進級試験合格です! おめでとう♪

<<え2005/54み>>

【第一段落】:ラップランドの森では、()やブヨも含め(ふくめ)た「すべての生命」が役割を担って一つの生命体のように生きているという課題文の中心を捉え(とらえ)、そこから「自然の中の一員であるという自覚をもって生きていきたい」という生き方の主題へつなげています。

【第二段落】:「自然における生態系を理解する」という第一の方法を、学校で学んだヤリハチドリとトケイソウ、ミツバチと花粉の関係から説明し、知識を得たことで「何気なく見ていたミツバチ」の見え方まで変わったと書いたことで、生態系を学ぶことが自然の中のつながりに気づくことへ結びついています。

【第三段落】:「自然の本来の姿を守る」という第二の方法を、イエローストーン国立公園で狼を絶滅(ぜつめつ)させた結果、エルクの増加や植物への影響(えいきょう)が起こり、狼を再導入すると状況(じょうきょう)が改善した例から説明したことで、一つの生物への人為(じんい)的な働きかけが生態系全体へ連鎖(れんさ)することを具体的に示しています。

【第四段落】:人間には文明や技術があり、発展のためには自然の開発も必要だという反対側の考えを認めたうえで、レオポルドの「征服(せいふく)者から、その単なる一員」へという言葉を自分の主題につなげ、人間も自然に支えられて生きる存在だという立場を明確にしています。

【ひとことアドバイス】:この作文では、生態系の「つながり」や、人間が自然に与える(あたえる)影響(えいきょう)」についてしっかり考えられています。さらに「つまり」「その原因は」「~と比較(ひかく)すると」「~に影響(えいきょう)与える(あたえる)」「両者に共通するのは」など、自分がどのように考えたのかを表す言葉を使うと、考えの道筋がよりはっきりします。また、「ミツバチを見る目が変わった」という自分自身の経験はとてもよい材料なので、学ぶ前と学んだ後で、自分の見方がどう変化したのかまで詳しく(くわしく)書くと、自分にしか書けない作文になります。

字数/基準字数:1297字/800字
思考点:74点
知識点:89点
表現点:90点
経験点:74点
総合点:83点
均衡(きんこう)点:2点

 


■思考語彙 19種 22個 (種類率86%) 74点
 しかし,、確か,。しかし,。だから,あるから,からこそ,が可能,すべき,そのため,その単なる,たから,れるべき,を考える,人類によって,手によって,自然によって,自然に対して,行けば,踏み入れると,

■知識語彙 74種 121個 (種類率61%) 89点
一員,一種,一部,事実,人為,人間,人類,倫理,公園,共同,加速度,同士,唯一,問題,回路,国立,土地,多様,多種,大切,大群,媒介,存在,学校,学者,安易,対話,市民,帽子,影響,役割,征服,想像,技術,授業,支配,改善,改変,文明,最初,本来,格好,植物,激増,特別,状況,理解,理論,環境,生命,生存,生態,生活,生物,発展,発生,知識,破壊,結局,結果,絶滅,自然,自覚,自重,花粉,若葉,草花,複雑,都会,重要,長袖,開発,関係,非常,

■表現語彙 137種 224個 (種類率61%) 90点
、確か,が可能,こと,これ,さ,すべて,そのため,それ,それぞれ,たち,つながり,とおり,ところ,もの,よう,イエロー,インター,カナダ,サイクル,シカ,ストーン,ズボン,ハチドリ,バランス,ヒト,ブヨ,ミツバチ,ヤリ,一つ,一員,一種,一部,中,事実,人,人為,人間,人類,今,体,例,倫理,公園,共同,前,力,加速度,同士,唯一,問題,回路,国立,土地,多様,多種,大切,大群,姿,媒介,存在,学校,学者,安易,対,対話,市民,帽子,年,影響,役割,征服,想像,手,技術,授業,支配,改善,改変,数,文明,方,最初,本来,格好,森,植物,様,様々,歩,激増,特別,状況,狼,理解,理論,環境,生命,生存,生態,生活,生物,発展,発生,百,的,目,知識,破壊,私,米,系,結局,結果,絶滅,緑,考え方,者,自ら,自然,自覚,自重,色,花,花粉,若葉,草花,蚊,複雑,足,都会,重要,長袖,開発,関係,非常,頭,鮮やか,

