大切な遊び
小5 なな(akasona)
2026年10月1日
「がんばれ。あとちょっと。」
と友達が大声で叫んでいる。私が遊びの中で1番好きなのは、ポニーエクスプレスだ。そのことを考えるだけで気持ちがぱっと明るくなり、元気がわいてくる。ポニーエクスプレスとは、二つのチームに分かれて校庭のトラック上をそれぞれのチームが反対側の場所から一人ずつ同じ方向に走り、相手チームの走者を追いかけるゲームだ。一周したら次の人に交代し、それを繰り返して相手チームに追いつくことを目指す。ただ速く走るだけではなくチームのみんなで力を合わせるところがおもしろい。特別な道具もいらず、自分の体ひとつで挑戦できるところも気に入っている。
私は自分の番が近づいてくると少し緊張し、相手に追いつきたい、追いつかれたくないという気持ちが強くなってくる。友達から声をかけられると、もっと頑張ろうという気持ちになる。自分の番になって走り始めると、最初は体が軽く、足が自然に前へ前へと出ていく。まるで地面に押し出されるような感覚になってわくわくする。ポニーエクスプレスを楽しんでいる間は、不思議と気持ちがすっきりしていく。風がほおに当たる感じや、周りの景色が後ろへ流れていく様子を見ていると、学校の出来事や毎日の小さな悩みを忘れることができる。また、自分一人のためではなく、チームのために頑張っていると思うと、苦しくても最後まで走ろうという気持ちになる。チームのために自分の力を全部出し切ったときの達成感を味わえたり、走った後すっきりした気分になれる。これがポニーエクスプレスを好きな理由である。
お母さんに子どものころ何をして遊ぶのが好きだったのか聞いてみた。するとお母さんは、
「やっぱり正直なところテレビゲームでしょ。テレビの大画面で音楽がついていて迫力があるし、ステージをクリアした時は達成感があるから。でも一度始めると面白すぎてなかなかやめられないのが難点、なーんてね。」
と笑っている。今のようにいろいろな種類のゲームがあるわけではなかったけれど、それでも夢中になって遊んでいたらしい。お金と時間があったらまたやりたいとも言っている。おばあちゃんともゲームで対戦したりして、親子で楽しい時間を過ごしていたそうだ。私も家族と一緒にテレビゲームをしてみたいという気持ちでいっぱいになった。でも今家にテレビが無く、お母さんにゲームばかりしてないで勉強しなさいと言われるので、アイパッドで少しだけやることにしている。
遊びの時間は勉強をしていないのであまりよくないと思われがちだが、私は遊びの時間もとても大切だと分かった。遊ぶことで気分転換ができたり、楽しい気持ちになったりするからだ。また、友達や家族と一緒に遊ぶことで、コミュニケーションをとる機会にもなる。「よく学び、よく遊べ」ということわざがあるように、勉強する時間だけでなく、遊んで心や体を休ませる時間も毎日の生活の中で大切なのだと思った。そして私は
「がんばれ。あとちょっと。」
と声をかけられながら、今一生懸命走っているところだ。