アイデンティティーという抽象(ちゅうしょう)的な概念(がいねん)について、<<え2010/504み>>
自分の内面を見つめた体験実例と結びつけて考えたことがとてもうまく書けました。体験をふり返り自分の些細な反応でも、どうしてそう感じたのか? なにが楽しいと思ったのか? なにがイヤだったのか? を書き「考える」と【こういうことだったのか】がわかってきます。★体験実例 は、作文の需要(じゅよう)な要素ですが、日々のできごとについても書くことは=考える ことにつながるので、書き出して自分の心を見つめることが良いリフレッシュになると思います。

<<え2010/561み>>あけさわさんの作文は、自分のアイデンティティについて深く考え、自分の体験を通し てその考えを具体的に説明している点がとてもよいです。特に、自分が友達を作ることに苦労した経験を素直に書き、その後の変化や成長を具体的に伝えているところは、読んでいて共感が持てます。
また、「人のふり見て我がふり直せ」という言葉を使いながら、自分の経験と結びつけている点も説得力があります。このように名言を引用し、自分の考えを支える材料としてうまく使えているのは素晴らしいです。
さらに、他者との関係の中で自分が成長できるという考えを、自分の体験をもとに具体的に説明できているので、文章に説得力が増しています。
反対意見として、否定的なアイデンティティの確立が簡単であることも認めているため、バランスのとれた考え方が伝わってきます。

【項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
名言がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1109字/1000字
思考点:74点
知識点:77点
表現点:79点
経験点:70点
総合点:82点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 19種 25個 (種類率76%) 74点
 確か,。しかし,あると,いるので,おけば,が思う,しまうから,しよう,すると,せよう,たので,だろう,できるから,できるので,と思う,また第,れざる,れると,他人にとって,

■知識語彙 57種 93個 (種類率61%) 77点
一番,一緒,一言,中学校,人間,他人,他者,以上,位置,価値,修学旅行,入学,勝手,半年,友達,同一,名言,否定,吸収,存在,実感,小学生,居場所,年生,形成,後悔,意味,成長,接触,方法,本当,構築,毎日,比較,特定,状態,独自,理由,異質,相手,短所,確保,確信,確立,確認,第三者,筆箱,簡単,結果,自分,蓄積,規定,視点,言葉,返事,長所,関係,

■表現語彙 113種 201個 (種類率56%) 79点
 確か,あら,お気に入り,かたち,こと,さら,その後,それ,だれ,とき,どこ,なか,なじみ,はじ,ふり,ぶん,ほう,ほんとう,ぼく,もの,やる気,よう,ら,アイデンティティ,カラオケ,グループ,ゲームセンター,ボールペン,一,一番,一緒,一言,中,中学校,二,人,人間,今,他人,他者,以上,仲,件,位置,作り,価値,修学旅行,入学,六,前,勝手,半年,友達,同一,名言,否定,吸収,嫌,子,存在,実感,小学生,居場所,席,年生,形,形成,後悔,怒り,性,意味,成長,接触,方,方法,時,本当,構築,母,毎日,比較,気,特定,状態,独自,班,理由,異質,的,相手,短所,確保,確信,確立,確認,私,種,立ち,第三者,筆箱,簡単,結果,自分,蓄積,規定,視点,観,言葉,誰,返事,通り,長所,関係,

■経験語彙 34種 48個 (種類率71%) 70点
いける,おく,が思う,さがす,しまう,せる,できる,と思う,はじめる,もてる,やる,られる,れる,わかる,伸ばす,作る,使う,傷つける,入る,出来る,取り出す,合う,学ぶ,怖がる,思い込む,求める,決めつける,無くす,直す,磨く,立ち直れる,触る,誘う,開ける,

■総合点 82点

■均衡点 7点
 

衰弱したアイデンティティの(感)
   中1 あけさわ(akesawa)  2026年9月4日

  じぶんがだれかということがよくわからなくなるとき、じぶんのなかにほんとうにじぶんだけのもの、独自のものがあるのかどうか確信がもてなくなるとき、ぼくらはじぶんになじみのないもの、異質なもの、それにちょっとでも接触することをすごく怖がる。自分の同一性を確保しようとするなら、~ではないというかたちで、ネガティヴに自分を規定するしかない。ぼくらはじぶんをだれかある他人にとって意味のある存在として確認できてはじめて、じぶんの存在を実感できるということだ。

 「自分は~でない。」という否定的な形でアイデンティティを確立するよりも他者との関係からアイデンティティを確立するほうが良いと思う。他者との関係の中でアイデンティティを確立させようとすると自分の居場所ができるからである。私は小学生六年生のとき、誰とも価値観が合わないというある種の決めつけからどこのグループにも入っていなかったので、特定の仲が良い人がいなかった。修学旅行で班に誘われずそこで初めて友達を作っておけばよかったと後悔した。中学校に入学してからはまっさらな状態から関係性を構築できるので、友達作りに俄然やる気が入った。入学から半年以上たった今では、カラオケやゲームセンターで一緒に行ったりもしている。本当の友達が出来たことで、立ち位置が出来たと思う。

 また第二の理由としては、他人との関係の中でアイデンティティを確立させようとすると自分が成長できるからである。自分のあらをさがすより「人のふり見て我がふり直せ」という言葉の通り他人を第三者の視点から見て自分と比較することが求められる。私は前に席が近かった子に人のものを勝手に触る子がいた。その子は私の筆箱を勝手に毎日のように開けてきて、自分が気になるものがあると取り出し、私のお気に入りのボールペンを許可なく使ったこともあった。怒りが蓄積していった私はある時その子に厳しく返事をしてしまったがその後、大人しくなったので結果的にはよかった。人は他者から吸収したもので自分を形成しているので、自分が嫌だと思うことは他人にやってはいけないことをこの一件を通じて、学ぶことができた。

 確かに、否定的な形でアイデンティティを確立する方が簡単である。私は母に一言ネガティヴなことを言われると自分はそういう人間なのだと思い込み、しばらく立ち直れない。相手に言われた言葉は、相手が思っている以上に傷つけてしまうからである。しかし、「短所を無くす一番よい方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言があるように他者との関係の中でアイデンティティを確立していく方が自分の長所を磨いていけるだろう。