日本の文化的カプセル
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日本の文化的カプセル
私は、未知のものに対して、なかなか一歩を踏み出そうとはしない。その理由は、未来の予測がつかないからだ。例えば食べ物。どんな味がするか分からない。もしかしたら苦いかもしれないし、美味しいかもしれない。
以前、お寿司屋さんに行った時のことだ。私はいつも、同様の定番メニューしか食べない。サーモンやいか、たこ、えびなどだ。時折、母に
「ちょっと冒険してみたら?」
と提案されることがある。しかし、毎回食べるお好みのネタを食べていたら、それだけで満腹になってしまう。それでも新規のメニューに挑戦しようという気持ちはある。しかし、最終的に到達する先は、いつも通りの無難なメニューだ。
「食べてみようかな」
と思いつつも、
「やっぱりやめておこう」
と警戒心が勝ってしまい、断念することがとても多い。
しかし、何度か冒険し、格別に美味しいお寿司を発見したこともある。それは「貝柱」である。元々、母が好んで食べていたもので、
「食べてみたら?」
と言われて注文してみた。その結果、
「何これ!美味しい!」
と思わず口に出してしまうほど美味しかったのである。現在では、お寿司屋さんに行くと必須で注文するほどになり、私のお気に入りとなった。この経験から、「冒険すると良い結果が生まれることもあるのだ」と学習した。
他にも、冒険してみて成功した事例がある。これも食べ物の話だが、パン屋に行ったときのことだ。パン屋でもお寿司屋さんと同じく、私の選択はいつも通りだ。毎回確実にメロンパンを購入する。しかしその日、パン屋に行くとメロンパンが見当たらなかった。「いつものやつがない」と、私は母に小声で相談した。過去にメロンパン以外のものを購入したこともあるが、自分の口に合うものがなかったのだ。メロンパンがないのは不本意だったが、美味しそうなものを探索することにした。あちこちを探したが、あまり良いものが見つからない。すると母が、
「これ、美味しいよ」
とクルミとあんこの入ったパンを指差し推薦してくれた。外見はとても甘そうだったが、私は甘いものが好きだから、
「じゃあコレにする」
と決意して購入した。そして、食べる瞬間が来た。甘いものが好きだから大丈夫だとは思うが、実際の味は分からない。そう思いながら、私はパンを口に運んだ。すると、
「美味しいーーー!」
と、内心とても驚愕した。この美味しさは、言葉で上手く表現できないほどだ。今まで食べたパンの中で、最高の美味しさかもしれない。そう実感した。そして、メロンパンよりもこちらのほうが格段に美味しいと感じた。
文化カプセルとは、人間にとって密接に関わっているものである。外国に行っても自分たちの文化の中で孤立するのではなく、自分の国の文化のカプセルをひよこのように破り、思いきり楽しむほうが良いのではないか。日常の生活も同じで、いつも同じ選択ではなく、たまに冒険すると新しい発見がある。日常から一歩踏み出し、新しい世界へ挑戦することも大切だと思った。