りりさん、虫の声についての作文、とてもよく書けていますね。
まず、夏のセミの声から秋の虫の声へと移り変わる(うつりかわる)様子が、まるでリレーのバトンをつなぐようだというたとえがうまく使われていて、虫の声の変化(へんか)がとても生き生きと伝わっ(つたわっ)てきました。
また、虫の声を日本人とポリネシア人だけが左脳(さのう)で処理(しょり)するという調べたことを入れて、文章に深みが出ています。
自分だけの感じ方だけでなく、調べた話やお母さんの体験(たいけん)も入れているので、文章が立体的(てき)になっていて読みごたえがありました。
さらに、「わびさび」という日本の文化に触れ(ふれ)たところも、りりさんの感性(かんせい)の豊か(ゆたか)さが感じられます。
最後(さいご)に、秋の虫の声に対するさびしさと、それを乗り越え(のりこえ)て楽しもうとする気持ちが素直(すなお)に書かれていて、心の中で思ったことがよく伝わっ(つたわっ)てきました。
全体を通して、自然(しぜん)の音に対するりりさんのやさしい気持ちが伝わっ(つたわっ)てきて、読んでいてとても心地よかったです。
これからも、身のまわりのことをよく観察(かんさつ)して、感じたことを大切に書いていってくださいね。

【項目(こうもく)評価(ひょうか)】
たとえの表現(ひょうげん):よく使えている
前の話・聞いた話:よく書けている
ですます調:よく書けている
心の中で思ったこと:よく書けている

 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:766字/700字
思考点:49点
知識(ちしき)点:61点
表現(ひょうげん)点:67点
経験(けいけん)点:54点
総合(そうごう)点:60点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 9種 13個 (種類率69%) 49点
。なぜ,。一方,いると,すると,だから,だろう,と思う,言うと,言わん,

■知識語彙 35種 41個 (種類率85%) 61点
一番,上旬,下校,以外,八幡,処理,反対,右脳,合唱,夕方,外国,存分,学期,岐阜,左脳,平行,感覚,文化,文句,旅行,旅館,日光,日本,日本人,昼間,時期,時間,最初,状態,玄関,自然,言葉,郡上,雑音,音楽,

■表現語彙 87種 138個 (種類率63%) 67点
おもてなし,かご,きれい,こと,さび,しぐれ,すてき,そう,そこ,それ,たち,とき,どこ,びっくり,まま,もの,やつ,やり方,よう,わたし,わび,スズムシ,セミ,バトン,ポリネシア,リレー,一,一番,上旬,下校,中,人,今,以外,八幡,処理,反対,右脳,合唱,声,変わり目,夏,夕方,外国,夜,大好き,存分,学期,家,岐阜,左脳,平行,年,心,感覚,文化,文句,旅行,旅館,日々,日光,日本,日本人,昼間,時,時期,時間,最初,母,気,気持ち,状態,玄関,県,私,秋,線,耳,脳,自然,虫,言葉,郡上,雑音,音,音楽,9月,

■経験語彙 23種 34個 (種類率68%) 54点
おどろく,くつろぐ,つなぐ,と思う,られる,入る,入れる,切りかえる,始まる,感じる,楽しむ,歩く,照りつける,終わる,続く,置く,聞く,聞こえる,見える,話す,調べる,食べる,鳴く,

■総合点 60点

■均衡点 3点
 

自然からの贈り物(清書)
   小4 りり(riri)  2026年9月4日

  下校中、ジリジリと照りつける日光に心の中で文句を言いながら、歩く日々。耳からはセミの声が入ってくる。ようやく家についてくつろぎながら、おやつを食べていると…聞こえてきた。セミと秋の虫の大合唱だ。「虫しぐれ」と言うのだろうか。新学期が始まってすぐ、9月上旬は夏と秋の変わり目。今、昼間はセミ、夜は秋の虫という状態が続いている。そして今は夕方だ。セミと秋の虫がまるでリレーのバトンをつなぐ時と言わんばかりに鳴いているのだ。

最初に聞いたときはびっくりした。反対に今では「おもしろいなぁ。」と思っている。なぜかと言うとふつうは平行線のことなる時期に鳴く虫が、同じ時間に鳴いているのだから。

 虫の声を「きれいだなぁ。」などと感じるのは日本人だけなのかどうか、私は調べた。すると、日本人とポリネシア人だけが虫の声を左脳で処理するという。左脳は話す言葉などを処理する脳だ。一方それ以外の外国人は右脳といって音楽や雑音を処理する脳で聞いているそうだ。一番おどろいたのは私たちの脳は言葉と同じ感覚で虫の声を処理していることだった。私は自然のすてきなものを感じられるのは良いことだと思う。

 私の母は旅行で岐阜県の郡上八幡に行ったことがあるそうだ。そこの旅館ではスズムシを入れた虫かごを見えないように玄関に置き、音だけ聞こえるようにしてあったそうだ。そのとき母は、「おもてなしのやり方がすてきだな。」と思ったそうだ。わたしは日本の文化の「わびさび」でとても良いと思った。

 秋の虫の声はとてもきれいで美しく大好きだけど、どこかさびしいような気がする。まるで一年が終わったようだ。でも、こうしてさびしいまま終わっていられない。これからは気持ちを切りかえて、秋の虫の声を存分に楽しんでいきたいと思う。