自然からの贈り物

   小4 りり(riri)  2026年9月1日

  下校中、ジリジリと照りつける日光に心の中で文句を言いながら、歩く日々。耳からはセミの声が入ってくる。ようやく家についてくつろぎながら、おやつを食べていると…聞こえてきた。セミと秋の虫の大合唱だ。「虫しぐれ」と言うのだろうか。新学期が始まってすぐ、9月上旬は夏と秋の変わり目。今、昼間はセミ、夜は秋の虫という状態が続いている。そして今は夕方だ。セミと秋の虫がまるでリレーのバトンをつなぐ時と言わんばかりに鳴いているのだ。

最初に聞いたときはびっくりした。でも今では「おもしろいなぁ。」と思っている。なぜかと言うとふつうは平行線のことなる時期に鳴く虫が、同じ時間に鳴いているのだから。

 虫の声を「きれいだなぁ。」などと感じるのは日本人だけなのかどうか、私は調べた。すると、日本人とポリネシア人だけが虫の声を左脳で処理するという。左脳は話す言葉などを処理する脳だ。一方それ以外の外国人は右脳といって音楽や雑音を処理する脳で聞いているそうだ。一番おどろいたのは私たちの脳は言葉と同じ感覚で虫の声を処理していることだった。私は自然のすてきなものを感じられるのは良いことだと思う。

 私の母は旅行で岐阜県の郡上八幡に行ったことがあるそうだ。そこの旅館ではスズムシを入れた虫かごを見えないように玄関に置き、音だけ聞こえるようにしてあったそうだ。そのとき母は、「おもてなしのやり方がすてきだな。」と思ったそうだ。わたしは「わびさび」でとても良いと思う。

 秋の虫の声はとてもきれいで美しく大好きだけど、どこかさびしいような気がする。まるで一年が終わったようだ。だが、これからは気持ちを切りかえて、秋の虫の声を存分に楽しんでいきたいと思う。