■経験語彙 37種 49個 (種類率76%) 74点
かかわる,くれる,つながる,てる,できる,とまる,もつ,られる,れる,を考える,出る,出来上がる,出迎える,分かる,加える,合う,変える,変わる,始める,学ぶ,守る,尽くす,慣れる,担う,持つ,暮らす,生きる,留まる,知る,絶する,見える,踏み入れる,通う,連れる,閉じる,関わる,食う,

■総合点 83点

■均衡点 2点
 

自然との共存
   中3 あおらえ(aorae)  2026年9月1日

  フィンランド北部ラップランドはすでに北極圏に入っている地域で、冬は氷と暗闇の世界になる。その分、夏は正反対の世界となり、ラップランドの森は、あらゆる草木が一気に芽吹き、花開く。この夏の森に一歩足を踏み入れると、最初に出迎えてくれるのは、美しい若葉の緑でもなく、色鮮やかな草花でもなく、実はおびただしい数の蚊やブヨの大群なのだ。しかもその数としつこさは都会生活に慣れた私たちの想像を絶するものがある。しかし、長袖、長ズボン、蚊よけ帽子の格好で行けば、森と対話する最も重要な回路を自ら閉じることとなる。森のすべての生命がそれぞれの役割を担いながら、ともに一つの大きな生命体として生きている。だから私は自然の中の一員であるという自覚をもって生きていきたい。

 自然における生態系を理解することは重要である。多種多様な生物のそれぞれが関わり合い、一種のサイクルが出来上がる。時に思いがけないところでつながることもある。私は今の学校で始めて、生物をきちんと学んだ。それまで通っていたインターではそのようなことはなかったからだ。授業を通して、生物同士の関係は私が想像していたものよりもよっぽど複雑だということが分かった。ヤリハチドリとトケイソウの1対1の関係や、ミツバチが花粉の媒介において、非常に大きな役割を担っているということを知った。その結果、これまで何気なく見ていたミツバチが様々な花にとまる様が目に留まるようになったように、今まで見えていなかった生物同士のつながりが分かるようになる。

 また、自然の本来の姿を守ることも大切だ。人為的に自然に手を加えた例は、加えられてない例よりも多いほどだが、その結果、様々な問題が出てきたこともある。文明は加速度的に発展するという理論があるが、確かに、数百年前までは、人類は自然の一部として、生態系の一部として自然に対してそれほど影響を持つこともなく暮らしてきた。しかし、自然の一部ということは変わってはいないものの、自然に対する力は生態系を破壊できるほどに大きくなった。米イエローストーン国立公園では人の手によって1926年までに狼が絶滅したが、その結果エルカが激増したり、シカが植物を食い尽くしたりという問題が発生した。結局、1995年にカナダから狼14頭が連れてこられることとなり、状況が改善した。このように、人間が安易に自然のバランスを変えることは自重すべきだ。

 しかし、唯一ヒトのみが文明を持ち、知識・技術を持ち、自然を改変できる特別な存在であることも事実であり、人間の発展には自然の開発もやむを得ないというような考え方も存在する。しかし、「土地の倫理は、人間の役割を土地共同体の征服者から、その単なる一員であり市民へと変える。」という生態学者のアルド・レオポルドのとおり、人間は自然環境があるからこそ生存が可能である。だから、自然は人類によって支配されるのでなく、人類が自然によって支配されるべきだ。そのため、私は自然の中に存在する一員という自覚を持ち、自然とのかかわり方を考えながら生きていきたい。