柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺

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 色づいたカキは日本の秋を彩る風物詩である。柿は中国で生まれ、日本で大きく発展した果物だ。また、日本名のままで世界に通用する数少ない果物でもあり、かつて日本の農家は庭先に、必ず柿の巨木があった。柿には、「熟しガキ」という時期がある。渋みがなくなり、果実が赤く完熟し、種も充実するその「熟しガキ」の時期こそが動物たちの食べたい気持ちと、種を運んでほしい柿の思いが一致するときなのだ。江戸時代には、渋抜き法が発達し、渋柿は「熟しガキ」の前に食べてしまう、人の出現は柿の進化にとって、勘定外だった出来事に過ぎなかったのではないのか。

 柿には、ビタミンC、β-カロテン、カリウム、タンニン、食物繊維などが豊富に含まれているため、栄養価が高く、特にビタミンCは、みかんの二倍リンゴの二十三倍と柿のビタミンC含有量は、百グラムあたり七十ミリグラム、渋抜き柿は五十五ミリグラムだ。だが、柿は非常に食べにくく、口に残ることが多い。それに、食べ過ぎてしまうと、肌寒くなる。なぜなら果物には、胃腸に血液が集中し、血流が減少する。これにより、体温調節が乱れ、肌が冷たく感じることがあるからだ。干し柿の栄養素は、生柿の栄養素にパントテン酸、葉酸、マンガン、リン、ポリフェノール、「柿霜」が追加されている。「柿霜」は、柿の果糖とブドウ糖が表面に出て結晶化したもので、漢方では、咳やのどの痛み・口内炎に効果があるとされている。干し柿は非常に自然派のお菓子だ。昔から二日酔い防止、高圧的予防に効果的と言われてきた。さらに豊富な商物繊維は整腸作用に優れる、腸のバランスを整えてくれる。

 上に、果物を食べすぎる肌寒くなると記した。ここで母の話だ。母は、結婚した当時果物を多くもらっていた。その時、柿を枝ごともらったことがあった。母は、その柿を見たときに「⁉」と頭の中で思ったそうだ。極端に言えば、皆さんが想像する、百倍はあったと話している。その柿は、甘柿だったことから、母と父は、腐ることがないように死に物狂いで食べた。母は、限界にだんだん近づき、手が止まってしまうと体に異変が…「ぶるぶる」と体が震える。その時の母は、果物を食べすぎると、体温調節が乱れ肌が冷たく感じることを認知していなかった。ぼくは、果物を食べすぎるという経験が少ないため、想像がつかないが母の経験が頭の中に入ってこないが科学的に認められているということは、正確でかつ人間味があるということだと考えた。

 「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺 作:正岡子規」この俳句の季語は、柿で、法隆寺の茶店で柿を食べていると鐘が鳴った情景を詠んだものである。柿という言葉は秋という季節につながる、このことからぼくは、昔から日本では、柿が秋の果物として親しまれていたのだと感じた。日本人にとって、柿とは、日本だけで得なく世界で昔から親しまれ、この世界最古の国「日の本」を象徴できる食べ物であり、これからも「日本人」を支えてくれる存在になる果物だ。これからぼくは、柿を神様のような存在として扱い、食べ物を食べられることに感謝して生きていきたい。