高齢化と私たち

   高1 あおさみ(aosami)  2026年9月3日

 高齢化現象というのは、寿命が世界一、乳児死亡率が非常に低い、お年寄りがたくさんいて飢えもせずに生活できるということは日本の経済、社会が成し遂げた成果である。高齢化の伴う問題は、調節問題であり、雇用でも社会保障でもそれに合うような合理的システムが作り出されるはずだ。

 高齢化を活かしてどのようにして良い社会を作っていくかという発想が大切だ。

 その方法として第一に、高齢者に対する見方を変えることだ。つまり、高齢者は、年齢による知恵を生かして、社会に貢献する主体だと考えることである。

私は祖父母と同居しており、平日の夜や休日の昼間など共に時間を過ごす。特に祖母はご飯を作ってくれたり、一緒に洗濯物を畳んだりと関わりが多い。祖母の料理の腕はピカイチで、計量器を使わなくても、美味しい品々をつくりあげる。祖母は80歳前後なので、戦争を経験しており、田舎であっても影響は受けた。粟ごはんの話や、祖母の母が他の家に母乳を分けたという話など今では起きないようなことを話してくれる。その影響もあってか祖母は、無駄遣いはせず、物も大切に扱う。それは、裁縫でもそうだ。私が小さい頃着ていた服を、布マスクに使ったり、最終的には布巾として使ったり。お気に入りの靴下が破れた時も、人形のボタンが外れた時も、次の日には綺麗さっぱり元に戻っていた。

社会は「高齢者」と一括りにして扱うが、彼、彼女ら一人一人、特技や培ってきた知恵がある。それを活かせる社会とはなんだろうかという視点を意識して生活するべきなのだ。

 第二の方法として、高齢者にとって生きがいのある社会を作ることだ。

高齢者が経済上の理由ではなく、健康や社会参加のために働く社会は、それだけ年金制度や社会福祉の体制が整っているということだと思う。また、「予防介護」という言葉があるように、社会参加によって彼ら自身の健康や生活の質の向上も期待できる。

2025年の内閣府によると、高齢者が働く理由は、「収入が欲しいから」51%と最も多かったそうだ。また、ドイツなどと比べて「仕事が面白い、自分の活力になる」との回答が15.8%と少なかった。高齢者が経済的な不安を抱えながら働いているということである。

 しかし、今すぐに年金の額を上げる、貧困をなくすというのは無理がある。なので、高齢者が楽しくやりがいのある仕事に就けるようサポートするべきだと思う。

職業相談や職業訓練を充実させ、その人に合った仕事へとつなげる。加えて企業側も、年齢制限のない雇用体制の確立や個々が培ってきた技術を活かせる職業づくりに努めるよう、自治体や行政機関が支援するべきだ。

 確かに、技術を使って、介護や支援面を充実させることも大切だ。しかし、「」であるように、最後まで活動的で充実した人生を送るためには、私たちが高齢の人々を「高齢者」という枠に当てはめないこと、そして彼らが社会の一員として生活できることが必要になると思う。

高齢者のための職場環境の整備が、外国人や支援が必要な人、誰もが働きやすい環境づくりへと進展すると良い。