“本当の解決”とは、ただ機械的に決着を付けてしまうのではなく、お互いに理解し合い、納得できる状態になって初めて生まれるものなのだ。ここから私たちは何かアクシデントが起きた際に話し合いをすることでお互いで理解を深めて、問題解決を図っていくべきだ。