名前が持つ力
小6 わかば(akahime)
2026年10月1日
「私の名前は和花です。」
私が人に自己紹介をするときには大体、
「平和の和に花です。」
と紹介する。又、私は自分の名前を気に入っている。「のどか」も「花」も、どちらも私が好きな言葉だ。それに、自分の名前についてからかわれたことはあまりない。だからこの名前でよかった。もし、ドラえもんの静香ちゃんが、ジャイアンのように、活発な性格だったら、
「全然静かじゃないじゃん!」
とからかわれていたかもしれない。名前でいじられるのはよくあることだから、いじられにくい名前をもらったことに感謝している。
母に、なぜ私の名前が和花と言われるのか聞いてみた。すると、「わ」と「か」どちらも母音が「あ」なため、小さい子でも言いやすいし、皆に認知されやすいと思ったかららしい。実際、小さい子に名前を言うと、すぐに覚えてもらえることが多いことに気が付いた。又、他にも理由はあり、あまり印象付けがされにくい名前だかららしい。キラキラネームや可愛らしい響きの、名前だと、「可愛い子」に違いないと決めつけられてしまう。周りからの期待値が高くなればなるほど、がっかりされる確率が高くなるし、期待値が低いと、あまり話しかけようと思われない。本当は違うと分かっていても、名前によって、その人の性格も変化してしまうような気がするのである。母は、私の顔も性格も知らなかったから、勝手に名前で決めつけてしまうのは悪いと思ったらしい。「名は体を表す」ということわざがあるように、昔から日本人は名前から受ける印象を重要視し、対応を変える気質を持っているのかもしれない。又、自分の名前の由来・理由を知って、そこまで考えこまれていたのかと驚いた。
それに、外国語と比べ、日本語には「漢字」という概念があるから、印象の違いを受けやすいと思われる。同じ「り」という読み方をする漢字でも、「離」「李」「理」「凛」それぞれで受ける印象が変わってくる。でも、「鬼」とか、「魔」などと、不吉で不気味な意味を表す漢字は、見たことがない。多分、親が一生懸命慎重に考えているからだと思う。そして、親が慎重に取り組むのはきっと、子供の人生に深くかかわってくる大切なものだからに違いない。私は昔小説を書いていたことがあり、その人の名前を考えるときに苦労したことを今でも覚えている。その人の人生や性格を一言で表すことが難しかった。でも、お金持ちなイメージの名前には、財前、などと、漢字の意味から名前を決定したから、やはり漢字を使うことで、印象を左右させる効果が出ているのかもしれない。
人間にとって、名前とは人とつながる上で、一番最初に持たれる先入観だから、人とつながる上でとても大切なもので、人生を共にする相棒のようなものである。
「平和の和に花で和花です。」