明治維新(めいじいしん)と清の改革を比較(ひかく)する歴史的な具体例を加えたことで、新しいものを受け入れることの大切さが、より説得力をもって伝わる文章になりました。自分の考えを裏付ける事例を探し、個人の問題から社会全体の問題へと視野を広げて書き直した努力が素晴らしいです。これからも豊かな知識を生かして、考えを深めていきましょう。

<<え2011/52み>>

字数/基準字数:1235字/1000字
思考点:74点
知識点:85点
表現点:85点
経験点:88点
総合点:88点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 19種 28個 (種類率68%) 74点
 確か, 第,。しかし,。一方,。例えば,あるから,あれば,いくべき,いるため,が言える,するため,だろう,ならば,のかも,出せば,少なからざる,派によって,褒めざる,選ぼう,

■知識語彙 68種 100個 (種類率68%) 85点
一生,人間,他人,他国,以降,価値,傾向,分割,列強,効率,勇気,原因,名物,存在,守旧,安全,実力,客観,必要,性質,恐怖,恩恵,意見,感情,成長,手本,批判,技術,挑戦,挫折,操作,文化,文物,料理,日本,明治維新,明確,普段,最初,未知,本能,様式,模倣,欧米,比肩,海外,状況,現代,現在,理解,積極,立場,簡単,素直,経験,結果,自分,自国,自身,行動,西洋,誰彼,近代,進歩,道具,鎖国,領土,食材,

■表現語彙 127種 202個 (種類率63%) 85点
 確か,いるため,うち,こと,これ,するため,そちら,それ,たち,なん,もの,やり方,よう,アジア,スポーツ,フォーム,フライ,プライド,メニュー,ランキング,リスク,一,一生,下,中,乞い,二,人,人間,今,他,他人,他国,以降,価値,傾向,分割,列強,効率,勇気,化,原因,名物,唐,変,存在,守旧,安全,実力,客観,害,度,後,心,必要,性質,恐怖,恩恵,意見,感情,戊,戌,成長,我々,手,手本,批判,技術,挑戦,挫折,揚げ,操作,教え,文化,文物,料理,方,日本,明治維新,明確,普段,最初,未知,本能,枠,様式,模倣,欧米,比肩,気,法,派,海外,清,点,物,状況,現代,現在,理解,的,私,積極,立場,簡単,素直,経験,結果,繰り返し,自分,自国,自身,行動,西洋,試し,誰,誰彼,近代,進歩,道具,量,鎖国,際,領土,頭,食材,鶏,

■経験語彙 46種 68個 (種類率68%) 88点
が言える,しまう,しれる,できる,られる,れる,下げる,乗る,使う,優る,優れる,出す,切り捨てる,劣る,及ぼす,取り入れる,受ける,受け入れる,好む,学べる,感じる,慣れ親しむ,成し遂げる,持つ,捉える,捨てる,探す,生み出せる,知る,知れる,繰り返す,置き換える,行う,褒める,見慣れる,親しむ,解く,計る,訪れる,試す,認める,起きる,選ぶ,関わる,隔てる,食べる,

■総合点 88点

■均衡点 5点
 

新しいもの
   高2 あうては(auteha)  2026年9月4日

 私たちが新しいものを取り入れることに抵抗があるのは問題だ。

 第一の原因は、私たち自身にプライドがあるからだ。自分たちの道具、行動が劣っていると認めたくない感情は誰もが持っているものだろう。ましてや自身よりも明確に立場が下の人が自分より優っているというのはなかなか認め難い。それが故に、人間は誰彼の隔てなく、良いものがあればすぐに取り入れるというのができにくい。例えばスポーツにおいて自分よりランキングが下の人のフォームの方が効率的であったとしても、自分のプライドを捨て、素直に頭を下げて教えを乞いにいくというのは簡単にできることではない。たとえそれが客観的に明確であったとしてもだ。そしてなんでも素直に受け入れ、良いものを自分のものにできる人が成長するのだろう。それは大きな枠でも同じことが言える。日本は鎖国を解いた後、アジアの中でいち早く明治維新を成し遂げ、近代化した。そしてその結果欧米列強に比肩できる実力を手にすることができた。一方で明治維新を手本に清で行われた戊戌の変法は守旧派によって挫折し、清はその領土をさらに分割されることとなった。現代でも同じことが言える。優れた技術は積極的に自国に取り入れていくべきだ。

 

 第二の原因は、私たちはよく知っている物、見慣れている物を好む傾向があるからだ。人間には未知のものをリスクとして捉え、よく知っているものの方を安全としてそちらを選ぼうとする性質がある。自身の経験から、よく知っているものは自分に害を及ぼさないと理解しているため、そちらを好む。他にも、人間には自分が深く関わったものに高い価値を感じる性質がある。私も海外に行って、自分がまだ食べたことのない食材を使った料理が名物料理としてメニューに乗っていたとしても、自分が普段から親しんでいる方を選んでしまう。例えば、タランチュラのフライなど、もしかしたら美味しいのかもしれないが、とても挑戦する気が起きない。私は鶏の唐揚げの方を選んでしまう。このように、私たちは未知のものに対する恐怖心を本能的に持っている。しかし、最初に少しの勇気を出せば、それ以降は恩恵を受けられる。未知の技術にも試してみる価値はあるのではないか。

 

 確かに、人間は今まで模倣を繰り返して進歩してきた。それは、他国の良い点を認め、自国に取り入れる操作の繰り返しだ。日本も明治維新の際、これまで慣れ親しんできた様式を一気に捨て、西洋の文物に置き換えていった。しかし、現在他国の技術、文化を素直に褒めずに粗探しをする意見も少なからず存在している。ただ批判するのならば実際に試してみてからの方が良いだろう。試しもしないうちから切り捨ててしまうのはもったいない。一生のうち、自分で生み出せるものは多くない。一方で学べる量は計り知れない。我々には成長するために自分たちのやり方を捨て、他人のやり方を取り入れる必要のある状況がこれからなん度も訪れるだろう。