あえとみさんの作文は、自分で判断し行動することの難しさと重要性をしっかりと捉えています。
総務委員としての具体的な体験を通じて、主体性の大切さや多様な視点から考える力を身につけたことがよく伝わってきます。
自分の経験をもとにした説明は説得力があり、読者にわかりやすく主体性の意義を示しています。
また、徳川家康のエピソードを用いて、柔軟性の重要性を歴史的な例で裏付けている点も優れています。
このように具体的な実例を挙げて論を展開することで、文章に深みが出ています。
さらに、「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である」という名言を引用し、両面の力をバランスよく使うことの必要性を説いている点も評価できます。
文章全体が論理的に構成されており、説得力のある内容にまとまっています。
あえとみさんの考えが明確に伝わり、主体性と柔軟性の両方を大切にする姿勢がよく表現されています。
【項目評価】
体験実例がよく書けています。
昔話の実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1447字/1000字
思考点:87点
知識点:100点
表現点:91点
経験点:101点
総合点:99点
均衡点:4点
■思考語彙 24種 28個 (種類率86%) 87点
しかし, 確か,、むしろ,。しかし,。だからこそ,あれば,から考える,か一方,しよう,すぎると,せるため,せれば,そのため,だろう,と考える,なると,なれば,はむしろ,はもちろん,られるから,人こそ,守ろう,持てば,関わらざる,
■知識語彙 90種 157個 (種類率57%) 100点
一番,両方,中学,主体性,主観,交流,人物,他人,他者,代表,企画,作成,価値,偏見,入学,全体,内容,処遇,判断,協力,原稿,反映,名言,周囲,固執,変化,多様,多角,大切,大名,委員,姿勢,学年,学期,学校,実態,実践,家康,家臣,寛容,将軍,工夫,幕府,役割,徳川,必要,思考,意見,成功,成否,成長,批判,提案,方向,期間,本多,柔軟,機会,正信,江戸,決断,活動,熟考,物事,状況,独断,環境,発想,発揮,目的,真摯,社会,積極,結果,総務,考案,能力,自分,自分勝手,自身,行動,規則,視点,視野,賛同,軌道,運営,重要,集会,駆使,
■表現語彙 139種 237個 (種類率59%) 91点
確か,こと,これ,さ,さら,せるため,そのため,それ,それぞれ,だれ,どちら,よう,エピソード,クイズ,クラス,グループ,スライド,メリット,一,一番,両方,中学,主,主体性,主観,交流,人,人物,他人,他者,代表,企画,何,作成,例,価値,個々,偏見,入学,全て,全体,内容,処遇,判断,力,協力,原稿,反映,名言,周囲,固執,変化,多様,多角,大切,大名,委員,姿,姿勢,学,学年,学期,学校,実態,実践,家康,家臣,寛容,将軍,工夫,幕府,強み,役割,後,徳川,必要,思考,性,意見,成功,成否,成長,戦い,批判,提案,方,方向,時,期間,末,本多,柔軟,機会,欠,正信,江戸,決断,活動,熟考,物事,状況,独断,環境,発想,発揮,的,目的,真摯,社会,私,積極,結果,総務,考え,考案,耳,能力,自ら,自分,自分勝手,自身,行動,規則,視,視点,視野,観,賛同,身,軌道,運営,道,達,重要,関ケ原,際,集会,非,駆使,
■経験語彙 55種 76個 (種類率72%) 101点
える,から考える,しまう,すぎる,せる,つなげる,できあがる,できる,とどまる,と考える,もつ,られる,れる,乗せる,付ける,偏る,傾ける,分かる,動く,取り入れる,受ける,受け入れる,受け止める,合わせる,垣間見る,変える,失う,守る,導ける,得る,応じる,感じる,拡げる,持つ,挙げる,振り返る,改める,果たす,欠く,求める,深める,生かす,生み出せる,異なる,知る,続ける,行う,見極める,解く,認める,述べる,開く,関わる,陥る,頼る,
■総合点 99点
■均衡点 4点
自分で判断し決断し行動する (感)
中3 あえとみ(aetomi)
2026年9月4日
自分で判断し決断し行動することは簡単なようにみえて、じつはとてもむずかしい。主体的に判断し行動したいという欲求をのぞけば他人や集団に依存して行動してしまいがちになる。しかし、社会生活を送る以上、自分で考え判断しなければならないのは当然のことだ。最近は「マニュアル」を与えなければなにもできず、自分自身の指針を持たないまま行動してしまう子供や大学生が多い。つまり、かれらは自分で考え判断し、決断するといった作業に慣れていないのだ。
自分なりの考えと主体性をもって行動する能力は不可欠である。この能力の重要性は中学に入学して総務委員として自ら企画の運営を行った時に感じた。私の学校は学期末になると、クラスの代表である総務委員が提案した企画を学年集会で運営する機会がある。企画は主に一学期間の振り返りや、クラスを解いて学年全体で交流を深めることを目的としたクイズやグループ活動をする。これを運営するにあたって、総務委員は企画の目的と実践する内容の考案、スライドと原稿の作成など全て自分達で行う必要がある。そのため、それぞれを個々が熟考し、積極的に行動することが求められるのだ。実践してみて結果の成否に関わらず、物事に対する主体性はもちろん、「企画を成功させるために工夫できることは何か」といった多様な視点から考える力を身に付けられた。また、この自分なりの考えをもち、積極性のある行動力を身に付けることは自分自身だけのメリットにとどまらないと考えられる。それは、実際に自分の考えを述べて企画に反映させれば、周囲と協力しながら物事をより良い方向へ導けられるからだ。主体性は自分勝手に動くことではなく、むしろ主体性をもつ方が、周囲からの賛同を得て物事を軌道に乗せられるのではないだろうか。
しかし、他人の意見も取り入れられる柔軟性も重要だ。その例として、江戸幕府を開いた将軍である徳川家康が挙げられる。家康は家臣の意見によく耳を傾けた人物として知られている。そんな家康の思考における柔軟さが垣間見えるエピソードがある。関ケ原の戦いの後、家康が大名への処遇などについて決断しようとした際、家臣の本多正信からその判断の批判を受けたことがあった。しかし家康はむしろその批判を真摯に受け止め、自身の非を認めたのだという。この家康の姿から、家康は自分のみの判断だけでなく他者の意見を受け入れる姿勢を重要視していたと分かる。もし自分の判断に固執しすぎると、人はだれしも自分自身の主観に頼り、独断と偏見に陥ってしまう。そうなれば、視野を拡げられる機会を失うだろう。だからこそ、まず他人の意見に耳を傾け、一人では生み出せない価値観や発想を得ることが重要なのだ。このように柔軟性を自分の強みとして発揮できる人こそが、環境や価値観が変化し続ける社会で重要な役割を果たすのではないだろうか。
確かに自ら物事を見極め決断する行動力も、多様な意見を寛容に受け止める柔軟性もどちらも欠かせない。しかし「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言があるように、一番大切なのはどちらか一方に偏るのではなく、状況に応じて両方の力を駆使できる多角的な視点を持つことだ。自分の考えを持ちながらも、異なる意見に耳を傾け、必要であれば考えを改める。そうした姿勢を持てば、自分自身のさらなる成長につなげられるだろう。