他者のとかかわりから生まれる成長
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ぼくらはじぶんの存在をじぶんという閉じられた領域のなかに確認することはできない。他者という鏡がないと、ぼくらはじぶん自身にすらなれないということだ。他者との関わりの中で、他者から認められることで、自分が何者なのかを確認することができる。僕は、自分を否定的に見るのではなく、他者との関わりの中で自分らしさを見つけることが大切だと考える。
こう考える理由は二つある。第一の理由は、他者から認められることで、自分の存在や良さを実感することができるからだ。例えば、僕は中学1年生の運動会で、クラスのみんなと大縄跳びをしたことがある。僕のクラスは約35人で、最初は3回跳ぶということも難しかった。しかし、休み時間などにみんなで練習し、「次いけるよ」「頑張ろう」と声をかけ合うことで、少しずつ跳べる回数が増えていった。最初は自分がクラスのために何ができるのか分からなかったが、練習を重ねるうちに、みんなと声をかけ合ったり、失敗しても何度も挑戦したりすることができるようになった。そして、最終的には約30回跳べるようになった。そのとき友達から「一緒に頑張れてよかった」と言われ、自分もクラスの一員としてみんなと一緒に頑張ることができたのだと感じた。また、自分の頑張りを認めてもらえたことで、「自分もクラスの役に立てた」と思い、自分に少し自信がついた。このように、他者から認められることは、自分の存在や良さを実感し、自分に自信を持つきっかけになると考える。
第二の理由は、他者との関わりの中で、自分自身を成長させることができるからだ。例えば僕は、中学1年生の国語の授業で、「なぜ鉛筆は6角形なのか。」という問いについて自分の考えを発表したことがある。僕はこの時、鉛筆が6角形なのは、転がりにくいためだと考えた。発表した後、友達から「その考え方はおもしろいね」と言ってもらえた。また、友達から、鉛筆が6角形である理由は、置いたときに転がりにくいだけでなく、3本の指で持ったときに安定するからではないかという意見を聞いた。その意見を聞くことで、自分では気づかなかった考え方に気づき、自分の考えをより一層深めることができた。さらに、文部科学省の資料でも、友達との話し合いなど、他者との協働をしている子どもは、「挑戦心」や「達成感」、「自己有用感」に関する意識が高いことが示されている。このことからも、他者との関わりは、自分のよいところや自分らしさに気づき、自分を成長させるきっかけになると考える。
確かに、「自分は~ではない」と考えることで、自分を簡単に決めることができる場合もある。しかし、他者との関わりの中で、自分の良いところや自分らしさを見つけていくことも大切である。なぜなら、他者から認められたり、自分とは違う考え方に触れたりすることで、自分では気づかなかった良さを発見できるからだ。また、「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあるように、他者を知ることは、自分自身を見つめ直すことにもつながる。だからこそ、僕は自分を否定することで「自分」をつくるのではなく、他者との関わりの中で自分の良さに気づき、自分に自信を持つことが大切だと考える。さらに、自分に自信を持つことができれば、新しいことにも前向きに挑戦できるようになる。そのため、他者との関わりを大切にしながら、自分らしさを見つけていくことが、自分自身を成長させることにつながるのだ。僕はこれから、周りの人の意見を大切にしながら、自分では気づかなかった良さや自分らしさを見つけ、新しいことにも自信を持って挑戦していきたい。