ゆうりくん、こんにちは。久々の作品、すばらしい出来栄えです。なんと、現時点で学年一位です。おめでとう。
視覚系のしくみはじつに上手く出来ていましたね。相似をつかうことで、大きさを把握できるようになっていました。脳を鍛えるとは、そういった把握の仕方の経験値を上げていくことでもあるのでしょうね。
この目の仕組みのように「相対的なとらえ方」を私達はよく用いている事がわかりました。私たちの社会は自由競争の世界ですから、勉強でもスポーツでも比べることでやる気が出てくるという利点があります。「自分が気にかけている物事の基準、高低を作ることで、全体でみて自分が今どの位置にいるのかを誰が見ても共通認識できる」という分析はすばらしい。クワガタの例もいいですね。
しかし、そういった競争や比較では考えられないものも存在します。「育ってきた環境によって、物の見方に関する価値観や、考え方が違うから」という分析もうまい。だから、その人にとっての絶対価値というものがあり、それを大事にすべきですね。「昆虫学者になりたいと思っている人にとっては、昆虫の知識は必要不可欠である」は、ゆうりくんの実感ですね。
私達は何かを判断したり決定したりするときに、相対的か絶対的か、どちらの判断に拠っているのかの自覚を持っていたいものです。そして、独善的にならない判断をしていくべきですね。
<<え2020/7jみ>><<え2016/407pみ>>
ツシマヒラタさんの作文は、相対的な見方と絶対的な見方という二つの異なる視点を丁寧に比較しながら、自分の考えをしっかりと述べている点がとても優れています。
具体的な例として、学校の成績やクワガタのサイズの話を用いているため、読者にわかりやすく伝わっています。
また、異なる環境や価値観によって見方が変わることを説明し、多様な考え方を尊重する姿勢が感じられます。
特に、クワガタの話を通じて、身近な体験と社会的な視点を結びつけている点は、独自の視点が光っています。
文章全体が論理的に構成されており、相対的な見方と絶対的な見方の両方の良さをバランスよく示しているので、説得力があります。
最後に、「自分に利益が生じる見方や考え方で見てみたり、考えたりするのが大事である」というまとめも、実生活に役立つ考え方としてよくまとまっています。
これからも、具体例を交えながら自分の考えを深めていくと、さらに説得力のある文章が書けるでしょう。
【項目評価】
・複数の意見がよく書けています
・体験実例がよく書けています
・総合化の主題がよく書けています
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1217字/800字
思考点:97点
知識点:92点
表現点:91点
経験点:70点
総合点:87点
均衡点:0点
■思考語彙 28種 37個 (種類率76%) 97点
一方, 確か,、考える,。しかし,。たしかに,。例えば,」はず,あるため,くれるので,せよう,そのため,たちにとって,だろう,できるから,できれば,と思う,なので,のかも,みれば,人にとって,取ろう,学習に対して,抜かすらしい,済むため,環境によって,職業によって,行くと,違うから,
■知識語彙 78種 107個 (種類率73%) 92点
一目,一般,上手,上級,不可欠,中学,中学校,人気,位置,作法,価値,便利,個体,充実,全体,全長,共通,内容,利益,区別,南部,原産地,合計,問題,基準,場面,夏場,外国,大事,大工,女性,学年,学校,学習,学者,定期,家庭,将来,年収,建物,必死,必要,感覚,態度,成績,手元,授業,数値,日本,昆虫,最大,有効,段階,活躍,流通,物事,物体,環境,生活,相対,相手,知識,絶対,羽化,耐震,職業,自分,補強,見方,記録,評価,認識,貯金,質問,配点,順位,飼育,高低,
■表現語彙 140種 203個 (種類率69%) 91点
