身近な花や公園のゴリラの彫刻から、目に見える便利さだけでは測れない価値を発見したところがすばらしいです。特に、季節ごとに服を着替えるゴリラの実例が印象的で、あなたならではの視点が光っています。
<<え2015/92pみ>>
【第一段落】:噴水やミュンヘンの自動販売機を例に、役に立たないものが人々に困惑を与え、新たな文化を生み出すという課題文の中心を捉えて要約できています。
【第二段落】:家に花が飾られていなかった場合を想像したことで、普段は当たり前に感じている花の存在が、心のゆとりを生み出していることに気づかせる書き方になっています。
【第三段落】:公園のゴリラの彫刻が夏には麦わら帽子、ハロウィンには仮装姿になるという身近な実例から、単なる置物にも季節の移り変わりを感じさせる役割があることを発見し、便利さだけでは測れない価値へと考えを広げています。
【第四段落】:「飾りは人間にとって心が満たされるものである」と主題を一般化し、「無用の用」ということわざにつなげたことで、花や彫刻について考えてきたことを、人間の心の豊かさという大きな視点からまとめています。
【考えを深めるための質問】:公園のゴリラの彫刻は、季節ごとに服が替えられることであなたにとって特別な存在になっていますが、もし誰も服を替えなくなったとしても、その彫刻には同じように価値があると思いますか。
字数/基準字数:1254字/800字
思考点:79点
知識点:74点
表現点:78点
経験点:89点
総合点:84点
均衡点:4点
■思考語彙 21種 25個 (種類率84%) 79点
。しかし,。もちろん,あろう,いれば,からこそ,くれるから,しまうはず,すると,そのため,たかも,だろう,と思う,ないかも,ないと,に思う,に思える,みると,ものこそ,人間にとって,過ぎざる,飾りこそ,
■知識語彙 53種 77個 (種類率69%) 74点
一見,不可欠,人間,仮装,住人,価値,便利,優先,全体,公園,出現,効果,効率,噴水,困惑,変化,大丈夫,存在,季節,実感,実用,彫刻,役割,心身,投入,排除,文化,日常,日本,時期,最初,本当,根本,機会,無意識,無用,無駄,照明,物事,生活,社会,空間,細工,綺麗,置物,自動,自然,販売,近所,道具,関係,雰囲気,電気,
■表現語彙 110種 188個 (種類率59%) 78点
うち,こと,ことわざ,さ,しまうはず,すべて,そこ,そのため,それ,それぞれ,ただ,たち,もの,ゆとり,よう,コイン,ゴリラ,ドイツ,ハロウィン,ミュンヘン,一見,不可欠,世の中,中,人,人々,人間,仕掛け,他,仮装,住人,何,価値,便利,優先,全体,公園,出現,効果,効率,口,周り,噴水,困惑,変化,夏,大丈夫,奥,姿,存在,季節,実感,実用,家,彩り,彫刻,役,役割,心,心身,性,投入,排除,文化,新た,日常,日本,時期,最初,服,木彫り,本当,根本,機,機会,気,気持ち,水,点,無意識,無用,無駄,照明,物事,生活,用,的,目,真,社会,私,移り変わり,空間,細工,綺麗,置物,自動,自然,色,花,華やか,豊か,販売,近所,道具,関係,雰囲気,電気,飾り,麦わら帽子,
■経験語彙 47種 71個 (種類率66%) 89点
くれる,しまう,しれる,せる,たたずむ,たつ,つける,できる,と思う,に思う,に思える,みなす,もたらす,られる,れる,わかる,与える,乾く,使う,分かる,創り出す,合わせる,咲く,噴き上げる,変わる,失う,巡る,役に立つ,感じる,感じ取る,感じ取れる,持つ,捨てる,教える,替える,果たす,気づく,満たす,着る,続ける,落ち着く,見える,調べる,送る,通る,過ぎる,飾る,
■総合点 84点
■均衡点 4点
「役に立たないもの」とは
小6 ゆい(akakiyu)
2026年9月2日
「役に立たないもの」とは
噴水はなんの役にも立たないものなのだ。そして、それがいい。とても役に立たないものが出現すると、それだけで困惑するが、この困惑が新たな文化を創り出すのである。噴水はそのためのものであろう。ドイツのミュンヘンにはコインの投入口のない自動販売機があり、その周りにはやや困惑した人々がたたずんでいる。もちろん、ミュンヘンにも噴水があるが、住人は役に立たないものとみなさないようなのだ。その点、日本はまだ大丈夫である。噴水は依然として、役に立たないものとしてあり続けている。だが、噴水に電気仕掛けの細工をしたり、照明で色をつけたりするのも良くない。噴水の真に噴水たるものを見えにくくさせる。噴水はただ水を噴き上げていればいいのである。
私の家に飾られている花は一見役にたたないように見えるが、実際は人間の「心」と関係している。花について調べてみると、花には「心身を癒やす効果」があるということが分かった。実際に美しい花がそこにあるだけで、空間全体の雰囲気がガラリと変わり、私たちの気持ちまで明るくなる。花だけに、心を華やかにさせるという効果を実感できるのだ。もし家に花が飾られていなかったとしたら、忙しい中で家の中にいながら自然を感じたり、心を落ち着かせたりする機会を失っていたかもしれない。花は何かに使うような道具ではないが、ただそこに綺麗に咲いているだけで心にゆとりをもたらしてくれる。ゆとりをもたらしてくれるからこそ、花の真の価値がわかるのだと思う。
役に立たないようなものは他にもある。それは、私がよく通る近所の公園の木彫りのゴリラの彫刻だ。一見するとただの飾りに過ぎず、社会の役に立っているようには見えないかもしれない。しかし、その彫刻は季節の変化に合わせて着ている服が替えられているのだ。夏には麦わら帽子、ハロウィンなどの時期には仮装姿などを目にすることで、私は無意識のうちに「もう季節が変わったのだな」と、日常の中で巡る季節の移り変わりを感じ取っている。ただの置物であっても、人はそこから感じ取れることがそれぞれあるのだと思う。私は置物なんてどうせ捨てることになるのではないかと感じていたが、実は生活に彩りを与えてくれているのではないだろうか。目に見える便利さだけが物事の価値ではないと、このゴリラの彫刻は教えてくれている気がする。
飾りは人間にとって心が満たされるものである。一見すると無駄に思える飾りこそが、人間の心を豊かにしてくれる不可欠な存在なのだと分かる。「無用の用」ということわざのように、役に立たないようなものこそが根本的に最も大きな役割を果たしているのではないだろうか。もし世の中が効率や実用性ばかりを優先し、こうした「一見無用なもの」をすべて排除してしまったら、私たちの社会や心は乾いたものになってしまうはずだ。無駄なものだと最初に思ったとしても、奥にある本当の価値に気づき、豊かな心を持って生活を送っていきたい。