「とても楽しい体験が伝わってくる作文ですね。
はじめに、妹さんの元気な様子や、牧場での出来事が生き生きと描かれていて、読んでいるこちらもその場にいるような気持ちになりました。
ヤギが少なくて残念だった気持ちから、一気に赤とんぼの群れに驚き、楽しくなった気持ちの変化がよくわかります。
また、3年生のときの遠足の話を入れることで、文章に広がりが出ていて、前の話や聞いた話がよく書けています。
母親から聞いた「勝ち虫」の話もとても興味深く、トンボに対する見方が変わったことがよく伝わってきました。
戦国時代の武将がトンボをモチーフにした理由を考えるところも、深く考える力が感じられます。
最後に、学校でのトンボを見ての気持ちの変化や、テストに向けて前向きにがんばろうとする姿勢がしっかり書けていて、文章の結びとしてとてもよいです。
全体を通して、たとえがうまく使われていることや、わかったことがよく書けていることも素晴らしいですね。
これからも、身近な出来事や聞いた話を大切にして、感じたことをしっかり書いていってくださいね。」
【項目評価】
・体験や出来事の描写:よくできている
・前の話や聞いた話の活用:よくできている
・たとえの使用:よくできている
・わかったことの表現:よくできている
・文章の結び:よくできている
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:952字/700字
思考点:64点
知識点:58点
表現点:67点
経験点:64点
総合点:70点
均衡点:7点
■思考語彙 15種 20個 (種類率75%) 64点
、たしかに,。なぜ,おらざる,すば,たから,たので,だから,と思う,と考える,ならば,ばかり思う,上げると,人間にとって,捕まえよう,生き抜くため,
■知識語彙 30種 45個 (種類率67%) 58点
一生懸命,上空,両手,人間,今年,以上,利家,前田,前進,友達,学校,山田,年生,後退,意外,戦国,日常,昆虫,時代,時間,武将,残念,牧場,縁起,茶飯事,身近,遠足,長野,飛行機,高山,
■表現語彙 85種 156個 (種類率54%) 67点
こと,そう,それ,たくさん,たち,とき,ところ,とんぼ,どころ,なか,ぼく,もの,よう,ん,テスト,トンボ,モチーフ,ヤギ,一生懸命,上空,両手,争い,二,人,人間,今,今年,以上,休み,兜,刀,利家,前,前田,前進,勝ち,匹,十,友達,声,好き,妹,学校,山,山田,年生,後ろ,後退,心,意外,戦,戦国,数,敵,日常,昆虫,時代,時間,村,武将,歳,残念,母,気持ち,父,牛,牧場,生き抜くため,目,県,緒,縁起,茶飯事,草,虫,話,赤とんぼ,身近,遠足,長野,頭,顔,飛行機,高山,8月,
■経験語彙 30種 44個 (種類率68%) 64点
あげる,おる,しめる,しる,せる,と思う,と考える,ばかり思う,られる,れる,わかる,上げる,下がる,出掛ける,取り入れる,向ける,呼ぶ,奮い立つ,捕まえる,攻める,気が付く,生き抜く,登る,聞く,臨む,進む,開く,飛び交う,飛ぶ,驚く,
■総合点 70点
■均衡点 7点
前進あるのみ!
小5 あけおお(akeoo)
2026年9月1日
「うわー!とんぼがいっぱい!」
2歳の妹が、両手を開いて大きな声で言った。
ぼくは今年の8月、父と妹二人で、長野県の高山村にある、山田牧場へ出掛けた。「牧場」だから、本当は牛が見られると思ったが、牧場にいたのはヤギだけだった。しかも、2頭だけしかおらず、ぼくたちは少し残念な気持ちになった。だけど、ぼくたちがヤギに草をあげ、ふと顔を上げると、上空には100匹以上の赤とんぼが飛んでいることに気が付いた。そして、ぼくたちは、一気に楽しい気持ちになった。そして、100匹以上ものトンボがいることに、とても驚いた。なぜならば、ぼくたちは今まで、こんなにたくさんのトンボが飛んでいるところを見たことがなかったからだ。
ぼくが3年生のとき、遠足で登った山にもトンボがたくさんいた。山田牧場ほどではないが、数十匹はいて、それはまるで小さな飛行機が飛び交っているようだった。ぼくもぼくの友達も、一生懸命、捕まえようとしたけれど、すばしっこいトンボはなかなか捕まえられなかった。
母にトンボのことを聞いてみた。トンボは「勝ち虫」とも呼ばれていて、縁起がよい虫だそうだ。なぜならば、トンボは後退することがなく、前にのみ進む昆虫だからだそうだ。戦国時代には、前田利家が兜や刀のツバにトンボのモチーフを取り入れてそうだ。ぼくは、この話を聞いて、戦国時代から、トンボは人間にとって身近な昆虫だったんだなと思った。そして、前田利家はとても強い武将なのに、トンボのように小さな昆虫をモチーフにするなんて、意外だと思った。だけど、いつ敵に攻められるかわからない、争いが日常茶飯事の戦国時代を生き抜くためには、「勝ち虫」と呼ばれるトンボを心のよりどころにすることで、心を奮い立たせて、戦に臨んだのではないかと考えた。
今、ぼくの学校にもトンボが飛んでいる。「勝ち虫」の話を聞いてから、ぼくはトンボが好きになった。そして、たしかにトンボは前にしか進まない。今までは、後ろにも下がるものとばかり思っていたので、本当に前にしか進まないことに驚いた。学校の休み時間、トンボを見ながら、
「よし、ぼくも前進あるのみ!」と、3時間目のテストに向けて、心のなかで兜の緒をしめた。