【まえ先生からのひとこと♪】
「勝ち負けは必要なのか」というテーマを、体育祭や合唱コンクールなど、自分の学校生活にある複数の経験から考えられているね。特に、勝ち負けが生み出す「悔し(くやし)さや闘争(とうそう)心」と、勝敗とは別に残る「身についた力」の両方に目を向けているので、考え方に広がりがあるよ。最後には、勝敗そのものよりも「目標を達成するための意欲」が大切だと、自分なりの軸(じく)を見つけられているところもいいね。

【特に優れていた点】
・体育祭で予行練習では負け続けていたところから、「本番は勝たなければ」という思いをクラス全体の力に変えた経験が、とても具体的だね。勝ち負けが努力の原動力になるという意見に、しっかり説得力を持たせられているよ。
・合唱コンクールでは、優勝できなかった悔し(くやし)さだけで終わらず、「高音が出せるようになった」という自分に残った成長に注目しているね。勝敗と成長を別のものとして考えられているのがすてきだよ。
・最後に「目標を明確にし、計画を立てる」という具体的な行動にまでつなげたところがいいね。意見文で考えたことを、これからの自分の生き方に結びつけられているよ。

【さらなるレベルアップを目指して】
・冒頭(ぼうとう)のボッチャでは、「勝ったことで相手との関係が悪くなった」という経験が、この作文全体の問題意識につながっているね。ここで感じた「残念さ」と、体育祭で感じた「優越(ゆうえつ)感」を比べてみると、勝つことの喜びと人間関係の両面をさらに深く考えられそうだよ。
・テーマが「スポーツの勝ち負け」なので、単なる「勝ち負けの必要性」ではなく、「スポーツの勝ち負け」で絞り(しぼり)込ん(こん)で展開するといいね。

――ボッチャでは「勝ったのに関係が悪くなってしまった」、体育祭では「負けていたからこそ頑張れ(がんばれ)た」、合唱では「負けても自分の力が残った」と、三つの経験から違う(ちがう)角度の気づきを得ているのが、この作文の魅力(みりょく)だね♪
<<え2008/152み>>
 


■思考語彙 18種 28個 (種類率64%) 72点
 しかし, 確か,。しかし,。だからこそ,あるから,こだわらざる,するため,そのため,だろう,できるから,と思う,と言える,ないので,なければ,なるから,バラらしい,工夫によって,抜かざる,

■知識語彙 66種 93個 (種類率71%) 83点
一生懸命,一番,不易,予行,人生,人間,今年,今後,体育,優勝,優越,克服,全員,努力,勝利,原動力,去年,友達,反論,合唱,名言,大事,大切,実技,対応,工夫,弊害,必要,意味,意欲,意見,意識,成長,我慢,明確,時代,時点,普段,最終,本番,欲望,流行,牛車,物事,現実,生活,目標,知恵,積極,立場,絶望,総合,練習,能力,自分,自慢,自身,苦手,覇気,計画,評価,逆転,過去,達成,非常,高音,

■表現語彙 118種 197個 (種類率60%) 81点
 確か,おかげ,こと,これ,するため,そのため,その後,それ,とき,どうし,ほか,よう,ウサギ,クラス,コンクール,スポーツ,テスト,バラ,パート,プラス,マイナス,一生懸命,一番,不易,中,亀,予行,人,人々,人生,人間,今年,今後,体育,何,優勝,優越,克服,全て,全員,前,努力,勝ち負け,勝利,原動力,去年,友達,反論,合唱,名言,大事,大切,実技,対応,山,工夫,度,弊害,形,後,必要,思い,意味,意欲,意見,意識,感,成長,我慢,戦い,手,日々,明確,昔ばなし,時代,時点,普段,最終,本番,楽,欲望,歌,流行,点,焦り,牛車,物事,現実,生活,的,目,目標,知恵,祭,私,積極,立場,絶望,総合,練習,能力,自分,自慢,自身,花,苦手,覇気,計画,評価,話,身,逆転,過去,達成,非常,面,顔,高音,

■経験語彙 39種 65個 (種類率60%) 77点
いける,こだわる,しがみつく,しまう,せる,つく,できる,と思う,と言える,もつ,もらえる,れる,出せる,励む,勝ち取る,勝つ,勝てる,収める,取り組む,取り組める,向ける,咲かせる,抜く,持つ,掲げる,決まる,浸る,煽る,燃える,生かす,立てる,苛立つ,覚える,譲り合う,負ける,越える,逃す,高まる,高める,

■総合点 84点

■均衡点 6点
 

勝ち負けは大切か
   中2 あささわ(asasawa)  2026年10月1日

 今どき牛車を使う人はいない。現代なら自動車が普通だが、環境かんきょうへの負荷を考えて、科学の進歩によりタケコプターのような交通手段になるかもしれない。しかし、牛車の時代に、狭い道をすれ違う牛車どうしで譲り合いがあったように、タケコプターの時代にも譲り合いはある。これが不易だ。流行の持つマイナス面に目を向けて過去にしがみつくのではなく、流行のプラス面を見て、その弊害を知恵と工夫によって克服していくのが、最も現実的な対応と言えるだろう。

 確かにスポーツに勝ち負けは必要だ。なぜなら、覇気をもって物事に取り組めるようになるからだ。今年の体育祭で、私のクラスは予行練習の時点で全てほかのクラスに負けてしまった。そのため、ほかのクラスの人に、私のクラスは優勝しないだろうと煽られてしまいとても苛立った。しかし、負けている立場の人間が反論することもできないので、そのまま我慢して焦りだけが高まっていた。しかし、「本番は勝たなければいけない」という思いが、クラス全員を強くし、総合優勝することができた。それに、大逆転という形で勝利を収めることができたのが、非常にうれしい点である。そして、優勝を勝ち取った後には、ほかのクラスの人に自慢をすることができて優越感に浸れた。このように、勝ち負けがあることで、積極的に取り組めるような人々の原動力になる。だからこそ、スポーツに勝ち負けは必要なのである。

 しかし、勝ち負けにこだわるのはよくないという意見もある。なぜなら、身についた能力は今後も生かすことができるからだ。スポーツの話ではないが、私は去年の合唱コンクールで、惜しくも優勝を逃してしまった。とても悔しく、優勝できないと決まったときの友達の顔が絶望していたのをよく覚えている。しかし、普段の練習の中で苦手だった高音のパートを何度も練習したおかげで、高音が出せるようになった。身についた能力を生かして、歌の実技テストでは楽に高音が出せるようになり、高い評価をもらえるようになった。「ウサギと亀」という昔ばなしでも、亀は最終的に勝てないと思われていたウサギに勝ったが、実際に亀は勝ち負けを意識していなかったのではないか。亀は、目の前にある大きい山を越えるという目標を掲げ、日々練習に励み自分との戦いに燃えていたのではないかと思う。このように、勝ち負けにこだわらずとも、日々の努力がその後の生活にどう生かされるかが大切だと思う。だからこそ、勝ち負けよりも練習ん励むことが大事である。

 このように、勝ち負けにはいい面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、「人生に意味はない。あるのは欲望だ。欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせている。 」という名言があるように、目標を達成するために意欲をもって一生懸命取り組むことだ。目標を達成したいという欲望が、自分自身を高め、成長させると思う。だからこそ、手を抜かず一生懸命取り組むことが、大事なのである。私はこれから、目標を明確にし、その目標を達成するための計画を立てるなど、必ず達成するという意欲をもって取り組んでいきたい。