確か,」はず,あるため,おくら,お金,こと,さ,そのため,それぞれ,たくさん,たち,つくり,どちら,よう,イメージ,エリア,オーストラリア,クワガタ,サイズ,スラム,テスト,ニューギニア,ホームセンター,マニア,レコード,レポート,一目,一般,上手,上級,不可欠,中学,中学校,五,人,人々,人気,今,他,位置,作法,価値,便利,個体,充実,全体,全長,共通,内,内容,利益,前向き,力,区別,南部,原産地,合計,向け,問題,器,基準,場面,夏場,外国,大事,大工,女性,学年,学校,学習,学者,定期,家,家庭,将来,島,州,年収,広がり,建物,形,必死,必要,感覚,態度,成績,手元,授業,数値,方,日本,昆虫,最大,有効,段階,気,活躍,流通,済むため,点,物,物事,物体,環境,生き物,生活,的,皆,目,相対,相手,知識,私,種,絶対,羽化,考え方,者,耐震,耳,職業,腰,自分,行い,街,補強,見方,観,記録,評価,認識,誰,貯金,質問,配点,金持ち,釘,順位,飼育,高低,
■経験語彙 34種 55個 (種類率62%) 70点
、考える,いける,かける,くれる,しれる,せる,できる,と思う,やる,られる,れる,わかる,作る,入る,出す,取る,売る,就く,崩れる,打つ,抜かす,持つ,撫でる,気づく,済む,測る,生じる,異なる,育つ,育てる,行う,触る,違う,間違う,
■総合点 87点
■均衡点 0点
相対的な考え方と絶対的な考え方
中2 ツシマヒラタ(aenuyu)
2026年9月1日
視覚系は、光を介して物の形を認知する。そのためには相手の位置や大きさ、広がりを「耳で見ている」はずである。見なくても、触ってみれば、あるていど形がわかる。たしかに、触ってみれば物の形もあるていどわかるが、大きな物体を撫でてもとても「一目」ではわからない。目だって同じである。どちらが正しいかというのは、じつは質問が悪い。目はたいへん有効な感覚器だが、あまりに有効なので、有効でない点に、あんがい気づかないことがある。
私は、「相対的な見方は、私たちにとって便利である」と思う。なぜなら、自分が気にかけている物事の基準、高低を作ることで、全体でみて自分が今どの位置にいるのかを誰が見ても共通認識できるからだ。 中学校で行われる定期テストでは、合計点や順位を数値で出してくれるので、その学校内での自分の学年での順位がわかる。他にも、配点が異なる問題を出すことで、間違ってはいけない問題と、できればやる上級者向けの問題を区別している。クワガタも羽化したらサイズを測って、飼育レコードに最大の個体の全長が記録されているが、大きさを測り記録することで、皆がイメージしやすくなっている。成績も中学に入ってから五段階評価になり、皆いい点を取ろうと必死で授業態度を良くしたり、レポートの内容を充実させようとし、学習に対して、前向きにさせようとしている。このような場面でも相対的な評価や見方は活躍する。
一方で、「絶対的な見方も、私たちにとって便利である」と思う。なぜなら、育ってきた環境によって、物の見方に関する価値観や、考え方が違うからだ。例えば、外国にあるスラム街で育った人々は、家を持っている人を見るだけで羨ましいと言うだろうが、日本の家庭で育った人々は、年収が高く、貯金が上手で手元にお金がたくさんある人のことを羨ましいと言うだろう。お金持ちな家庭で育った人は、厳しい作法や規則正しい生活をおくらなくて済むため、一般家庭で育てられている人の方が羨ましいという人も、もしかしたらいるのかもしれない。クワガタもそうである。日本で流通し女性にも人気が高く、安く売られているニジイロクワガタは原産地であるオーストラリアのクイーンズランド州やニューギニア島南部では、とてもレアな種であるため、オーストラリアのクワガタマニアが日本にきて、夏場にホームセンターの生き物が売られているエリアへ行くと、その安さに腰を抜かすらしい。また、将来の就きたい職業によって必要とされている力も異なる。そのため、昆虫学者になりたいと思っている人にとっては、昆虫の知識は必要不可欠である。しかし、大工になりたいと思っている人にとっては、釘の打ち方、崩れにくい建物のつくりや耐震補強の行い方の知識が必要とされる。
確かに、相対的な見方にも絶対的な見方にもそれぞれの良さがあるが、自分に利益が生じる見方や考え方で見てみたり、考えたりするのが大事である。