ゆきさん、作文を読んで、とてもよく考えながら書いていることが伝わってきました。
まず、「けんかは良いか悪いか」というはっきりした主題があり、その意見をしっかりと述べている点が素晴らしいです。
理由も二つに分けてわかりやすく説明していて、論理的にまとまっています。
特に、弟とのけんかの具体的な体験を書きながら、相手の気持ちを考えるようになったことや、仲直りの大切さを感じていることがよく伝わりました。
体験実例がよく書けているので、読んでいる人もゆきさんの気持ちに共感しやすいです。
また、「イマドキ高校生に聞くケンカの理由」というデータを引用して、自分の考えを裏付けているところもとてもよいです。
データがよく書けていることで、説得力が増しています。
さらに、「雨降って地かたまる」や「起承転結」といったことわざや四字熟語を使い、文章に深みを加えている点も印象的でした。
最後に、「ケンカ・仲違い(なかたがい)という災いの中に、和解・友情・親密の芽が潜ん(ひそん)でいる」という名言を引用していることで、文章全体の説得力が高まっています。
ゆきさんの考えがしっかりと伝わる、内容の充実(じゅうじつ)した作文でした。

【項目(こうもく)評価】
・是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
・理由がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。
・データがよく書けています。
・名言がよく書けています。
 

森リン評価 ケンカの発端 mu 10月1週 ゆき
字数/基準字数:
1239字/1000字
思考点:97点
知識点:63点
表現点:72点
経験点:71点
総合点:72点
均衡点:-3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算:
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:-3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙28種33個85%97点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙37種52個71%63点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙98種190個52%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙35種49個71%71点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1239字
 97点
 63点
 72点
 71点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 28種 33個 (種類率85%) 97点
 確か, 第,、つまり,、なぜ,。だから,。つまり,あるから,あれば,くるから,しよう,すると,すれば,それに対し,たから,たはず,できるから,できれば,と思う,ないので,になぜ,に思える,みよう,よると,わからざる,を考える,弟に対して,私こそ,良ければ,

■知識語彙 37種 52個 (種類率71%) 63点
上位,不思議,了解,人間,仕方,原因,友情,口喧嘩,同率,和解,大切,態度,暗黙,最初,次女,次男,毎回,熟語,理由,生活,発展,相手,自分,自然,苦手,親密,言葉,起承転結,邪魔,長女,長男,関係,険悪,雰囲気,音量,騒音,高校生,

■表現語彙 98種 190個 (種類率52%) 72点
 確か,いたずら,うち,お互い,からかい,きっかけ,けんか,こと,ことわざ,ごめん,その後,その間,それ,たはず,だれ,ちょっかい,つまり,ほか,もと,よう,ケンカ,データ,リサーチ,一,上位,不思議,中,了解,二,二つ,人間,今,仕方,仲,仲直り,仲違い,位,何,全て,分,原因,友情,口喧嘩,同率,和解,四,回,地,大切,姉,嫌い,子,字,年,弟,後,態度,数,新た,方,日,時,暗黙,最初,次女,次男,殴り合い,毎回,気持ち,災い,熟語,理由,生活,発展,相手,私,自分,自然,芽,苦手,親密,言葉,話し方,起承転結,逆,遣い,邪魔,長女,長男,関係,険悪,雨,雰囲気,音量,騒音,高校生,%,.,

■経験語彙 35種 49個 (種類率71%) 71点
あう,かたまる,くれる,しまう,できる,と思う,なれる,に思える,よる,られる,れる,わかる,を考える,傷つく,勝つ,始まる,当てはまる,怒る,思い浮かべる,戻る,挙げる,流れる,潜む,知る,築く,終わる,聞く,言い聞かせる,言い返す,許す,許せる,話す,謝る,起きる,降る,

■総合点 72点

■均衡点 -3点
 

ケンカの発端
   中1 ゆき(aonari)  2026年10月1日

 私はよく弟とけんかをする。弟は私のことをきらいだと言うし、私も弟が心底嫌いな時の方が多い。ケンカしている時はとても許せないように思えるが、終わった後は、なぜあんなことで怒っていたのかと不思議になることもある。私はけんかは良いと思う。その理由は二つある。

 第一の理由は、けんかをすることで、相手の気持ちを知ることができるからである。私は弟と一日一回はけんかをする。だいたい最初は口喧嘩から始まり、殴り合いのけんかに発展することが多い。だが、当然姉である私が勝つ。私が弟に怒る理由だが、生活態度が悪かったり、何かと邪魔してくるからということが多い。「イマドキ高校生に聞くケンカの理由(LINEリサーチ 2020年)」によると、長男・長女がケンカになる理由として、1位が生活態度で、37.1%で、いたずら・からかい・ちょっかいも同率1位である。そのほかの上位に、音量・騒音や話し方・言葉遣いなどが挙げられるが、全て私が怒る理由に当てはまっている。それに対し、次男・次女のケンカになる理由は、特にない・わからないが35.8%であったつまり、ほとんどケンカの原因がわからず、何となく言われたから言い返した、ということが多いのではないか。このデータをもとに、もしケンカになった時は、弟になぜ私が怒っているのかを聞いてみようと思った。ただ、起きてしまったケンカはもとには戻らないので、ケンカが起きてから数分は何となく険悪な雰囲気が流れる。だが、少しすればいつの間にか仲直りしている。その間に何があったのかということだが、その間私は、私は弟に対してこんな気持ちでこんなことを言ったが、弟はこんなことを考えていたのではないか、と弟の気持ちを自然と思い浮かべる。毎回のケンカでは、特に謝ったりはしない。お互い、このケンカはなかったことにしようという暗黙の了解があるからである。つまり、ケンカしてもいいが、その後に、お互いが相手を許しあうことが大切だということである。

 第二の理由は、けんかをすることで、逆に相手と仲良くなることがあるからだ。私が苦手で、嫌いにまでなった子とついにけんかをした。できれば謝りたくはなかったが、仕方なくだと自分に言い聞かせて相手に謝った。すると、相手の方も、私こそごめんと謝ってくれた。それから話すうちに、とても仲が悪かったはずなのに、今ではとても仲がいい。雨降って地かたまるということわざがあるように、苦手だったはずの子でも、何かのきっかけがあれば仲良くなれることがあるということである。

 確かに、けんかでだれかが傷つくことは良くないことである。だが、「ケンカ・仲違いという災いの中に、和解・友情・親密の芽が潜んでいる。」という言葉があるように、ケンカをすることで、新たな人間関係が築かれることもある。だから私は、けんかは良いと思う。起承転結という四字熟語があるように、つまり、終わり良ければ全て良しということである。